しんちゃんの徒然なる映画日記

劇場で観た映画の感想を中心に綴っていきます。これからの参考になれば・・・

キック・アス/ジャスティス・フォーエバー

2014年02月23日 23時46分43秒 | 作品名(か行)
第336回「鮮血が飛び散る中で魅せる、正義の光」
先々週末、先週末と2回に渡って私の住んでいる所を襲った大雪の影響で、映画館そのものが閉鎖してしまい、観たい作品をすっかり見逃してしまっている状況になってしまいました。やっとこの週末に「キック・アス/ジャスティス・フォーエバー」を観ることが出来ました。なんだか久しぶりに映画館へ行った感じがして、やっぱり映画っていいもんだなぁ・・・と再確認した週末でした。

さえない高校生のデイヴは、夜になるとコスチュームに身を包み、街へ出て犯罪者と戦う「キック・アス」としてヒーロー活動に明け暮れる日々を送っている。高校生となったミンディはかつて父親と共に「ヒット・ガール」「ビッグ・ダディ」としてヒーロー活動していたが、犯罪者に父親は殺されてしまい、今は父親の親友のマーカスに引き取られ、普通に生活していた。そんなある日、デイヴは元ギャングで運動家のスターズ・アンド・ストライプス大佐とスーパーヒーロー軍団“ジャスティス・フォーエバー”を結成し、仲間と共にさらにヒーロー活動に精を出す。一方、かつてキック・アスに父親を殺されたレッド・ミストがマザー・ファッカーと名前を変え、その恨みを晴らそうと凶悪な犯罪者達を金で雇い、スーパー悪役軍団を結成。キック・アスの命を狙って動き出すのだった。

私は前作「キック・アス」を劇場で鑑賞していません。それは正直、前作があれほど良く出来た面白い作品だとは全く思っていませんでした。劇場公開後、数か月が経過しBSで放送されたのを観てから、すっかり魅了されてしまったのです。もちろんアメコミ映画好きを公言しているのだから、すんなり受け入れることが出来るのは当たり前と思うかも知れませんが、この作品は普通のアメコミ映画(スーパーヒーロー映画)とはちょっと趣が違うのです。

かなり派手な暴力描写が随所に描かれていたり、主人公であるキック・アスは特殊能力も無いし、大金持ちでもありません。街で出会った犯罪者達にボコボコにやられるわ、車に跳ねられて入院したりと、ちょっと普通のヒーロー物とは一線を画す作りなのに、それがとても良く出来ていて、面白かったのです。そして当然のように続編が製作されました。期待しないわけがありません。

登場するキャラクター達もかなり魅力的です。冴えない主人公のデイヴもいい味出していますが、前作で衝撃的なデビューを飾ったクロエ・グレース・モレッツが演じたヒット・ガールが前作にも増して魅力的に描かれています。彼女の活躍によって成り立っている作品と言っても過言ではないでしょう。それでいて、物語の展開もスピーディーで観客を全く飽きさせない作りになっています。

そして前作よりもキャラクター数が増えて、見応えもバッチリです。特にストライプス大佐を演じたジム・キャリーです。線が細いイメージのある彼がムキムキのマッチョな元軍人を演じているのですが、予告編で観た時にはジム・キャリーが演じていると気が付かないくらいに全くの別人になっています。(もちろんいい意味ですが)そしてそんな重要なキャラクターを惜しげもなく使うあたりが(意味深)この作品らしいところです。

点数は★★★★☆です。暴力描写や残虐なシーンが多いので万人向けの作品ではありません。(しっかりとR15指定です。)マイナス点としてはスピーディーな展開は良かったのですが、特に驚くような展開や観客を引き込む伏線が無かったのが残念でした。逆に言えばとても観やすい映画なのかも知れませんね。

前作を超えはしませんでしたが、及第点だったような気がします。続編を意識したエンディングだったので、おそらく続編が作られるのでしょうが、きちんと練られた脚本をお願いしたいですね。その頃にはクロエはもっと大女優になっているのかな?

