しんちゃんの徒然なる映画日記

劇場で観た映画の感想を中心に綴っていきます。これからの参考になれば・・・

ソウ5

2008年11月30日 13時01分30秒 | 作品名(さ行)
第115回「すべてはこれから起こる惨劇の序章・・・」

さて今夜の映画は、年に一度のお楽しみといいましょうか。毎年恒例になりつつある作品。「ソウ5」を鑑賞してきました。正直、毎回この作品を観る度に、「もう、続きはないだろう。」「もうネタ切れだろう。」と思うのですが、それでも年に一度は必ず公開されるのです。しかも、その作品が無理やり作ったものでなく、観終わった後に「なるほど」と納得させられてしまうのは、見事だと思います。

友人が言いました。「あの、ダイ・ハードですら、まだ4作目なんだよぉ。」おそらく、あの名作ですら、まだ4作目までしか制作されていないのに、もう5作目まで作られちゃったのと言いたかったのだと思いますが、SAWとの比較にダイ・ハードを持ってきたセンスに、脱帽です。(笑)

さて肝心の映画のことですが、相変わらず目を背けたくなるような残忍な仕掛けばかりです。いつも思うのですが、「ジグソウの言うことをよく聞いてれば、そんなに痛い思いしなくてもいいのに!」とスクリーンの前で歯がゆく感じてしまうのです。もちろん、そんなにうまくいったら映画として成り立たないのですが。
今回も残忍な仕掛け満載で、そりゃもう・・・痛くて痛くて、ファンの期待は裏切りません。ところが、いつもと違うのは、終わり方でした。

いつもであれば、ここで完結しても、それはそれで物語として成り立っていると納得させられるエンディングを用意しているところです。しかし、今作は2~4までの謎は(ある程度)解明されますが、今作で引かれた伏線はまったく解決しないままエンディングを迎えます。「え!ここで終わるの?」と映画館で身を乗り出してしまいました。

そういう意味で、今作はまた来年に作られるであろう「ソウ6」に向けての序章的な役割がかなり強くなっています。なので点数としては★★★☆☆ということになりました。
決して、悪い出来ではないですよ。あまりに謎を多く残して終わるからです。

それにしても、この作品ほど前の作品から観ていないとまったく楽しめないのは、珍しいですね。「ああ、あの場面まではこうなっていたのか。」など、過去の作品とのカラミが多いので、この作品だけ観ても、なんだかわからないでしょう。

すでに6作目も決定しているそうなので、また来年が待ち遠しいです。

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ブラインドネス

2008年11月23日 23時29分54秒 | 作品名(は行)
第114回「突然の始まり、そして突然の終わり・・・」(ネタバレ含む)

カンヌ国際映画祭オープニング作品、トロント国際映画祭特別上映作品など豪華な言葉が濫立している作品、「ブラインドネス」を鑑賞してきました。数々の映画祭に出品はされていますが、賞を獲ったという話を聞かないことが、映画の評価を物語っているのでしょうか?

物語は突然始まります。信号待ちの車の中、突然目の前が真っ白になり何も見えなくなったという日本人の青年。彼を助け家まで送った男、彼を診察した眼科医、彼の妻、偶然に眼科医にいた患者達、その病は次々と人々に感染していく。
政府は感染者達を古い病院に隔離し、感染を防ごうとするが病は止まることなく、全世界に広がっていく。やがて人々はその中で欲望を剥き出しにしていく。
病にかかったと嘘をついて眼科医の夫と共に病棟に入った、唯一の非感染者である彼女の運命は?

というのが簡単なお話の流れです。五感の1つである「視覚」を奪われただけで、人はこうも残忍で簡単に理性を失っていくのかと思いました。それはニコール・キッドマン主演で描かれた「ドッグヴィル」を観た時と同じ感覚でした。
極限状態に追い込まれた人間達は、己の欲望に素直で見ていて目を覆いたくなるような惨状が繰り広げられます。やがて全世界に病が充満し、施設から出た彼らは元の家で暮らし始めようとします。すると突然に病は終わりを告げます。

この作品は何を言いたかったのでしょう?全世界を巻き込んだ一大パニックは数ヶ月後には姿を消します。原因不明の病は治ってしまえば、人々はいずれ忘れていく。あの数ヶ月に何の意味があったのかは、考えることも無くなってしまうでしょう。
病にかからなかった彼女の存在の意味は?

