しんちゃんの徒然なる映画日記

劇場で観た映画の感想を中心に綴っていきます。これからの参考になれば・・・

県庁の星

2006年03月26日 14時58分35秒 | 作品名(か行)
第41回「主人公は、織田裕二ではありません。」

今週ほど、浜松でのスクリーンの少なさに悲しくなったことはありませんでした。SF好きを公言している私としては、今週は「サウンド・オブ・サンダー」が観たいに決まってるじゃないですかぁ。しかし、浜松では上映している映画館が無いんです。(泣)
テンションの下がったまま、なんとなく映画館へ足を向け、なんとなく観たのは「県庁の星」でした。

正直、織田裕二という俳優さんは好きではありません。どんな役でもできるのですが、捉えどころがないというか、愛着が湧かないというか、なぜなのかはわからないのですが・・・だからそれほど作品に執着があったわけではありませんでした。
しかし、この作品がヤフーの映画ページのユーザーレビューで高得点だったのは知っていたので、それが本当なのかを確かめてやろうと鑑賞する事にしました。

結論から先に言ってしまうと、このお話は映画向きの脚本じゃないような気がします。話の中心がスーパーと県庁舎での展開が中心になっているので、映画にしてはこじんまりした感じを受けました。それに2時間という時間の制約もその要因の1つだと思います。1クール(3ヶ月)という時間の中で、スーパーでの店員さんの掘り下げや、県庁内での派閥闘争や、官民の癒着など、もっとゆっくり描いたほうが観ている人の心を掴んだのではないでしょうか。時間の制約のせいで、なぜ織田裕二扮する主人公がプロジェクトから外されたのかや、県知事(酒井和歌子さん)の最後の場面での行動の意図など、いまいちスッキリしないところが幾つかありました。

映画の中で、偏った考え方をしている主人公と、リストラ寸前のスーパーが変貌していく姿には、清々しい気持ちになりました。映画の中心が主人公だけでなく、頑張っているスーパーの店員さん達にも向けられているのは、良かったと思います。主人公だけが変化していったのでは、そんな風には思わなかったことでしょう。

点数としては、★★★☆☆ってところです。映画の途中で思ったのですが、織田裕二が派遣されるスーパーでのお話は、あれじゃあ、伊丹十三監督の「スーパーの女」をパクったのかと言われるくらい酷似していたような気がします。もうちょっとひねったほうが良かったような・・・

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イーオン・フラックス

2006年03月12日 04時01分20秒 | 作品名(あ行)
第40回「B級以上、A級未満」

今夜は「イーオン・フラックス」を鑑賞してきました。SF好きな私は予告編ですでにやられてしまいました。まるで「マトリックス」を彷彿とさせるような映像、シャーリーズ・セロンの黒タイツに包まれた美しいシルエット。こういう時は、だいたい映画そのものは、つまらない事が多いんです。

今回の映画はいい意味で裏切ってくれました。舞台は2415年の人類最後の都市「ブレーニャ」、完全に統制された世界では、完璧な生活を人類は送っている。その完璧すぎる世界に疑問を感じた人達が、その束縛された世界から抜け出そうと反政府組織「モニカン」を創設。その組織の工作員の一人、イーオン・フラックス。彼女に最終指令が下された。簡単にいうと、そんな内容です。
SF作品なので、細かいところを気にすれば、色々と辻褄が合わないところや、説明不足なところがあるんですが、映画としては完成度の高い映画だと思います。物語の真相も納得できるし、エンディングまでのテンポもいい。93分という短い時間ですが、物足りなさは感じませんでした。ですので、「B級以上、A級未満」って表現になりました。

点数は★★★★☆ってところです。SF好きの欲目が1点入ってると思ってください。人類を滅亡寸前まで追いやったウィルスがどんなものだったのかという説明(シーン)があったら、もっと深みがある物語になった気がします。回想シーンも断片的でなく、もっと完全に時間軸をずらしても、良かったかも。時間軸をずらしたラストシーンでは、鳥肌が立つくらい素敵なシーンだったから。

あんまり喋るとネタバレになりそうなので、こんな文章になってしまいました。映画を観ていない人には、なんだかわからないかも知れませんね。「マトリックス」を観た時に似たような感覚に浸れる映画ってとこでしょうか?くれぐれも、安易に続編は作ってほしくないですけどね。(笑)

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機動戦士Zガンダム3-星の鼓動は愛-

2006年03月05日 11時00分38秒 | 作品名(か行)
第39回「やはり、最後までツギハギだらけの作品でした。」

なんだかんだ言いながら、結局最後の作品まで劇場に足を運んでしまうのは、私が「ガンダムマニア」だからでしょうか?今夜は「機動戦士Zガンダム3-星の鼓動は愛-」を鑑賞してきました。1作目、2作目の時にも、さんざん言ったのですが、またもや、古い映像と新しい映像のゴチャゴチャぶりには、怒りすら覚えてしまいました。しかも、前作の「恋人たち」よりも古い映像が多いんじゃないかと思うくらいに・・・最後の作品だというにも関わらず、古い映像ばかりが目立っていました。

さらに腹が立ったのは、サラ・ザビアロフの声優さんについてです。前作でゲスト出演という扱いだったのだと思いますが、女優の池脇千鶴さんが演じていたのを皆さんは覚えていますでしょうか?本職でないというか経験不足からくる、浮いたような馴染んでいない様子を私は暖かい目で見守っていました。古い作品を古いままにしない制作サイドの挑戦にも心意気みたいなものを感じていました。
それが今回の作品では、別な人物が演じていたのです。どんな理由があったのかはわかりません。最初から、彼女の出演は2作目だけと決まっていたのでしょうか?サラというキャラクターが3作目まで登場するのは、最初からわかっていたことだったはずです。にも関わらず、2作目ではゲストを呼び、3作目ではあっさりと別の声優さんにするという行為はどうしてなのでしょう?私の中では、サラとカツの恋愛模様は悲恋ながらも心に残っていたプロットだったので、どうしてそうなったのか憤りを感じました。

リアルタイムで観ていた中学時代にも感じたことだったのですが、この「Zガンダム」という作品は、物語が最後に近づくにつれて、あまりにも人間離れしたことが起こりすぎて、ちょっと首を傾げてしまったことを思い出しました。確かに、どんなに優れたモビルスーツに乗っていても、その中で動かしている人間が中心であるという考え方は、間違っていないと思うのですが、戦いの最中に起こる「あの様子」はなんだか不思議な感じがしてしまいました。

さんざん文章を書いてきて、改めて実感したのですが、「やっぱりこの作品はガンダム好きな人しか楽しめないかも」と思いました。すんなりとは入れないくらい複雑なストーリーに加えて、再編集の為の早い展開。とっつきにくさは、天下一品でしょう。
劇場内も二十代後半から四十代くらいの男性ばかりの、むさ苦しい(笑)状態でした。

点数は★★☆☆☆です。エンディングがテレビ版とは違い、前向きな終わり方だったのは救いだったと思います。あの終わり方にしなくちゃ、そのまま「ZZ」に突入するしかないでしょうけどねぇ。

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