しんちゃんの徒然なる映画日記

劇場で観た映画の感想を中心に綴っていきます。これからの参考になれば・・・

アフタースクール

2008年06月22日 00時47分17秒 | 作品名(あ行)
第96回「時々起こる素敵な出来事」

先週のうちに「インディ・ジョーンズ」を観てしまい、今週末は特に観たい作品がありませんでした。「奇跡のシンフォニー」で涙する気分でもないし、でも映画は観たい。というわけで自宅からちょっと離れた映画館まで足を伸ばして観てきました。
今夜の作品は珍しく邦画です。大泉洋主演の「アフタースクール」です。面白そうだなぁ。と思いながら上映館が少ない為に、近くの映画館での上映がなかったので、観ないまま終わるのかなぁ・・・と思っていました。そんな時にポッカリと空いた話題作のない週末。これは巡り合わせかな?と思いつつ映画館へ。

正直、あまり期待はしていませんでした。映画を観ない週末よりも、つまらない映画でも映画館へ足を運んで、ブログが更新できればいいや。くらいの気持ちでした。
ところが、そんな期待の低さをこの作品は見事に裏切ってくれました。よく練り込まれた脚本とテンポのよい展開に、映画の中にのめり込んでしまい時間をすっかり忘れていました。珍しく観て良かったと思える作品でした。

ストーリーは話せません。というのも公表されているストーリーは映画の本質を捉えてはいないからです。公表されていない(できない)ことの中にこの映画の面白さが隠されているのです。
隠されていることは、それほどビックリするような内容ではありません。少し勘のいい方ならば、わかると思います。私自身も冒頭のシーンでの雰囲気のおかしさに気がついてはいましたが、映画のテンポの良さに乗せられて最後まで深く考えずに終わってしまいました。ですが、それはとても心地の良い騙しでした。

それほどお金がかかっているわけではないのですが、出演している俳優陣の演技が素晴らしかったです。大泉洋、佐々木蔵之介、堺雅人の三人は個人的にも好きな俳優さん達でしたので、すっかり映画の中に入り込んでしまいました。
監督がその三人を選んだ理由に「いい人にも悪い人にも見える」の言葉は確かにその通りでした。その映画を観客がどう観ているかによって、その三人がいい人にも悪い人にも見えるのです。そして映画を観た後には、心地よい気分になれる。そんな映画でした。

点数は★★★★★でした。期待をしていなかった分、評価が高くなっているとは思いますが、珍しく邦画でオススメできる作品に出会えました。タイトルの「時々起こる素敵な出来事」とは、期待せずに観た映画が予想以上に面白かった。そんな得した時が素敵な出来事じゃないかなと私は思っているのです。

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インディ・ジョーンズ/クリスタルスカルの王国

2008年06月17日 00時08分08秒 | 作品名(あ行)
第95回「是非とも、字幕版でご覧になってください。」

今週はもちろん先行上映の「インディ・ジョーンズ/クリスタルスカルの王国」ですよ。この作品が私の映画好きを決定づけたと言っても過言ではありません。
かつて小学生時代に見た「インディ・ジョーンズ」にはドキドキ・ワクワクして、ちょっと本気で考古学者になる事を夢見た時期もありました。
それほど私に影響を与えた作品が約20年ぶりにスクリーンに帰ってくるのです。何を置いても映画館に走らなくては。そして、この映画は私の大きな期待を思い切り満足させてくれるほど、素晴らしい作品に仕上がっていました。

詳しいストーリーなどは話しませんが、映画を観る前に「ロズウェル事件」「エリア51」などを少し調べておくと、さらに映画が楽しめます。映画に詳しい人なら、上記のキーワードで何が登場するのかは、だいたい察しがつくと思います。
インディの専攻する考古学とは程遠いと思うかもしれませんが、私もちょっと心配しました。ところが、脚本がいいのでしょう。見事に融合していました。

そして私は最近の吹替版の多さに嘆いています。確かにかつてテレビで観た村井国夫版ハリソン・フォードも好きなのですが、映画はやはりその人の声で聞くのが1番いいのではと考えています。そして、今回の作品でなぜ字幕版を薦めるのかというと、それは悪役のケイト・ブランシェットの女優魂を観てほしいのです。
彼女は出身はオーストラリアです。たぶん普段は英語を喋っているでしょうし、エリザベスなどの作品では、見事に英国人を演じています。
ところが、この作品ではロシアの軍人を演じていて、そのロシア訛りの英語はそれはそれはお見事でした。彼女がどれだけ努力したのだろうかと、見ていて鳥肌が立ちました。
そんなことがわかるのも、字幕版ならではだと思います。
是非、字幕版で彼女のセリフを聞いてみてください。

もちろん、点数は★★★★★です。映画のラストシーンで世代交代を想像させるシーンがあるのですが、「まだまだやれるぞ!」と言わんばかりのインディの行動に、笑顔になってしまいました。

