しんちゃんの徒然なる映画日記

劇場で観た映画の感想を中心に綴っていきます。これからの参考になれば・・・

バーン・アフター・リーディング

2009年04月26日 21時06分03秒 | 作品名(は行)
第133回「超一流スタッフ・キャストによる超B級映画」

今夜の作品「バーン・アフター・リーディング」は、第80回のアカデミー賞を受賞した「ノーカントリー」のコーエン兄弟が監督したブラックコメディである。
アカデミー監督のもとに、ジョン・マルコヴィッチ、ジョージ・クルーニー、ティルダ・スウィントン、さらにブラッド・ピットなどの一流俳優達が集まり、間抜けな大人達の姿を描いています。

物語に登場するのは、アル中の為にCIAを首になった男、歯科医のその妻、その妻と浮気中の財務省連邦保安官、出会い系サイトにはまっている全身整形したい女、その同僚のちょっとおバカなインストラクター。彼らが入り乱れて、CIAの極秘情報を巡り、すったもんだするというのが、ストーリー。

テレビのCMでは、ブラピの作品のように宣伝していますが、ブラピは特別出演扱いです。確かに彼のおバカぶりは、いい味を出していますが、彼だけでなく、この映画に登場する人物全員が大人のくせに、あまりにもバカ全開なので、見ているこちらが呆れてしまいます。

この作品は難しく考えるというよりは、彼らのバカさ加減を楽しむ映画かも知れません。全ての結末を映像として見せず、CIA長官への報告という形で見せるのはコーエン兄弟らしさを出していたと思います。

点数は★★★☆☆です。スタッフやキャストは超一流なので期待を大きくして劇場に足を運ぶとガッカリするかも知れません。あくまでコメディなので気楽に観るとバカバカしくて面白いと思います。
ちょっとおバカな人達が登場するという意味では、コーエン兄弟が監督した「ファーゴ」と似たような印象を受けますが、「ファーゴ」は名作ですからお勧めですよ。

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ジョージ・クルーニー,フランシス・マクドーマンド,ブラッド・ピット,ジョン・マルコヴィッチ,ティルダ・スウィントン
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スラムドッグ$ミリオネア

2009年04月19日 22時27分10秒 | 作品名(さ行)
第132回「映画が世界一作られている国とは?」

皆さんは映画が世界一作られている国を知っていますか?やっぱりハリウッドのあるアメリカでしょうって?いえいえ、実は「インド」なのです。確か数年前に「踊るマハラジャ」などのインド映画が日本でもヒットしたことがあるので、ご存知の人もいるでしょう。
今夜の作品は、そんなインドを舞台にし、イギリス人監督が作った、アメリカ映画である「スラムドッグ$ミリオネア」です。

先日のアカデミー賞で、監督賞、作品賞など8部門に輝き、話題になった作品となれば、映画ファンとしては、観ておきたい作品ですよね。さらに監督であるダニー・ボイルは「トレイン・スポッティング」や「28日後」などを観て、才能のある監督であることは既に知っていたので、アカデミー賞を獲得したことは、それほど驚きはしませんでした。

それ以上にこの作品に興味を惹かれたのは、舞台が全篇インドであること、出演している俳優さん達もインド人。さらには日本で馴染みのある「クイズ$ミリオネア」が舞台となれば、どんな作品なのか、わくわくしながら、観に行ってきました。

物語はインド、ムンバイ出身のジャマール、彼は「クイズ$ミリオネア」に出演し、次々と問題をクリアし、賞金2000万ルピーを手にするまであと1問となっていた。しかし彼はムンバイでも貧困層が住むスラム出身。まともに学校すら出ていない。そんな彼がクイズを答えられる訳が無いと、警察に突き出されてしまう。
だが、出題された問題はどれも、彼の今までの人生で得ることの出来た知識の中から答えを導き出すことのできる問題ばかりだった。彼は無事にミリオネアになれるのか?

映画は警察の取調べ室から始まり、時間軸を行ったり来たりしながら、彼がなぜクイズの答えを知っていたのかを描いていきます。脚本が凄く良く出来ていて、もちろん多少は無理なところはあるのですが、エンディングまで見事に進んでいきます。

点数は★★★★☆です。残念だったのは主人公の彼が若すぎたこと。設定では1973年に幼少期を迎えているので、映画の舞台となった2006年では、30代になっているはず(これを書いている筆者と同世代)なのに、恋愛感や考え方などが幼すぎるし、もちろん見た目も。
帰ってきて公式ホームページでジャマールを演じた彼のプロフィールを調べたら、まだ19歳でした。そりゃ若く見えるはずですよね。だったら設定をもっと若くすればよかったのに。それでも、ジャマールとラティカの恋物語は見ている私たちを清々しくさせてくれます。

そして、エンディングにはダニー・ボイル監督が、インド映画に敬意を表した映像が盛り込まれています。インド映画を知らない観客は「なんのこっちゃ?」と思うでしょうが、あれがインド映画なのです。どんなことが起こるのかは、劇場で確かめて見てください。

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レッドクリフ PART2

2009年04月12日 21時47分25秒 | 作品名(ら行)
第131回「赤く燃え上がった赤壁の先に見えたものは・・・」

今夜の作品はもちろん「レッドクリフ PART2」を観てきました。前作から続く「三国志」で最も有名な戦いである「赤壁の戦い」を描いた作品の完結編です。

前作のPART1のブログはこちら

いよいよ、三国志を代表する戦いである「赤壁の戦い」が始まるわけですが、その前段階にあたる計略戦も見逃せません。孔明の「10万本の矢」のエピソードや、尚香と魏兵との淡い恋のエピソードなど、三国志ファンの私の心を満足させてくれるものでした。

ただ、「面白かった?」と聞かれるとやはり「面白かった!」とは答えにくいのも事実です。やはり戦争を題材にした映画ですので、どちらの軍にも多くの犠牲者がでます。その様子は見ていて気持ちのいいものではありませんでした。
戦争というものは、絶対に起こしてはいけないものだと心から思いました。

三国志ファンの私はこのお話の結末がどうなるのかは知っています。この壮大な物語をジョン・ウー監督がどのように描くのかが見所でした。三国志という長い物語を映画にするのですから、小説やマンガなどで描かれたものを省略や、映画向けにドラマチックに仕上げるのは、当たり前のことだと思います。
それでもこの挑戦は成功だと思います。三国志の魅力を十分映像にすることが出来ていたと思います。
赤壁が真っ赤に燃え上がるシーンには鳥肌が立ちました。

作品の点数は★★★★☆です。なぜ満点でないのかと言うと、ここは三国志ファンとしての感想なのですが、パート1の冒頭で曹操が関羽を逃がすエピソードがあったのだから、最後は曹操と関羽のエピソードでラストを迎えて欲しかった。そして周瑜の悲劇的な最期もファンとしては描いてほしかった。
この後、周瑜の作戦はことごとく孔明に見透かされ、病で死を迎える際の彼の最後の言葉は、「天はなぜ、周瑜をこの世に生みながら、なぜ孔明をも生んだのか!」でした。
映画の中では盟友と描かれた孔明と周瑜ですが、あくまで別の国に仕えたライバルなのです。やはり周瑜は悲劇的な運命が似合ってしまう人なのです。

ここまで見事に描かれてしまうと、あのエピソードも描いてほしい、このエピソードもと欲が出てきてしまいますねぇ。まだまだ描かれていないお話は山のようにあるのですから。

最期に1つ苦言を、サブタイトルに「未来への最終決戦」などという、つまらないものをつけて欲しくなかったですねぇ。なんてセンスが無いのでしょう。このブログでは削除させてもらいました。

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