しんちゃんの徒然なる映画日記

劇場で観た映画の感想を中心に綴っていきます。これからの参考になれば・・・

ジュラシック・ワールド

2015年08月23日 23時48分00秒 | 作品名(さ行)
第386回「あのパークは呪われているのか?いや何も起こらないと・・・」
コンピューターの発達によって、もはや実写化不可能なものは存在しないのでは?と思ってしまうくらいに色々な作品が作られ、私たちを楽しませてくれている映画業界ですが、その先駆けと言ってもいい作品が「ジュラシック・パーク」です。1993年に作られたこの作品は、映像化不可能の言われたマイケル・クライトンの原作を当時の最先端の技術を駆使して見事な作品としました。現在の流れはここから始まったと言っても過言ではないでしょう。その後、続編が2本作られてからは続編の噂はあったものの、作品として私たちの目に触れることはありませんでした。そして22年経った2015年にそれは「ジュラシック・ワールド」と名を変え、私たちの目の前に現れました。

かつて多くのトラブルに見舞われ計画が頓挫していたはずの「ジュラシック・パーク」計画は運営する会社を変え、コスタリカの同じ島で「ジュラシック・ワールド」となって運営を開始していた。大人気パークになったそこでは1日に約2万人が訪れ、色々なアトラクションで現代に蘇った恐竜たちを楽しむことができる。しかし、多くのアミューズメントパークがそうであるように、そこでも観客を飽きさせない為に常に新しい恐竜の開発が進められ、新しいアトラクション施設が作られていた。ある日、次期アトラクションの目玉にしようと遺伝子操作によって開発された新種の恐竜インドミナス・レックス。幾種類もの遺伝子が加えられ知能も高い上に共食いもする凶暴な新種がゲージから行方不明になる事件が起こる。再びパークは観客2万人を巻き込んだパニックへと突き進んで行く。

正直、前作から約20年が経過し、続編と聞いてもいまいちピンと来ない自分がいました。おそらくそれなりの作品には仕上がっているでしょうが、楽しめるのか心配しながら劇場へと向かいました。しかし、その心配は杞憂であったと物語が始まってすぐに解ることになります。前作では夢でしかなかったジュラシック・パークが見事なテーマパークとなって目の前に現れたからです。今まで想像の中でしかなかったパークの姿にすっかり魅了されてしまいました。

一番重要な脚本に関してですが、メインとなるストーリーは1作目の「ジュラシック・パーク」とほぼ同じ展開ではあります。目玉となる恐竜が逃げ出し、パニックとなり連鎖的にトラブル発生。それでもサブとなる展開やラプトルとの話などが物語に厚みを与え、見応えを与えてくれています。特にラプトルを手なずける描写などはワクワクさせてくれます。

とっても残念なのは、私はもちろん観てはいませんが、吹替版についてです。CMで観た程度ですが、主役の2人を演じた俳優さんは下手過ぎて言葉も出ませんでした。お二人とも有名俳優さんで普通にドラマなどで観るかぎりでは演技は下手とは思いませんが、声優となるとどうしてああも違和感が満載になってしまうのでしょうか?何度も言いますが、映画会社はもっと映画を大切にしてください。いい映画であればあるほどずっと残るのですから。

作品の点数としては★★★★★です。以前のシリーズでも思ったのですが、登場する恐竜の姿を楽しむ映画ではなく、恐竜の恐ろしさや凶暴さをまざまざと見せつけられる映画だと思います。個人的にはホラー映画に近いと思っています。お子さんを連れて行くと恐竜に対してトラウマを抱えてしまうのでは?と思ってしまうくらいにw

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ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション

2015年08月15日 18時56分26秒 | 作品名(ま行)
第385回「すっかり長寿シリーズとなった作品ですが、レベルが落ちないのは凄い。」
この作品がかつては「スパイ大作戦」と呼ばれていたのを知っている人はすでに40代以上になっているはずだ。さらに言えば40代である私は「新・スパイ大作戦」を観た記憶はあるが、最初のシリーズはきちんと観た記憶は無い。調べてみると第1シーズンはアメリカで1966年から始まっていた。私が生まれる前から続くシリーズ「ミッション:インポッシブル」。その有名シリーズにプロデューサーとして主演俳優として参加したトム・クルーズ。彼の人気もあり、このシリーズは大成功している。その最新作「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション」の公開日に劇場へと急ぐ私の足取りはとても軽やかでした。

IMF随一の優秀なエージェントであるイーサン・ハント、彼はとある組織を追いかけていた。正体不明の多国籍スパイ組織「シンジケート」。その存在すら確認されていないが、イーサンは暗躍するその組織は確かにあると考えていた。ある日、新たなミッションを受ける為にロンドンへと足を運んだイーサン。いつものようにミッションを確認していると、そのメッセージはイーサンの存在を消そうと考えていたシンジケートの罠だった。睡眠ガスによって拉致されたイーサン。目を覚ますとそこにはかつて死んだはずの敵国スパイがいた。拷問を受けそうになったイーサンだったが、シンジケートのエージェントであるはずの女性スパイ・イルサが救ってくれた。彼女はイギリスのMI6に所属するエージェントで潜入捜査中だった。なんとか逃げ出したイーサンだったが、時を同じくしてCIA長官アラン・ハンリーによってIMFの解体が議会に提案され、全てのエージェントはCIA所属となり、その行動は監視下に置かれることとなった。姿を消すイーサン、彼は1人でシンジケートを追いかけることになってしまう。

