しんちゃんの徒然なる映画日記

劇場で観た映画の感想を中心に綴っていきます。これからの参考になれば・・・

メン・イン・ブラック3

2012年05月27日 13時56分24秒 | 作品名(ま行)
第266回「久しぶりに観た2人の姿は変わっていませんでした。」

いや~やっとというか久しぶりに観たいと心から思える作品を観に行くことができました。その作品とは「メン・イン・ブラック3」です。ずいぶん前から続編制作の話題はあったのですが、やっと実現しましたね。あの2人の姿がまた観ることができるのはSFファンの私にとっては、この上ない喜びでした。

地球で暮らすエイリアンの監視と犯罪防止を任務とする秘密組織MIB所属のエージェントJとKは、日々異星人の取り締まり追われていた。ある日、月にある凶悪エイリアンを収監している刑務所から40年前にKが逮捕した「アニマル・ボリス」と呼ばれる宇宙一凶悪なエイリアンが脱走した。ボリスはKへの積年の恨みを晴らすため、自分が逮捕された40年前にタイムスリップした。翌朝、Jが本部を訪れるとKの姿がない。いたずらかと思っていると「Kという捜査官は40年前に死んだ。」と言われてしまう。過去が何者かによって書き換えられていることに気付いたJは1人で捜査を開始。謎を解明するために自らもタイプスリップし、40年前のKが殺される前へと向かうのだった。

前作から10年が経過し、もう続編は作られないのかと心配していたのですが、ようやく3作目の公開となりました。しかも今回はタイムスリップして40年前に行き、若き日のKとコンビを組んでの事件解決と聞けば、期待半分不安半分といった感情を持って映画館へと足を運びました。だって、時間旅行を題材にすると1歩間違えると簡単に駄作になってしまうから。

ところがそんな心配は杞憂に終わりました。スクリーンに映っていたのは10年経っても相変わらずな2人の姿でした。ただやはりトミー・リー・ジョーンズは年を取った感じは拭えませんね。今作の40年前にタイムスリップして若き日のKを登場させるという脚本は年を取った彼にアクションをさせるわけにはいかないので、そんな理由から考え出された脚本なのかと余計な勘繰りまでしてしまいました。

タイムスリップという難しい題材をとっても上手に使い、過去と現在を見事に絡めて描いてくれました。あんまり話すとネタバレになるので多くは語りませんが、Jの過去もちょっとだけ登場し、それがすごくいいシーンに仕上がっています。

点数は本当なら3つのところですが、SFファンの欲目も入れて★★★★☆とします。マイナス面は?というと敵キャラであるボリスです。彼の能力というか持っている力が宇宙一凶悪というわりにはたいしたことなかった事。それにあの程度の脱獄なら40年もかからずに実行できたのでは?と思えたところ。

それにしても若き日のKを演じたジョシュ・ブローリンは、見ていてまったく違和感が無かったのは凄いことですよね。いかにもトミー・リー・ジョーンズが若い頃はあんな感じだったのかな?と思わせてくれました。

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ファミリー・ツリー

2012年05月20日 13時18分58秒 | 作品名(は行)
第265回「なんだろう・・・この心地よい感じは?」
それにしても、ここのところ私好みの映画が無いなぁ・・・と思っていました。そして今週も決して私好みの映画ではありません。ただ好きな俳優さんが主演し、ゴールデングローブで主演男優賞を獲った作品だった。その作品とは「ファミリー・ツリー」です
主演のジョージ・クルーニーを知ったのはドラマ「ER」でのダグラス・ロス役でした。それ以来、彼には注目していました。すっかり映画俳優になった彼の作品ということで映画館へと足を運びました。

ハワイで妻と2人の娘とごく普通に暮らしていたマット・キングは人生の転機を迎えていた。妻が参加したボートレースで事故に遭い昏睡状態に陥り、医者から脳死状態を宣告されてしまう。と同時に今まで仕事のせいにして疎かにしていた17歳と10歳の娘の父親として向き合うことになった。さらに妻が浮気をし、マットとの離婚を考えていたことが発覚。そして、もうひとつ大きな課題があった。カウアイ島に先祖から受け継いだ土地を所有しているのだが、法律に従って売却を考えていた。同時に訪れたいくつもの決断の時、彼はどんな選択をし、どうやって前に進んでいくのか。

