しんちゃんの徒然なる映画日記

劇場で観た映画の感想を中心に綴っていきます。これからの参考になれば・・・

SP 革命篇

2011年03月20日 23時28分55秒 | 作品名(あ行)
第218回「なぜSPでなくてはいけなかったのか?その理由とは」

この度の東北地方太平洋沖地震により、被災された地域すべての方々に対しまして心よりお見舞い申し上げます。そしてこのブログの読者でもある仙台に住んでいる方と連絡が取れていません。もし無事でこのブログを見たらどんな方法でもいいので連絡をください。心配しています。(無事に連絡取れました。)

地震の影響で金曜日まで群馬県内の映画館が営業を休止していた状況で、このブログも休止すべきか迷いました。しかし、今の私が出来ることは節電や募金、そしていつもの生活を続けることぐらいでは?と思い、営業再開した土曜日に観たかった映画を早速観に行くことにしました。その作品は「SP 革命篇」です。

前作「野望篇」から2ヶ月が過ぎ、井上達は通常任務に戻っていた。しかし、尾形の革命は着実に実行へ向けて歩を進めていた。麻田内閣に不信任案が提出されるという国会議事堂で警護の任務に就いた四係は尾形の命令により、別室で不審物を探すように指示を受ける。鳴り響く1発の銃声。尾形の人生を賭けた「革命」が始まった。多くの人間の思惑を含んだまま。井上は革命を止めることができるのか?

前作「野望篇」の時のブログにも書きましたが、この作品はSPがSPの仕事をまっとうしていたら何も起こらなくなってしまうのです。では何故この作品がSPなのか、テロリストと戦う姿を描きたいだけならば、刑事でもいいし某ドラマの特命係のような設定でもいい。その理由は劇中で語られる事となります。それは驚くほどの理由ではありませんでしたが、「ああ、なるほどね。だからSPなのか。」と納得してしまいました。
そして、今作でも見事なアクションシーンに見惚れてしまいました。刑事ものによくあるただの喧嘩ではなく、関節技や絞め技、銃を持った相手に対する構えなど、格闘技を交えたアクションシーンはとても見応えがありました。

映像的なことは見事だったのですが、脚本的なことに対して少し苦言を。全ての謎が明らかになんて言っておいて、多くの謎が残ったままで映画は終わってしまいます。多くを語るとネタバレになるので止めておきますが、尾形総一郎とは何者なのか?本当の黒幕は?等などいくつもの謎が回収されないままでした。これがファイナルエピソードとするつもりなら潔く終わらせればいいのにと、ちょっと消化不良感の残る脚本でした。

点数は★★★★☆です。ただしこの映画はテレビシリーズの延長線上に存在しています。この作品だけ観てもまったく成立しません。そして敷かれた伏線なども多く、予習が不可欠な作品です。その事をお忘れなく。

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英国王のスピーチ

2011年03月06日 18時03分50秒 | 作品名(あ行)
第217回「確かにアカデミー賞会員好みの作品でした。」

先週の月曜日に発表されたアカデミー賞。映画を好きになってからは毎年注目しているのですが、今年は特にサプライズもなく妥当な作品が受賞している印象でしたね。嬉しかったのは、個人的に「裏アカデミー賞」と呼んでいるのですが、技術系の賞を昨年のマイナンバー1だった「インセプション」が受賞していたのは嬉しかったですね。
そして今夜の作品は「英国王のスピーチ」です。今年のアカデミー賞の表を受賞した作品です。映画ファンとしてはチェックしておかなくてはですよね。さほど期待はしていませんでしたが・・・

物語は現在のイギリス女王であるエリザベス2世の父親「ジョージ6世」の実話を基に作られた作品。吃音に悩んでいた内気な国王が、言語聴覚士ライオネル・ローグの協力を得て、第二次世界大戦に向かう英国民へ向けて世紀の演説をするまでを描いた作品。

映画を観終わって2日ほど経過しますが、正直あまり印象的なシーンなどが頭に残らない作品でした。それは決して悪い意味ではなくて、映画全体に流れる雰囲気や絶妙な会話の数々が決して嫌味ではなく、心地よく観ることが出来る作品でした。
「アカデミー賞会員が好みそうな作品だなぁ。」というのが最初に思った感想でした。物語に大きな起伏はないが、最後までお話の流れが途絶えることなく進んで行く。作品賞も納得できる作品でした。

ただ苦言も少しだけ。彼が吃音に悩んでいたのはわかるのですが、治す為に何人もの専門家にアドバイスをもらったりと苦労をしたのでしょうが、その例として登場するのがたった1人だったり、苦労の末にローグに辿り着いたという感じが劇中での表現が薄い為にその苦労が伝わってこない。さらに物語はジョージ6世がまだ皇太子だった頃から王に即位するまでの数年間に渡る吃音との苦闘を描いているのに、あっさりと時間が経過するのであまり苦悩してないような印象を受けてしまう。もう少し掘り下げてもらえたら、エンディングの演説がもっと感動的に描けたのではないでしょうか。

それでも、ジョージ6世とローグとの会話や王を思う王妃など、さすがアカデミー賞の作品賞を獲得するだけの作品であると思わせてくれるだけの作品でした。点数は★★★★☆です。戦争へ向かう暗い時代を描いた映画なのにそれを感じさせないのはお見事でした。

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