何に驚いたかといえば、「離陸する軍用機のドア外部に張り付き、時速400キロで高度1500メートルに上昇する機体内へ侵入!」などこの作品の最大の見せ場であるかのようにCMなどにも大々的に取り上げられているあのシーンがなんと、いきなり冒頭のシーンで、いつものタイトルバックの前に終わってしまうこと。その段階で私のニヤニヤは止まりませんでした。これは面白くなりそうだと思ってしまいました。

そう普通の作品であれば、見せ場を冒頭に持ってくるなんてことはしません。しかし製作陣には自信があったのでしょう。これ以上の見せ場がいくつも用意され、観客を魅了する自信が。それはまさにその通りでした。次々と繰り出されてくる格闘シーンにカーチェイス。水中シーンにバイクチェイス。それはもう盛りだくさんです。あれ?このシーンは何の目的の為にこうなったんだっけ?と鑑賞中に考えてしまうくらいに、早いスピードでどんどんお話は展開されていきます。

そして登場するメンバーもとても魅力的です。前作から登場したジェレミー・レナー演じるブラント。ちょっとドジでお茶目なサイモン・ペッグ演じるベンジー。時には味方、時には敵、ちょっと峰不二子のような立ち位置のヒロイン・イルサを演じたレベッカ・ファガーソン。今までのようにお色気ムンムンでないのがちょっと残念だけど。でなにより嬉しかったのは前作ではカメオ出演扱いだったヴィング・レイムス演じるコンピューターのプロ・ルーサー。彼は1作目から大好きなキャラクターだったので、今作でメンバー復帰を知った時はとても嬉しかったのを覚えています。

そしてこのシリーズの特徴でもあるのですが、作品ごとに監督が変わるということです。1作目はブライアン・デ・パルマ、2作目はジョン・ウーと毎回監督が変わり、その監督独特の演出をしながら、それでも「スパイ大作戦」らしさを失わずに撮られているのは凄いと思っていました。今作ももちろんらしさは失われておらず、見事なスパイ大作戦を見せてくれます。今作の監督クリストファー・マッカリーは帰ってきてから調べたことなのですが、私の大好きな作品「ユージュアル・サスペクツ」の脚本家であり、トム・クルーズと何度も仕事をしてきた監督さんでした。彼なら間違いなく面白い作品を作るだろうと納得させられました。

点数は文句無く★★★★★です。前のシリーズから観ていればより楽しめますが、この作品だけでもなんの問題もなく楽しめます。エンターテイメント作品のお手本のような作品でした。どうやらさらに6作目も製作が決定しているようなので、今から楽しみです。

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■HERO(2015)

2015年08月02日 18時42分14秒 | 作品名(は行)
第384回「わかりきった展開、よくあるお話、それでも・・・」
ずっと否定し続けている「テレビ局制作のテレビドラマ映画」。今回もそんな作品をご紹介することになります。これも乗りかかった舟的な作品なので、それほど期待はしていませんでした。だってここまで来るのに時間がかかり過ぎているから。今回の作品は「HERO(2015)」です。

とある夜に起こった交通事故。突然、道路に飛び出してきた女性を車で撥ねて死亡させてしまった。よくあるただの交通事故のように思えた。捜査にあたる東京地検城西支部の久利生公平検事は女性が裸足だったことが気にかかり、詳しく調査することにする。そこへ大阪地検難波支部から、かつて久利生の事務官をしていた雨宮舞子検事が現れた。事故によって死んだ女性は雨宮が担当している事件の有力な証言者であり、裁判に出廷する予定だったと。2人は事故の現場へと向かうことにする。現場を調べると近くにネウストリア大使館があり、女性はその夜にとあるパーティーでネウストリア人の男と一緒にいた写真が撮られていた。そのことから女性は大使館内にいたのでは?と関係を疑うが、大使館には日本の司法が及ばない治外法権があることから捜査は一向に進まない。久利生達はなんとか大使館を調べられないかと色んな方法を画策するが、外務省からの厳重注意までが城西支部に入り、大使館の壁は思っていたよりも高かった。それでも諦めようとしない久利生は何者かに命を狙われる事件が起こる。

以前にもHEROについてはブログで書かせてもらったことがありますが、この作品のいいところは出演者の豪華さではなく、脚本の出来の良さにあると思っています。今作に関してもテレビシリーズから担当している福田靖による脚本は良く出来ていました。流れるような展開、敷かれた伏線。そしていつもの顔ぶれによる、いつもの展開。テレビシリーズから見続けている私は安心して微笑みながらの鑑賞でした。でもそれはテレビシリーズからのファンは楽しめる作品であると同時にこの作品から観た人はその部分に思い入れが無い為に全部を楽しめる作品では無いということを意味します。

事件もどこかで観たことあるような展開だし、特に目新しさを感じることはありませんでした。久利生が襲われるところや、実はネウストリア大使が意外な人物だったりと、どちらも今までの映画の中で使われてきた展開です。それでも飽きる事無く最後まで観ることが出来たのは、このシリーズのファンであるということが一番影響しているのだろうと思います。

注目されていた久利生と雨宮の恋愛についても、おそらく一般的には低い評価であろうと思いますが、個人的にはこういう展開は嫌いじゃないので、良かったと思います。

点数としては★★★★☆です。完全にファン目線の採点であることは忘れないでください。それにしても最初のテレビシリーズから14年も経ってから第2シリーズ、劇場版となぜそんなに間隔が空いてしまったのでしょう?もっと早い段階であったら、もっと違った展開だったとは思いますが、第2シリーズの登場キャラクター達も魅力的なキャラクターが多かったのは救いです。どうせなら相棒のように定期的にシリーズにしてしまえば、なんて考えてしまうのは私がファンだからでしょう。

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