もしかしたら、そんなことにあまり深い意味は無いのかも知れません。私の考え方としてすべてのことに意味を見つけないと気がすまないからでしょうか。映画の評価は★★☆☆☆と低いものになりました。いずれ地上波で放映されるのを待てば十分だと思います。

主演のジュリアン・ムーアは最近あまり作品に恵まれないなぁと思ってしまうのは私だけでしょうか?

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ボーダータウン 報道されない殺人者

2008年11月16日 23時51分05秒 | 作品名(は行)
第113回「実話とは考えたくないお話」

最近は私が住んでいる群馬県にも巨大ショッピングセンターがたくさん作られて、それに伴ってシネコンも増えてきました。そのおかげでミニシアター系の作品が以前よりも多く公開されるようになってきました。今夜の映画もそんなミニシアター系の1本です。作品は「ボーダータウン 報道されない殺人者」です。

物語はアメリカとメキシコの国境の町フアレスで起こった実際の事件を基に作られています。1993年から2008年までの15年間で、500件にも及ぶ女性殺害事件が起き、現在も犯人は捕まっていません。さらにこの数字は警察が把握している数に過ぎず、実際には5000件にも登ると推計されています。
主人公はシカゴの新聞社に勤める女性記者。彼女は気が進まないものの海外特派員の職務と引き換えに事件の記事を書くためにメキシコに。彼女の前に事件で唯一生き残った女性が現れたことで、事件は解決に向かうと思われた・・・。

もちろん、この映画は事実を基にしてはいますが、登場人物や犯人は架空のものです。でも恐らく仮定された犯人からはそれほど遠くはないと思います。それでなければ、数千人という人間が殺されているのに、捕まることなくいられるわけがない。
映画を観ていて、日本という国に生まれて良かったと思わずにはいられませんでした。

映画の評価は?というと、点数的には★★★★☆というところでしょうか。監督さんのこの事件を闇に葬ってはいけないという熱意は伝わってきましたが、脚本をもう少し練ってほしかった。囮捜査を始めた初日から犯人がひっかかったり、最後の対決で簡単に助けが来たりと、かなりご都合主義な仕上がりになっていました。主人公の過去のトラウマについても描き方がちょっと雑でしたね。

あまりに酷い現実を目の当たりにさせられ、決して気持ちのいい気分で映画館を出ることはできないと思います。それでもサスペンスとしては及第点だと思います。

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X‐ファイル 真実を求めて

2008年11月11日 00時17分58秒 | 作品名(あ行)
第112回「いい意味でも悪い意味でも、X‐ファイルらしい映画でした。」

これまで数多くの海外ドラマを観てきました。古くは「ナイトライダー」や「エアーウルフ」、その後は「ツインピークス」、「フルハウス」など。最近では「ER」にハマっています。今夜の映画「X‐ファイル 真実を求めて」もそんなテレビシリーズの1つです。

テレビ朝日系列で放送されたX‐ファイルは、宇宙人や超能力、UFOにUMA(未確認生物)などの超常現象に対して、FBI捜査官のモルダーとスカリーの2人が挑んで行くというお話です。私好みのテーマにすっかりハマってしまった私は、熱心にテレビを観ていたのを覚えています。

ところが、テレビ朝日での放送が(おそらく)第3シーズンで終了すると、急にその熱は冷めてしまったのでした。テレビでの放送が終了しても、レンタルビデオで借りるっていう方法があるはずなのに、なぜ借りてまで観なかったのか?
その理由は、ドラマの進行方法にありました。基本的に一話完結方式でテンポ良く、前回のお話を見逃しても、気にする事なく次の回から観る事ができるというのが、人気が出た理由の1つでもあるのですが、その中で本筋のお話の後ろで大きなお話が展開しているのです。それはモルダーの妹の誘拐事件についての話です。
そのお話が本筋の脇で、ほんの少しづつ進行していくのですが、そのスピードが異常に遅いのです。かなり大事なお話なので、すごく気になるのですが、黒幕が時々現れてはヒントだけ残して、また消えるというのを繰り返すのです。

