しんちゃんの徒然なる映画日記

劇場で観た映画の感想を中心に綴っていきます。これからの参考になれば・・・

容疑者Xの献身

2008年10月05日 02時24分01秒 | 作品名(や行)
第108回「なぜガリレオではなく、容疑者Xの献身なのか?」

今夜の映画は「容疑者Xの献身」を観てきました。福山雅治主演のドラマ「ガリレオ」の映画版は、ドラマシリーズの時からのファンである私にとって映画化が決まってから、かなり楽しみにしていました。ガリレオこと天才物理学者「湯川学」がいかにして犯人のトリックを暴き、犯人逮捕に活躍するのかが楽しみでした。

ところが、映画の主役は彼ではなく、天才数学者「石神哲哉」と犯人である花岡靖子でした。もちろん湯川学は登場し活躍もするのですが、映画にガリレオ=天才物理学者「湯川学」が登場したのは冒頭5分の最初の事件を解決に導くシーンだけでした。
それからの彼は、天才物理学者ではなく、石神の友人としての湯川なのです。ですから、映画のタイトルに誰もが知っている「ガリレオ」ではなく、「容疑者Xの献身」とタイトルを聞いただけでは全ての人が理解できないタイトルが付いているのかと、納得してしまいました。

そして、そのことは決して映画の評価を下げるものではなく、むしろ評価を上げるものでした。石神のまさに献身と呼ぶに相応しい行動は、観る人の心に突き刺さるくらい、儚く辛い愛情でした。ドラマのコミカルなテイストも残してはいますが、全篇に渡って、辛く切ない内容でした。湯川が言います「この事件を解決しても、誰も幸せにはならない。」まさにその言葉の通り、事件は解決しますが、心に何か重たい物が残ったような感覚があります。テレビ版のガリレオを期待していくと、裏切られます。

映画の評価は★★★★★です。決して面白いと評価できる作品ではありませんが、観て損はないと思います。上映時間2時間8分なのですが、まったく時間を感じさせない作品でした。テンポがいいのではなく、まったく無駄がない作り方をしていました。

事件は解決しますが、結論(判決)は出ないまま終わります。その事はたいして重要ではないかも知れません。でも皆さんも裁判員になったつもりで、この2つの事件を審議してみてはいかがでしょうか。そのくらい考えさせられる事件です。

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福山雅治,柴咲コウ,堤 真一
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容疑者 室井慎次

2005年08月28日 03時47分51秒 | 作品名(や行)
第18回「・・・・・・の威力。」

今週は、予告どおり「容疑者 室井慎次」を観てきました。
『あ~もう~!』って頭をかきむしりたくなるような結末ではありました。ああいう犯人が一番許せないんです。以前、「交渉人 真下正義」の時に言ったんだけど、犯人に重きをおいていないって・・・。
今回は、犯人はきっちり出てきて事件は解決するんだけど、心の隅にシコリが残るような感じがしています。個人的に好きな俳優さんが演じていただけに、さらに残念・・・。

室井慎次というキャラクターを主人公にすると聞いたときは、「どんな映画になるんだ?」と楽しみ半分、心配半分って感じでした。映画を観た後の感想は、いい意味で室井慎次らしい映画でした。それだけに「踊る・・・」らしくない映画だったと思います。通常の「踊る・・・」にある、力の抜けた感じはスリーアミーゴスが登場した時くらいで、映画全体は終始、眉間にしわの寄ったまま観ているような状態でした。私的にはすごく楽しめた作品でした。
室井さんが表情をゆがめる度に、観ている自分まで一緒になって表情をゆがめてしまって疲れました。あの室井さんの「・・・・・・」の威力(演技)には脱帽です。喋ってないのに説得力があるんです。

今回も、前回同様にパンフレットを買うことをお勧めします。「裏設定集」なるものが掲載されていて、さらに作品に深みを増すこと請け合いです。それにしても、あれだけ「潜水艦事件」に絡めた話題が出てくると、裏設定じゃなくて表に出てきてもいいんじゃない?と期待してしまいますよね。映像としてあの事件が観たくなりますよねぇ。亀山さんにがんばってもらいましょうか?(笑)

作品としては、★★★★☆でした。犯人への怒りを込めて、マイナス1です。ちなみに、真下正義の事件とは何の関係もありませんでした。

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