しんちゃんの徒然なる映画日記

劇場で観た映画の感想を中心に綴っていきます。これからの参考になれば・・・

スター・トレック BEYOND

2016年10月30日 19時14分10秒 | 作品名(さ行)
第412回「さあ、行こう!銀河系の彼方へ・・・」
スターウォーズシリーズと共にSF映画界を二分する人気シリーズ「スター・トレック」。SF映画好きな私ですが、スター・トレックは私が生まれる以前から続いているせいか、何となく馴染めないでいました。多くのテレビシリーズ、劇場作品がありますが、どれもまともに観た事はありませんでした。2009年にJ・J・エイブラムスによって新シリーズがスタートしてから観るようになりました。この作品独特の世界観に馴染むのに時間がかかりましたが、理解してからは楽しめるようになってきました。
今日の作品はそんなスター・トレックシリーズの最新作「スター・トレック BEYOND」です。

宇宙艦隊に所属しているジェームス・T・カーク艦長率いるエンタープライズ号の乗組員たちは未知の銀河系を旅して、新たな文明、文化を探す旅を続けていた。ある日、とある惑星から逃げてきたという異星人を救出した。彼女の話によれば仲間が別の異星人に捕まり、自分はなんとか逃げてきたという。宇宙艦隊へ仲間の救出を懇願し、その任務にエンタープライズ号があたることになった。そしてカーク艦長はとある決断をしていた。それはこの任務を最後にエンタープライズ号を降りることだった。自分にとって最後になるであろう航海へ出たカーク艦長だったが、事態は急変する。救出する予定だった惑星を目前に突然の攻撃を受ける。エンジンを損傷し惑星へと墜落するエンタープライズ号。カーク艦長は船を捨てる決断をし、乗組員に脱出を命じる。しかし脱出した乗組員のほとんどが謎の異星人に捕まり、なんとか惑星に不時着した乗組員も少人数のグループにバラバラになってしまう。スポックはボーンズと、カークはチェコフと、そしてウフーラはスールーと共に敵のアジトの中に捕らわれるのだった。エンタープライズ号を失ったカーク艦長、バラバラになってしまった乗組員の運命は?そして突如攻撃していた異星人の目的とは?

今作から監督が「ワイルドスピード」シリーズを手掛けてきたジャスティン・リン監督となりJ・J・エイブラムスは製作に回りました。その事がいい方向へと向かった作品だと思います。ストーリーのテンポがかなり良くなり、難しい説明的なセリフよりも早い展開で進んでいくので、まったくダレるところがなく、あっという間にエンディングへと流れ込んでいきます。

もちろん「スター・トレック」世界独特の「転送装置」「ワープ」などの技術を知っておく必要はありますが、なんとなく知っている程度の知識で問題はありません。それ以上にストーリーのテンポがいいので、どんどんお話が展開されていきます。

今作は脚本に機関士モンゴメリー・スコットとしても登場しているサイモン・ペッグが担当しています。彼は脚本家としても優れた才能を持った俳優さんです。「ショーン・オブ・ザ・デッド」「ホット・ファズ」「宇宙人ポール」などコミカルな要素を含んだ脚本を見事に作ります。今作でもその才能はしっかりと発揮してくれています。アクションの得意な監督と彼の脚本が見事に融合して、とても面白く見応えのある作品に仕上がっていました。

点数は★★★★★です。今作で新たなスター・トレックとなって3作目ですが、一番面白かったと思います。続編を期待してしまう作品です。

とても残念なことなのですが、前シリーズからミスター・スポックを演じてきたレナード・ニモイと、このシリーズでずっと操縦士チェコフを演じてきたアントン・イェルチンの2人が亡くなってしまいました。レナード・ニモイに関しては劇中でも亡くなった設定として、若きスポックのこれからの人生に大きく影響を与える演出を加えていました。アントン・イェルチンは亡くなったのが映画公開前の6月という突然の死だったので、エンドロールでの追悼となりました。個人的にとても好きな俳優さんだっただけにとても残念です。しかし、この作品は今後も2人の遺志と共に素晴らしいシリーズへと進んでくれることでしょう。私もそれを楽しみたいと思います。

スター・トレック BEYOND ブルーレイ+DVDセット [Blu-ray]
クリス・パイン,ザッカリー・クイント,カール・アーバン,ゾーイ・サルダナ,サイモン・ペッグ
パラマウント


【ランキングに参加しています。クリックにご協力を】
コメント   トラックバック (3)

ジェイソン・ボーン

2016年10月09日 23時58分46秒 | 作品名(さ行)
第411回「そのエピソードは蛇足ではなかったのか?」
個人的にジェイソン・ボーン3部作は名作だと思っています。しかも続編が1作目よりも面白さが増すという稀有な例として私の心に残っています。その作品が帰ってくると聞けば、否が応でもワクワクしてしまうというものです。しかも監督はポール・グリ-ングラスとなれば、もうなんの問題もなく名作復活となるだろうと思っていました。今回の作品は「ジェイソン・ボーン」です。

かつてCIAが計画した「トレッド・ストーン計画」によって作り上げられた完璧な殺し屋「ジェイソン・ボーン」。とある事件をきっかけに記憶を失っていたが、彼を巡る多くの事件で彼は記憶を全て取り戻し、殺し屋としての使命を辞め、静かに暮らしていた。それから数年が経った。ある日、CIAの同僚だったニッキーが姿を現す。彼女はCIAが世界中を監視・操作するための極秘プログラムを立ち上げたことと、ボーンの過去にまつわるある真実を告げる。全て取り戻したと思っていた記憶は、まだ全てではなかったのだ。彼はその真実を探し求め、再び動き出すのだった。

3作目のあとに4作目の話はすぐに上がったが、監督であるポール・グリーングラスが乗り気でなかったことで、主演のマット・デイモンも「彼が監督をやらないのなら」と降りてしまった。そして作られたのが主役がジェンソン・ボーンではなくお話もアナザーストーリー的な「ボーン・レガシー」だった。個人的に嫌いな作品ではなかったが、キャラクター、脚本ともに物足りない作品となってしまった。今作でその2人が再びタッグを組んだと聞いて、これは期待できると思いました。ただ心配だったのは前作までで失った記憶は全て戻ったはず、あれ以上に付け加える必要のあるお話を作ることが出来るのだろうか?そんな風に思っていました。

結論から言ってしまうと、それほど重要なエピソードではありませんでした。彼の父親が計画に関わっていた事実、さらにその事が原因で暗殺されてしまった事。正直、ジェイソン・ボーンを表舞台へと連れだすには不十分なプロットだと思います。しかし、映画の出来はある一定の出来になっていたのは流石だと思います。息をもつかせぬ展開、早いカメラワーク、見事なアクション、派手なカーチェイスとマット・デイモンが求めていたであろうグリーングラス監督らしさは健在でした。

作品の点数としては★★★☆☆です。もう0.5プラスしてもいいと思いますが、発売前に予約してブルーレイを買おうとはなりません。通常版の1枚組の購入に留まるだろうなと思っています。続けようと思えばいくらでも続きそうですが、彼を表舞台へ戻すための理由はもっともっとよく練られたものを期待したいと思います。

ジェイソン・ボーン ブルーレイ+DVDセット [Blu-ray]
マット・デイモン,トミー・リー・ジョーンズ,アリシア・ヴィキャンデル,ヴァンサン・カッセル,ジュリア・スタイルズ
NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン


【ランキングに参加しています。クリックにご協力を】

コメント   トラックバック (2)