しんちゃんの徒然なる映画日記

劇場で観た映画の感想を中心に綴っていきます。これからの参考になれば・・・

ハート・ロッカー

2010年03月21日 22時54分40秒 | 作品名(は行)
第177回「アカデミー賞会員好みの映画だったのかな?」

今夜の作品は、先日行なわれた第82回アカデミー賞において、作品賞、監督賞などを含む最多6部門を受賞した「ハート・ロッカー」を観てきました。
自宅からはちょっと遠い映画館でしか上映されていなかったのですが、今年度のアカデミー賞を受賞した作品となれば、映画ファンなら観ておかないとですよね。

物語は2004年の夏。イラク・バグダッドではアメリカ軍が駐留し、イラク戦争の火種はくすぶり続けていた。主人公のジェームズは今までに数百の爆弾を処理してきた爆弾処理のエキスパート。先日、爆弾処理に失敗し殉職した兵士に代わり、ブラボーチームに配属となった。そこにはサンボーン軍曹とエルドリッジ技術兵が補佐につきチームとして、他部隊よりも死亡率5倍という過酷な任務に就いた。しかし、ジェームズの自分勝手な行動にチームは崩壊しかけていた。それでも彼らの任務は降りかかる。彼らの任務終了まで、あと38日・・・

このお話は現実のお話なのである。ドラマだからある程度の脚色はあるが、今この瞬間もイラクでは多くのアメリカ兵が死に直面しているのである。遠い昔の話でもなく、近い未来でもなく、今この瞬間に・・・

この作品を観て「ああ、アカデミー賞会員好みの作品だなぁ。」と感じました。多くの押し付けがましいメッセージ性がある訳ではないし、大物俳優さんが出ているわけではないのですが、伝えたい事はしっかりと心に届いてきます。

映画の舞台がイラクということで、遠い世界の「対岸の火事」に思いがちなのですが、同じ世界で今も現実に起こっていることなのです。こんな恐ろしい世界が身近にある世界というのは日本人の我々には想像も出来ないでしょう。

点数は★★★☆☆です。秀作ではありますが、傑作というわけではありません。アカデミー賞を獲る作品って、そういう事が多々あります。恐らく伝えたいメッセージはラストに用意されていたのですが、あまりにもアッサリ通り過ぎます。それにあの子供のプロットも解かりづらい。もっと直接的でもよかったのでは?と思いました。
爆弾処理の現場での臨場感や緊迫感みたいなものはありましたが、観終わった後にあまり印象の残らない作品だったと思います。

アカデミー賞6部門受賞と期待して劇場に行くとガッカリするかも知れません。

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シャーロック・ホームズ

2010年03月14日 22時50分33秒 | 作品名(さ行)
第176回「どっちつかずな名探偵?

「シャーロック・ホームズ」といえば、言わずと知れた世界的な名探偵の名前である。作家アーサー・コナン・ドイルが生み出した彼は天才的な推理力を活かし、数々の難事件を解決し、現在においても世界中にファンを持つ架空の名探偵。
私が彼を意識したのは小学生の時、あの宮崎駿が手掛けた「名探偵ホームズ」を見た時からでした。残念ながら、この作品はあっという間に終了してしまいましたが・・・以来、ホームズを題材にした映画などを見るようになり、彼のファンの1人となりました。そして、久方ぶりに彼が劇場に登場すると聞いて、かなりワクワクして劇場に足を運びました。

物語は1891年のロンドン。ベーカー街221Bに住むホームズとワトソン医師は、スコットランドヤードのレストレード警部に協力し、怪しい黒魔術の儀式を行い、若い女性を次々と殺害するブラックウッド卿を逮捕する。彼には死刑が言い渡され、刑は執行された。ところが処刑されたはずのブラックウッドが蘇り、再び殺人事件が発生する。再び捜査に乗り出したホームズとワトソンの2人の前に驚愕の事実が浮かび上がる。

仕事がハードな1週間だったせいか、劇場の席に腰を降ろした瞬間から眠気に襲われてしまいました。でも映画が始まれば、その面白さで眠気なんて吹っ飛ぶだろうと思っていました。しかし、その眠気は吹っ飛ぶどころか、ますます勢いを増して私に襲いかかってきました。
眠ってしまって、まったく映画を観ていなかったわけではありません。断片的なのは否めませんが・・・

