しんちゃんの徒然なる映画日記

劇場で観た映画の感想を中心に綴っていきます。これからの参考になれば・・・

ホビット 思いがけない冒険

2012年12月16日 18時37分05秒 | 作品名(は行)
第289回「あの世界観が戻ってきました。」
映画史に名を残す大ヒットシリーズ「ロード・オブ・ザ・リング」。最終作だった「王の帰還」はアカデミー賞を11部門も受賞した。そのシリーズの前日譚となる「ホビット」が映画化されるという話は以前からあったのですが、幾度のなく浮いては消えていました。しかし、ここへきて3部作となり映画化されるとなり、その第1作目「ホビット 思いがけない冒険」が公開されました。心待ちにしていた私が公開日を見逃すわけがありません。

多くの種族が平和に暮らす世界「中つ国」。かつてそこで栄華を極めた国があった。ドワーフによって統治された「エレボール」という国だった。堅牢な岩盤に城を築き、豊富に出土される鉱物。そしてそれらを錬金し加工する技術を持ったドワーフ達によって、繁栄を続けると思われたが、転機は突然訪れる。「スマウグ」と呼ばれるたった1頭のドラゴンによって攻め滅ぼされてしまうのだった。多くのドワーフが国を追われ放浪の旅へと歩み出すことになる。
それから60年ほどの時が流れ、ドワーフ王の孫にあたるトーリン・オーケンシールドが率いる13人のドワーフ達が国を取り戻すために立ち上がろうとしていた。彼らに協力し、旅に出る準備をしていた灰色の魔術師ガンダルフはもう1人仲間が必要だと考えていた。それはホビット庄に住むビルボ・バギンスという男だった。突然現れた一団に参加することになったビルボは自分が選ばれた理由も解らず旅を続けていく。そして彼はその旅の途中で、今後の世界の行く末を左右するある物を手に入れることになる。

当初、前後編の2部作によって描かれるはずだった本作は結局、前シリーズと同様に3部作となり、今作の上映時間も約3時間ということは、おそらく今後描かれる作品も同じく3時間となることでしょう。ファンとしてはとても楽しみなのですが、やはり3時間は長いですよねぇ。短くすることも出来たであろうプロットも幾つかあったので。お尻が痛くなります(笑)

前のシリーズの時も言ったのですが、ファンタジー世界に慣れ親しんでいる人ならば、すんなりと世界観を楽しむこともできるでしょうが、そうでない人には多少ハードルが高い部分があるのでしょう。登場するドワーフ、ホビット、エルフなどの特徴ある種族。さらに登場する人間達もかなり長命のようです。前作の「LOTR」の60年前という時代設定なのにガンダルフの見た目に変化がないのは、そういう事と納得させましょう。

さらに、前シリーズのお話の重要なアイテムでもある指輪がどのようにしてゴラムからビルボへと渡ることになったのかなど、見所は満載です。

苦言も1つ。前述もしたのですが上映時間の件です。ところどころ中だるみしたプロットや似たような戦闘シーンが長々と続くところがあるので、その辺りで時間の短縮はできたのでは?と思いました。

点数は★★★★★です。このシリーズのファンとして多少甘い点数だとは思いますが、おそらく3部作が完結した時には映画界を代表するシリーズになっていることでしょう。

スターウォーズのエピソード1を鑑賞した時にも思ったのですが、先の未来がすでに描かれているので、そこへ向かって描かないといけない大変さはあるでしょうが、2作目、3作目とどんどん面白くなる期待が止まりません。

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007 スカイフォール

2012年12月02日 22時12分01秒 | 作品名(た行)
第288回「この作品は彼女のために作られたのでは?」
この作品をブログに書く時にはいつも言うことなのですが、つい先だってまでこのシリーズをきちんと観たことはありませんでした。映画界を代表するような大ヒットシリーズなのに、きちんと最初から最後まで鑑賞したことがなかったのです。その理由を考えると主人公のキャラ設定にあったように思います。何事にも完璧でスタイリッシュ。女性にはモテて、そして任務も完璧にこなす。そんな彼の姿をどこかで嫌っていたのかもしれません。今回の作品は「007 スカイフォール」です。

トルコで奪われたNATOの諜報部員の情報が記録されている名簿、そこには世界じゅうのテロ組織などに潜伏している諜報部員の名前も記されていた。ジェームス・ボンドはその名簿を奪還する作戦中に味方の銃弾を受け、死亡したものと思われていた。三か月後、ウェブサイト上に現れた諜報部員5名の正体を明かすページ。その動作が行われていたPCがMI6本部にあるMのものだった。MI6の必要性を疑われたMが聴聞のため外出していた時を狙った犯行だった。Mが本部に戻ろうと車を走らせていると本部が大爆発を起こし炎上してしまう。MI6発足以来の危機に陥った組織を救うため、身を潜めていたジェームス・ボンドは再び007としての職務に復帰することを心に誓う。

シリーズが始まって50周年という記念すべき作品、ジェームス・ボンドをダニエル・クレイグが演じるようになって3本目の作品。私がきちんとこのシリーズを観るようになったのも彼がボンドを演じ始めてからです。それは彼が演じるボンドがとても人間味に溢れ、作り上げられたキャラクターなのですが、実在しそうな親しみを感じてしまっているからです。もしかしたら、前からのファンにしたら魅力半減なのかもしれませんが、私にとってはジェームス・ボンドというキャラクターを彼が演じるようになって、とてもこの作品が好きになってしまったのです。だから公開日の朝一に映画館に足を運んだのです。

今回の作品も満足できる作品でした。主演のボンドはもちろんですが、Mを演じたジュディ・デンチもとても魅力的に描かれていました。今作はMのために作られた作品といっても過言ではないでしょう。さらに悪役を演じたハビエル・バルデム。彼に悪役を演じさせれば間違いなく素晴らしい悪役を演じてくれるでしょう。「ノーカントリー」の時を彷彿とさせるような見事な悪役ぶりでした。
そしてさらに、武器担当として登場したQがとても魅力的で、こんなに私好みのキャラクターばかり登場していいのだろうかと嬉しくなりました。

脚本もお見事でした。2時間20分というちょっと長めなストーリーですが、冒頭から息をも付かせぬカーチェイスに始まり、中だるみすることなくエンディングまで突き進んでいきます。まったく時間を気にすることなくエンディングを迎えます。

ちょっと残念だった点も少しだけ。ボンドガールと呼ばれるとても魅力的な女優さんを迎えていながら、あまり有効的に描かれていなかったこと。登場シーンも少なく、活躍の場もほんの少しでした。もうちょっと時間を割いても良かったのでは?

それでも点数は★★★★★です。悪役も魅力的だし、ストーリーも問題ない。さすがオスカー監督であるサム・メンデスが監督しているだけあるなぁ。と思いました。決して期待は裏切りません。

とっても残念なことが起こるのですが、それはネタバレになってしまうので、言わないでおきましょう。

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