ジョージ・クルーニーという俳優さんの印象といえば、プレイボーイで女性に弱くて、スタイリッシュで「オーシャンズ11」や「フロム・ダスク・ティル・ドーン」などで魅せるキャラクターが真骨頂だと思っていたのですが、この「ファミリー・ツリー」という作品のマット・キングというキャラクターは、どこにでもいる普通の男。家庭を顧みず、仕事に没頭してきた。そのために娘たちとどう接したらいいのかわからず、突然訪れた父親としての役割に戸惑う。さらに信じていた妻には浮気が発覚し・・・と今までの彼が演じてきたキャラクターとは真逆のキャラクター。それをどんな風に演じるのか?うまく演じることができるのかが興味の対象でした。その結果といえば、彼は普通の男を見事に演じてくれました。妻の浮気や思春期・反抗期を迎えた娘たちに苦悩する姿は、彼の今までからは想像できませんでしたが、まったく違和感なく見ることができました。

そしてなにより良かったのは、この映画の舞台になっているハワイという土地。その広大な自然も去ることながら、音楽が素晴らしかった。とってもシリアスで重くなってしまいそうな場面でも、その場面には不釣り合いなくらいに流れるハワイアンの音楽が、決して嫌味ではなく見事にマッチしていました。映画を観ながら「ああ、だからこの映画の舞台としてハワイを選んだのか」と変に納得してしまった自分がいました。

映画の点数としては★★★★☆です。母親を失い、壊れかけた家族の再生をテーマにした作品ですからドキドキハラハラとした派手さは全くありませんが、観終わった後には心がなぜだか温かくなる作品でした。ラストシーンが特にこれからの家族を象徴しているようで自然に笑顔になってしまいました。

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宇宙兄弟

2012年05月06日 21時54分48秒 | 作品名(あ行)
第264回「かつて宇宙を夢見たすべての少年達へ」

「宇宙」それは地球の周りに無限に広がり、人類のあくなき探究心を刺激し続ける存在。それは映画の世界でも例外ではなく、そこを舞台とした映画が数多く作られてきた。今回の作品「宇宙兄弟」もそこへ思いを馳せる2人の兄弟の物語。最近よくある、マンガを原作とした実写映画です。

時は2025年、日本人として初めて月へ向かうことになった弟「南波日々人」と自動車メーカーでデザイナーとして働く兄「南波六太」の2人は幼い頃に宇宙飛行士になるという共通の夢を追いかけた仲の良い兄弟だった。現実には弟はその夢を叶え、兄は会社で暴力を振るい解雇になるという、まったく別の道を歩むことになっていた。兄として弟に先を越され、劣等感の塊となった六太は気力を無くしかけていた。そんな時に1通の手紙が届く。JAXAからの宇宙飛行士募集の書類選考を通過したという通知だった。日々人が六太との夢を叶える為に送ったものだった。月へ旅立つ弟と宇宙飛行士訓練に臨む兄の2人の物語が始まった。

以前から何度か言っているように、最近はマンガや小説など原作があるものが多く映画化されています。この宇宙兄弟という作品も現在も週刊モーニングで鋭意連載中の作品を原作とした映画である。原作物の問題点はすでにイメージが確立している点、それから長いお話をどのように約2時間という映画サイズに収めるのか。大きくはその2点ではないでしょうか。原作を見事に映像化したといって思いつくのは「20世紀少年」、逆に失敗したと思うのが「GANTZ」ではないでしょうか。多くの失敗作の場合、原作が完結していない場合が多く、オリジナルで描こうとして失敗している気がします。この「宇宙兄弟」という作品もまだ連載中であることが私の心配の種でした。
ただ原作の存在を知っているが、読んだことがないのは原作のイメージに引きずられることなく見ることができると思っていました。

作品の点数は★★★☆☆です。出演していた俳優陣はそれこそ脇役に至るまで完璧でした。下手な俳優さんは1人も出ていないし、違和感を感じた俳優さんは誰もいませんでした。では何が点数を下げさせたのか?それはやはり脚本でした。宇宙飛行士になる為の訓練も月で起こったアクシデントも、盛り上がりに欠け想像の範囲内の事しか起きなかった。エンディングもあまりにもアッサリとしていて、せっかく兄弟の絆というテーマなのですから、もう少し盛り上がってもいいのでは?と思いました。

決してつまらない作品というわけではありませんが、もう一度観たいとか絶賛して誰かにお薦めしたいほどの作品ではありませんでした。

ここのところ、あんまりいい映画に巡り合っていないなぁ・・・

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