面白い作品であったなら、眠気は吹っ飛んでしまい作品に集中できるはずなのである。ではどうしてそうならなかったのか?色々考えてみました。ロバート・ダウニー・Jr演じるホームズは決して非難を浴びるほど悪い出来ではなかったし、ジュード・ロウ演じるワトソン医師も意外と良かったと思いました。どちらもイメージ通りとはいきませんでしたが、「ああ、こんなのもアリかもなぁ。」と思わせてくれる説得力がありました。

では問題は何か?それは脚本とその他の俳優陣ではないでしょうか。お話については、イギリス転覆を企む犯人に挑むホームズという図式はあまり魅力的ではありませんでした。ブラックウッド卿がやっていることは、そこらへんにいるペテン師に毛がはえた程度の計画であまりに説得力がない。
そして、主演2人以外の俳優陣。特にいいキャラクターであるはずのレストレード警部が、あまりに華がない。ほぼセリフがなくて、誰が演じてもいいのではないかという扱い。かなり重要な脇役であるはずなのに・・・

以上の点から、この作品は★★☆☆☆としました。ホームズが純粋に活躍する探偵物にしたいのか、アクションを全面に押し出した作品にしたいのか、どっちつかずの内容になってしまい、私の眠気を吹き飛ばすことはできませんでした。

完全に続編を意識したエンディングに、次作での彼との対決も楽しみなのですが、もっときちんと推理をして事件を解決するホームズが観たいと思った私でした。

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ライヤーゲーム/ザ・ファイナルステージ

2010年03月07日 20時25分03秒 | 作品名(ら行)
第175回「緊迫感を持続するのは難しい・・・」

今週は「ライヤーゲーム/ザ・ファイナルステージ」を観てきました。数年前に始まったこの「ライヤーゲーム」シリーズですが、2度のテレビシリーズを経て、最終章を映画で迎えることとなりました。
テレビシリーズのファンだったので、映画を観ることは決めていましたが、映画とまでする必要があったのか疑問を抱えたまま劇場へ足を運びました。

物語は正直者を絵に描いたような主人公の神崎直のもとに、突如「ライヤーゲーム」事務局と名乗るところから、ライヤーゲームへの招待状と1億円が送られてくる。その1億円をある人物と奪い合ってください。というもの。それがこれから始まる騙しあいのゲーム「ライヤーゲーム」の始まりだった。
あっさり1億円を奪われた直は、天才詐欺師と言われる「秋山深一」を味方にして、奪われた1億円を取り返すことに成功。1回戦を勝ち抜くことができた。しかし、次々とライヤーゲーム事務局からゲームへの参加を促され、熾烈なゲームを繰り返していく。そしてついに決勝戦へ。とここまでがドラマシリーズでのお話。
映画は決勝戦の様子が描かれます。

騙しあいのゲームを見ているのは面白い。ルールの発表があり、リハーサルが行なわれるが、その時にルールの裏をかくことがゲームを勝つ為のヒントが隠されていたり、思わぬところにヒントが隠されていたりと、観ている側の観客もゲームに参加しているかのような楽しみ方ができる。

しかし、ドラマがセカンドステージに入ってから気になったのですが、ゲームに負けると億単位の負債を背負う設定なのに、参加者達にあまり緊迫感が感じられなくなったのです。簡単に1億円という数字が動く為に1億が100円みたいな感覚で扱われてしまって、ゲームに負けて、負債を払えなければ死が待っているみたいな設定だったはずなのに、参加者から、その緊迫感みたいなものが全く感じられなくて、お気楽なゲームに参加している感じを受けてしまいました。
この映画版でも、あっさり敵になったり、直に優しくされると味方になったりと、もう少し命のやり取りに近いゲームをしている緊張感みたいなものがあったらなぁ。と思いました。

点数は★★★☆☆です。ドラマシリーズのファンだった人にはオススメですが、そうでない人にはテレビで観れば十分な作品ですかねぇ。
やっとわかった黒幕がああいう事では、ちょっと物足りないエンディングでした。

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