今夜の映画もテレビシリーズと同じように、FBI捜査官の誘拐事件を軸に、超能力を持った神父が現れ、その捜査をモルダー達が解決に導いていくというお話。誘拐事件を中心にお話が進んでいきますが、それでも微妙に登場するモルダーの過去の事件への思い。テレビシリーズ終了時に解決済かと思っていたら、終わっていなかったみたいです。
そちらのエピソードも気になってしまい、どちらに気持ちを置いていいのか、迷ってしまいました。その事がテレビシリーズを観なくなった原因なんだと、この映画を観ていて気がつきました。

映画の点数としては★★★☆☆ですかね。サイコ・ホラー・サスペンスという意味ではとても面白いのですが、やはり「X‐ファイル」ですからね。らしい事件ではあるのですが、前述した悪いところまでもが、X‐ファイルらしい仕上がりになってしまっていたのがマイナス要因ですね。
テレビシリーズを見ていなくても、それなりに楽しめます。テレビシリーズのファンはちょっと物足りなく感じるかも知れません。

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レッドクリフ PART1

2008年11月02日 22時23分52秒 | 作品名(ら行)
第111回「挑戦して良かったのだと思います。」

皆さんは「三国志」はご存知ですか?実際にお話は知らなくても、タイトルくらいは知っていることでしょう。今から約1800年ほど前の中国でのお話です。
私が初めて三国志に触れたのは、小学生の時でした。当時、毎週購入していた週刊少年ジャンプで連載していた本宮ひろ志の「天地を喰らう」でした。このマンガは少年誌にはあまり相応しくない解釈で描かれていて、幼かった私には「なんのこっちゃ?」という印象しかありませんでした。実際にその作品を読んでいた時にはそのマンガが三国志を描いているとは知りませんでした。(後になって、その作品も好きになるのですが。)
それから、数年後…高校生になった私はパソコンを購入します。パソコンで何をするかと言えば、ゲームばかりでした。そのゲームの中に光栄(現:コーエー)の「三国志」がありました。そのゲームを始めて以来、私は三国志の世界観にどっぷりとハマってしまい、横山光輝に始まり、三国志をテーマにしたマンガを読み漁ることになります。
すっかり「三国志」に魅了された私が観た映画は「レッドクリフ PART1」です。

映画を観に行く前の私の気持ちは、あれだけ壮大な物語の中から、最大の戦い「赤壁」を抜き出して映画にしても、果たしてうまく行くだろうか?と思っていました。しかも、三国志を知らない人も観にくるわけで…事前に見たネット上での評判は思った通りの結果でした。
三国志を知らない人の為に冒頭に簡単な説明を入れているし、主要登場人物にはテロップをつけて対策をしている様子。それは知らない人には好評なようでした。ところが、三国志ファンからは、かなりの酷評を受けていました。
三国志ファンの私としては、やはり酷評をこのブログに載せることになるのかな?なんて考えながら、映画館へ足を運びました。

で、私の映画を観た評価は★★★★☆です。想像していた以上にいい出来だったと思います。前・後編で1本の映画ですから、正式な評価は後編を観た後になるとは思いますが、個人的には大変面白かった。
確かに細かい部分でうまく描かれていない所もあるし、何度も出てくる名前テロップはイライラしましたが、それぞれの武将もイメージ通りとまでは行きませんが、期待を裏切るほどではありませんでした。
個人的に大好きな劉備軍の面々がイメージ通りの活躍で終始、笑顔での鑑賞でした。

後編では風や火によるエピソードや、周瑜の悲劇的な運命も描かれていることを期待しています。

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