キック・アス ジャスティス・フォーエバー [Blu-ray]
アーロン・テイラー=ジョンソン,クロエ・グレース・モレッツ,クリストファー・ミンツ=プラッセ
NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン


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マイティ・ソー/ダーク・ワールド

2014年02月03日 00時35分48秒 | 作品名(ま行)
第335回「そして物語は、さらなる広がりを見せる」
今週の作品は、もう誰が何と言おうと「マイティ・ソー/ダーク・ワールド」です。来年公開予定の「アベンジャーズ2/エイジ・オブ・ウルトロン」へ向けて着々と進行していくマーベルワールドの作品群の1つであるこの作品は雷神ソーを主人公とした物語だ。「アイアンマン3」から始まったフェーズ2はますます盛り上がりを見せてくれます。

かつてアスガルドはダークエルフの住む世界「ダーク・ワールド」と熾烈な戦争を繰り広げていた。戦いは最終兵器「エーテル」を使うことでダークエルフが勝利を収めようとしていた。しかし、寸前のところでアスガルド側がエーテルを奪還し、勝利を収める。それから多くの時間が経過し、時は現代。ロンドンで重力場異常が観測され始める。その調査を始めた天文物理学者のジェーンは偶然に見つけたエーテルの隠し場所で自らの身体にエーテルを取り込んでしまう。重力場異常は惑星直列による9つの世界の境界があいまいになってしまう現象の一端だった。世界を滅ぼしてしまうほどの強力な兵器を身体に有してしまったジェーンを狙いダークエルフ達が地球へと侵攻し始めた。危険を察知したソーはアスガルドから再び地球へとやって来た。久しぶりの再会を喜ぶ間もなく2人はアスガルドへと移動し、ジェーンの検査が始まる。するとエーテルの在りかを察知したダークエルフは軍勢をアスガルドへと侵攻させる。多くの犠牲を払ったものの何とかダークエルフの攻撃を凌いだものの、このままでは何度でも攻撃を仕掛けてくるのは明白。さらにジェーンの身体からエーテルを取り除く事が出来るのもダークエルフだけ。そこでソーが助けを求めたのは、かつて自分たちを苦しめた仇敵であり弟であるロキだった。2人は協力して危機を抜け出すことは出来るのか?

1作目は粗野で傍若無人で未熟なソーが成長し、王としての資格を手に入れるまでの物語でした。さらには「アベンジャーズ」へ向けて、ソーを登場させる要素を多く含んだ作品だったので、ちょっと説明的な場面が多かった印象を受けた作品でした。しかし、今作は前作と「アベンジャーズ」を経て、ソーのキャラクターや世界観などが馴染んだ状態での作品だったので、作り手も余裕があったのか、小ネタも満載のかなり面白い作品になっていました。地下鉄に乗ったり、玄関先にムジョルニア(ハンマー)を掛けたり、ソーがジェーンの男友達にヤキモチを妬いたりと、さらに深みのある作品に仕上がっていました。

そして、何よりの収穫はトム・ヒドルストン演じるロキの存在でしょう。このブログでも何度も書いているように魅力的な悪役の存在は、こういうヒーロー映画には欠かせない要素なのですが、このロキというキャラクターほど魅力的なヴィランはなかなか出会うことが出来ないのではないでしょうか。正直、主役であるソーを凌駕してしまっているのでは?と思うくらいにいい悪役でした。今作でもその魅力的な悪役っぷりは健在です。それはもう今後の展開が楽しみなくらいに。(熱狂的なファンが彼のスピンオフを求めて署名運動をしているらしいです。)

作品の点数は限りなく満点に近い★★★★☆です。マイナス点としては今作の悪役であるダークエルフというキャラクターがちょっとぼんやりした設定で、最終兵器と恐れられたエーテルもどう怖いのかイマイチ伝わらなかった点でマイナスしました。それでもアメコミ映画好きの私としては満足できる作品でした。もう今後の作品が楽しみで仕方ありません。特に今年は「アメイジング・スパイダーマン2」に「X-MEN フューチャー&パスト」「キャプテン・アメリカ/ウィンターソルジャー」と続々とアメコミ映画が公開されるので楽しみです。

あ、日本人である私としては浅野忠信さん演じるホーガンがほんの少ししか出番が無かったのが残念で仕方ありませんでした。他のメンバーはもっと出番があったのに、ホーガンは冒頭とエンディング近くの数シーンだけでした。

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クリス・ヘムズワース,ナタリー・ポートマン,トム・ヒドルストン,アンソニー・ホプキンス,ステラン・スカルスガルド
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