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ザ・マジックアワー

2008年06月08日 16時08分00秒 | 作品名(ま行)
第94回「あれを最高傑作と言われては・・・」

私が三谷幸喜に出会ったのは、フジテレビの深夜番組「やっぱり猫が好き」でした。以来、三谷幸喜に注目し続け、ドラマを観たり、映画を観たり、舞台を観たりしてきました。
その全てが傑作かと言えば、中には失敗作もあります。今夜の作品「ザ・マジックアワー」も、とても個人的な感想ですが、どちらかといえば失敗作かな?と思いました。

物語は架空の街「守加護」、ギャングのボスの愛人に手を出した男が命と引き換えに呼んでくるように言われたのは、伝説の殺し屋「デラ富樫」。そんな男を探す手立てなんてない彼は、売れない役者を映画の撮影だと嘘をついて、殺し屋を演じさせることを思いつく。さてどうなることやら・・・というのが簡単なストーリー。
私はかつて視聴率の取れなかったあるドラマを思い出しました。「合い言葉は勇気」である。このドラマも売れない役者を使い、弁護士と嘘をついてというプロットが一緒なのです。決してつまらないドラマではなかったのですが、視聴率的にはあまり振るわなかったので、今回の映画も、もしかしたら・・・なんて考えてしまっていました。

この映画は全体的には決して面白くないわけではありませんが、事前にめざましテレビで調べていた「爆笑190回」はいい過ぎだと思います。特にラストはグダグダになってしまい、もうちょっとグッとくる最後にしては?と思ってしまいました。(いつもの作品だとそれができているのですが。)

三谷幸喜作品の面白さは、嘘から始まり、さらに嘘を繕う為にさらに嘘を重ねる、その様が可笑しくて可笑しくてというのが良さだと思っています。今回の映画では、もちろん嘘はあるのですが、その周りの設定が良くなかったのではと思います。
日本のどこかなのに、外国のような街並み、そこにいるのはギャング達。まったく生活観のない街で行われる現実離れしたお話は、全てが嘘っぽく見えてしまい、私の中で笑いには結びつきませんでした。

さらに伝説の殺し屋「デラ富樫」。伝説なのに殺しに失敗したり、子供だましに逃げ出したりと、伝説と呼ぶにはあまりにも不甲斐ない姿にガッカリでした。
出来れば、彼は登場させずに伝説のまま、実は存在しない殺し屋としたほうが面白かったのでは?と思いました。

点数は★★☆☆☆ですかね。三谷さんの脚本にはテレビ向きや舞台向きとあるような気がします。このお話は舞台向きかも知れませんね。

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ラスベガスをぶっつぶせ

2008年06月03日 23時48分33秒 | 作品名(ら行)
第93回「因果応報ってことですかね。」

皆さんはギャンブルは好きですか?私は個人的にはパチンコをたまにするくらいで、ギャンブルにのめり込んだ事はありません。三千円くらいやって出ないと帰るみたいな、ギャンブルと呼ぶには程遠い「お遊び」くらいに嗜んでいます。
でも、いつかはラスベガスに行きたい。カードゲームをやってみたいという夢というには大袈裟ですが、そんな希望があります。さらに昔から詐欺や騙し合いのような内容の映画は大好きです。古くは「スティング」。最近では「オーシャンズシリーズ」など、大掛かりな騙し合いにはワクワクするんです。

今夜はそんな二つの要素を兼ね備えた映画、「ラスベガスをぶっつぶせ」でした。正直、この邦題を聞いたときには、もっといいタイトルはなかったのかな?と思いました。
映画の原題は「21」。つまりブラックジャックというカードゲームがテーマになっているのです。確かに「21」ってタイトルでは、ブラックジャックを知らない人は何の事かわからないですよね。わかり易いという意味では、いいタイトルだったのかも知れませんね。

しかし、映画の内容は決してラスベガスは潰しません。MIT(マサチューセッツ工科大学)の学生が、まるでサークル感覚のように仲間達と共に週末になるとラスベガスを舞台にブラックジャックでカード・カウンティングという方法を使って大儲けをするという、実話を基にした映画です。
主役を演じたジム・スタージェスは表情が豊かで、この先の活躍を期待させる俳優さんでした。是非、いい作品にめぐり合って欲しいと願います。さらに脇を固めたケビン・スペイシーは大好きな俳優の1人でもあり、映画の中では憎々しい役を見事に演じていました。

結末がちょっとアッサリしている感はありますが、ブラックジャックのシーンや若さゆえの失敗など、色々なエッセンスが入っていて、楽しめた作品でした。
点数は★★★★☆ですね。欲を言えば、観ているこちらが悔しがるくらいの、大どんでん返しを用意してくれていたら、プラス★できたのですが、残念です。

やはり、死ぬまでに1度はラスベガスでカードをと、改めて思いました。
タイトルの因果応報については、映画をご覧になった方なら、わかるかな?

蛇足です。ケビン・スペイシー出演のオススメ作
「ユージュアル・サスペクツ」「ペイ・フォワード」「セブン」

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