第96回「時々起こる素敵な出来事」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/eb/cb4d275db5c8cd90c86ad8ad334a0a75.jpg)
先週のうちに「インディ・ジョーンズ」を観てしまい、今週末は特に観たい作品がありませんでした。「奇跡のシンフォニー」で涙する気分でもないし、でも映画は観たい。というわけで自宅からちょっと離れた映画館まで足を伸ばして観てきました。
今夜の作品は珍しく邦画です。大泉洋主演の「アフタースクール」です。面白そうだなぁ。と思いながら上映館が少ない為に、近くの映画館での上映がなかったので、観ないまま終わるのかなぁ・・・と思っていました。そんな時にポッカリと空いた話題作のない週末。これは巡り合わせかな?と思いつつ映画館へ。
正直、あまり期待はしていませんでした。映画を観ない週末よりも、つまらない映画でも映画館へ足を運んで、ブログが更新できればいいや。くらいの気持ちでした。
ところが、そんな期待の低さをこの作品は見事に裏切ってくれました。よく練り込まれた脚本とテンポのよい展開に、映画の中にのめり込んでしまい時間をすっかり忘れていました。珍しく観て良かったと思える作品でした。
ストーリーは話せません。というのも公表されているストーリーは映画の本質を捉えてはいないからです。公表されていない(できない)ことの中にこの映画の面白さが隠されているのです。
隠されていることは、それほどビックリするような内容ではありません。少し勘のいい方ならば、わかると思います。私自身も冒頭のシーンでの雰囲気のおかしさに気がついてはいましたが、映画のテンポの良さに乗せられて最後まで深く考えずに終わってしまいました。ですが、それはとても心地の良い騙しでした。
それほどお金がかかっているわけではないのですが、出演している俳優陣の演技が素晴らしかったです。大泉洋、佐々木蔵之介、堺雅人の三人は個人的にも好きな俳優さん達でしたので、すっかり映画の中に入り込んでしまいました。
監督がその三人を選んだ理由に「いい人にも悪い人にも見える」の言葉は確かにその通りでした。その映画を観客がどう観ているかによって、その三人がいい人にも悪い人にも見えるのです。そして映画を観た後には、心地よい気分になれる。そんな映画でした。
点数は★★★★★でした。期待をしていなかった分、評価が高くなっているとは思いますが、珍しく邦画でオススメできる作品に出会えました。タイトルの「時々起こる素敵な出来事」とは、期待せずに観た映画が予想以上に面白かった。そんな得した時が素敵な出来事じゃないかなと私は思っているのです。
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先週のうちに「インディ・ジョーンズ」を観てしまい、今週末は特に観たい作品がありませんでした。「奇跡のシンフォニー」で涙する気分でもないし、でも映画は観たい。というわけで自宅からちょっと離れた映画館まで足を伸ばして観てきました。
今夜の作品は珍しく邦画です。大泉洋主演の「アフタースクール」です。面白そうだなぁ。と思いながら上映館が少ない為に、近くの映画館での上映がなかったので、観ないまま終わるのかなぁ・・・と思っていました。そんな時にポッカリと空いた話題作のない週末。これは巡り合わせかな?と思いつつ映画館へ。
正直、あまり期待はしていませんでした。映画を観ない週末よりも、つまらない映画でも映画館へ足を運んで、ブログが更新できればいいや。くらいの気持ちでした。
ところが、そんな期待の低さをこの作品は見事に裏切ってくれました。よく練り込まれた脚本とテンポのよい展開に、映画の中にのめり込んでしまい時間をすっかり忘れていました。珍しく観て良かったと思える作品でした。
ストーリーは話せません。というのも公表されているストーリーは映画の本質を捉えてはいないからです。公表されていない(できない)ことの中にこの映画の面白さが隠されているのです。
隠されていることは、それほどビックリするような内容ではありません。少し勘のいい方ならば、わかると思います。私自身も冒頭のシーンでの雰囲気のおかしさに気がついてはいましたが、映画のテンポの良さに乗せられて最後まで深く考えずに終わってしまいました。ですが、それはとても心地の良い騙しでした。
それほどお金がかかっているわけではないのですが、出演している俳優陣の演技が素晴らしかったです。大泉洋、佐々木蔵之介、堺雅人の三人は個人的にも好きな俳優さん達でしたので、すっかり映画の中に入り込んでしまいました。
監督がその三人を選んだ理由に「いい人にも悪い人にも見える」の言葉は確かにその通りでした。その映画を観客がどう観ているかによって、その三人がいい人にも悪い人にも見えるのです。そして映画を観た後には、心地よい気分になれる。そんな映画でした。
点数は★★★★★でした。期待をしていなかった分、評価が高くなっているとは思いますが、珍しく邦画でオススメできる作品に出会えました。タイトルの「時々起こる素敵な出来事」とは、期待せずに観た映画が予想以上に面白かった。そんな得した時が素敵な出来事じゃないかなと私は思っているのです。
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