しんちゃんの徒然なる映画日記

劇場で観た映画の感想を中心に綴っていきます。これからの参考になれば・・・

ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛

2008年05月25日 22時07分08秒 | 作品名(な行)
第92回「この作品は大人向け?子供向け?」

今夜の作品は、正しい評価はできそうにありません。だってファンタジー好きの私をあれだけワクワクさせてくれたのですから、低い評価は付けられませんよ。

今夜の作品は「ナルニア国物語/カスピアン王子の角笛」です。点数は★★★★★です。
たぶん、ファンタジーとは何?ってくらいの人が観ても、それなりに楽しめるとは思います。さらにドラゴンクエストなどを代表するRPGに慣れ親しんだ、かつての少年達が観れば、もっと楽しめる事は間違いありません。
グリフォンにミノタウロス、ケンタウロスにドワーフ、それこそファンタジーの王道を行くような登場人物達、さらに4人の子供達のキャラクターも前作からぶれることなく、さらに成長を見せている。
子供向けの作品なのかと思えば、カスピアンの世継ぎ問題など、シリアスな展開もあり、どうして同じファンタジーと分類される作品なのに・・・と思ってしまうくらい、「ライラの冒険」とは雲泥の差でした。

ブログには掲載しませんでしたが、実は「ライラの冒険」も観たんです。しかし、ブログへ掲載するに値しない作品でした。ファンタジーの名を借りてはいますが、世界観がわかり難く、出てくるキャラクターも中途半端で、ストーリー展開も強引といいところなしな作品でした。

このナルニア国物語は古典だからでしょうか?ファンタジーの王道をいく設定、それぞれのキャラクターの生き様が素晴らしかった。
もちろん子供が観ても楽しめるけど、大人が観ても十分に面白い作品だと思います。

今後の続編に期待が高まります。

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ミスト

2008年05月14日 23時28分31秒 | 作品名(ま行)
第91回「彼はホラー作家なのか?ドラマ作家なのか?」

この作品もまた、「驚愕のラスト15分」などという、安直なコピーで観客を呼び込もうとした映画でした。最近、やたらと多くありませんか?このコピー。
煽り立てた挙句にそれほど驚愕のラストでない例が多すぎます。今夜の映画も決して驚愕というようなラストではありませんでした。予測できる範囲のラストでした。
しかし、予測できたからといって、決してつまらないわけではありません。それなりに面白かったと思います。今夜の映画は「ミスト」です。

正体不明の霧に街中が覆われてしまい、その中には正体不明の怪物がいて人間達を襲っていく。そんな状況で孤立したスーパーマーケットの中で取り残された人々の様子を描いた作品です。

原作のスティーブン・キングという人を皆さんはご存知でしょうか?ホラー作家の大御所と言っても過言ではないくらい多くのホラー作品を発表している作家です。「キャリー」「イット」「シャイニング」など、名作があります。そんな彼ですが、ドラマ作品も多く書いています。「スタンド・バイ・ミー」や「グリーンマイル」など映画になった名作も多くあります。そんな中に、個人的に「1番好きな映画は?」と聞かれると必ず答える作品があります。それは「ショーシャンクの空に」です。
今夜の映画は原作スティーブン・キング、監督も「ショーシャンクの空に」のフランク・ダラボン。となれば、やはり期待をしてしまいます。

作品の評価としては、★★★★☆です。恐らく賛否両論があると思います。小説はたぶん「どこまでいけるかわからないけど・・・」というところで終わっているようですが、映画は監督が独自で考えたエンディングが付加されています。
ホラー映画に良くある観客に結論を委ねてしまうエンディングよりは、きちんと決着をつけたのは評価に値します。しかし、個人的にはあの悲しいエンディングは賛成できませんでした。(安易にハッピーエンドを選ばないのはさすがですけどね。)
ドリームキャッチャーよりは何倍も面白い作品だと思います。

ホラー作家のはずのスティーブン・キングですが、評価が高いのは人間ドラマなんですよねぇ?

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ノーカントリー

2008年05月05日 22時59分05秒 | 作品名(な行)
第90回「それはまさに、サドンデスでした。」

今夜はちょっと遅くなりましたが、やっとこちらでも公開になった今年度アカデミー賞作品賞を受賞した「ノーカントリー」を鑑賞してきました。
作品賞の他に監督賞・助演男優賞・脚色賞の四部門を受賞したとなれば、映画ファンとしては、どうしても観ておきたくなりますよねぇ。でも、アカデミー賞の作品賞を獲った作品は、あまり大衆受けしない作品が多いので「つまらない作品なのかも・・・」と、ちょっと心配していました。
しかも、コーエン兄弟の作品となれば、演出が難解でわかりにくい作品なのでは?という余計な心配も抱えたままの鑑賞でした。

その二つの心配のうち1つは当たり、1つは外れる結果となりました。前者のつまらない作品なのかもとの心配は想像していたよりも、ストーリーは単純で、かなり残酷な内容ではありましたが、決してつまらない作品ではありませんでした。
物語は組織の金を盗んだ男が、それを取り返そうと追いかける殺し屋との緊迫した争奪戦が繰り広げられます。こんな単純なお話がこんなにも面白いのかと思うくらい、ハラハラドキドキした展開が続けられていきます。
助演男優賞を受賞した、殺し屋「アントン・シガー」を演じたハビエル・バルデムの怪演はお見事でした。映画史上に残る悪役ぶりでした。

もう1つの心配である、難解でわかりにくいという点は見事に当たってしまいました。物語のキーとなる保安官役のトミー・リー・ジョーンズ。彼のセリフから映画が始まり、不可解な例え話をし、最後には意味深な夢の話で物語は終わります。パンフレットの中にもそのラストシーンについての記事が掲載されていますが、アメリカでも難解なラストが議論の的になるそうです。私自身も未だに理解は出来ていません。
ところが、それが当たったからと言って映画の評価が下がるということではなく、その難解さがわからなくても、十分楽しめる作品なのです。それは殺し屋アントン・シガーの存在があるからとしか言えません。
私なりの考察ですが、殺し屋アントン・シガーは「死神」なのです。彼に目を付けられて生きている人間はいないのです。その様は余りにも残酷で血も涙もないとは、まさに彼の事なのです。(作品中には唯一彼の目を逃れる人物がいますが、それはある選択を間違えなかったから)
彼と出会う人物は皆、突然の死…つまりサドンデスを迎えるのです。有無も言わさず殺されるもの、死の間際に会話を交わすもの、どちらにしても待っているのは「死」なのです。

作品の点数としては、★★★★☆です。コーエン兄弟の作品では、個人的にはファーゴに次いで面白い作品だと思います。減点の理由としては、主人公に訪れたサドンデスがきちんと描かれなかったところ、それとやはり難解なラストでしょうか。
あれはあれでいいのかも・・・と思いながら。

死神を追いながら、死には至らなかった保安官はなぜ死ななかったのか?それは彼が常に死神の後ろにいたからです。難解な作品の中で私が見つけた1つの結論でした。

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