しんちゃんの徒然なる映画日記

劇場で観た映画の感想を中心に綴っていきます。これからの参考になれば・・・

パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト

2006年07月24日 00時30分18秒 | 作品名(は行)
第55回「予習が大事な作品です。」

今夜は、たぶん多くの人が映画館に足を運んだであろう「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」を鑑賞してきました。この作品には、ちょっと変な因縁があるんです。前作の時にTOHOシネマズの無料ポイントがあったので、それを使って観ようと思って休日の昼間に行くと、駐車場がいっぱい。日を改めて行くと今度は前から3列目しか空いていないという状況・・・結局3列目で鑑賞することに。さらに映画の途中で映写機の故障で中断。と色々な不運が続いた作品なのでした。
作品の評価としても、ブログをその頃に書いていたとしたら、たぶん星3つくらいの平凡な成績だったと思います。世間の評価は、かなり高いのですが、私的には楽しめた作品ではありましたが、それほど評価は高くなかったのです。

このシリーズの人気ぶりは色んな所で話題になっていますが、私の中では「一応、観ておくか。」程度の気持ちでの鑑賞でした。今回はまともな席で観ましたけどね。(笑)
ところが、今回の作品は前作を観た時に感じた時の「平凡さ」を払拭していました。キャラクターそれぞれが上手に描かれていましたし、ストーリー展開も観客を飽きさせない作りになっていました。「娯楽大作」と呼ぶにふさわしい映画に。

点数は★★★★☆ですね。惜しくもマイナス1は、こんなに前作を観た人と、観ていない人とでの面白さが違う作品は珍しいんじゃないですかね?私は「特に予習しなくても」と前作をDVDを持っているのにも関わらず、劇場での1回の鑑賞だけで観に行ったら、前作からのキャラクターがとにかく多くて、前作を観てないと全然話が見えなくなるくらいに、これぞ続編という感じだったので、マイナス1としました。前作を観てなくても、ある程度は楽しめるのですが、わかってると数倍は面白さが違います。

先ほど、改めて前作を鑑賞してみました。すると2作目に続く伏線がたくさんあって、これから劇場へ行こうって人は、必ず予習をお勧めします。2作目の最後には3作目に向けてのサプライズもありますからね。あくまで、3本で1つの壮大なお話になっているんですね。

それから、もう1つ大事なことを。このシリーズは最後まで席を立ってはいけませんよ。必ず、もう1オチありますからね。

パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト [Blu-ray]
ジョニー・デップ,オーランド・ブルーム,キーラ・ナイトレイ,ステラン・スカルスゲールド,ビル・ナイ
ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社


【ランキングに参加しています。クリックにご協力を】
人気ブログランキングへ
コメント (2)

日本沈没

2006年07月17日 03時20分25秒 | 作品名(な行)
第54回「ヒーローは1人や2人ではない。」

言いたい事が多すぎて何から話せばいいのか困っています。わざわざ日曜日の夜に出かけて行って観た映画だったのに、なんだか心の隅に沸き起こるモヤモヤを処理できずに、このブログを書いています。今夜は「日本沈没」を観てきました。

もう何度も言ってますが、「パニック映画」大好きな私としては、日本のSF作家の第一人者である小松左京の原作の映画となれば、観ない訳にはいかないでしょう。なので、映画化が決まった時から楽しみにしていたのです。
あくまで個人的な意見なのですが、パニック映画には「個」は必要ないと思っているのです。つまり誰か1人にスポットを当てて、その人の周りの出来事だけを追いかけると、それはパニック映画ではないと思うのです。パニック映画での出来事はその物語に登場する全ての人間に降りかかります。だから1人にスポットを当てると、起こっている出来事は大きいのに、ストーリーがものすごく小さい視点から描かれることになり、こじんまりした印象を受けることになるのです。この作品はまさにそんな感じの作品になっていました。

主人公である小野寺俊夫と阿部玲子の周りで起こる出来事のみが中心になり過ぎて、お話がものすごく小さな出来事のような感じがしてしまいました。もちろん、主人公なのだからストーリーの中心になるのは当たり前なのですが、だったらもっと小野寺の心の動きを、きちんと描いて欲しかったですね。あれでは小野寺が決断に至る理由みたいなものがまったく見えないまま、最期を迎えてしまったような気がするのです。簡単に選べる決断ではないのだから、余計に決断する為の出来事が描かれている必要があるのでは?

未曾有の大惨事の中なのに、小野寺がコロコロと色んなところに現れては、会話をしていくのは、「大混乱なはずなのに、どうしてこんなに簡単に移動できるんだろう?」と考えてしまいました。ストーリーを進める為にあまりにご都合主義な展開が多過ぎたような気がします。

津田寛治、木村多江、大倉孝二など、素敵な俳優さんが出ていたのに、扱いがあまりにも小さいのはとても残念でした。正直、津田さんと木村さんにはパンフレットを見るまで出演していることすら、気がつきませんでした。彼らにもっとスポットを当てれば、もっと深みのある作品になったと思います。

やはり、パニック映画とは解決した人間だけがヒーローになるのではなく、それに遭遇した人たち全てに対する賛辞でなければと思います。点数は★★☆☆☆です。

日本が沈没していく様子を描いたVFXは見事でした。それを観られただけでも良かったのかも。この作品、やはり2時間では無理があったのでは?

日本沈没 スタンダード・エディション [DVD]
草ナギ剛,柴咲コウ,豊川悦司,大地真央,及川光博
ジェネオン エンタテインメント


【ランキングに参加しています。クリックにご協力を】
人気ブログランキングへ
コメント (1)

M:i:III

2006年07月16日 12時18分10秒 | 作品名(ま行)
第53回「二転三転は当たり前?」(ネタバレあり)

このシリーズの制作が始まったのを知るたびに心配になる事があるんです。なぜかと言うとこのシリーズはいつも監督と脚本家が決まるまでに時間がかかるうえに、必ず違う人間が選ばれるので、作品の「らしさ」みたいなものが薄れてしまわないか、いつも心配しているんです。幸運なことに今までの作品は見事に「らしさ」を失わずに面白い作品に仕上がっています。タイトルが遅くなりました。今日は「M:i:III」を鑑賞してきました。あの導火線の映像とあの音楽を聞くとワクワクするのは、私だけじゃないですよねぇ。

このシリーズは私の大好きなシリーズ物の1つです。中学生くらいに観た「新・スパイ大作戦」からのファンで、もちろん古くからの名作であることは、わざわざ触れるまでもありませんよね。必ず作品中に登場させるべき、「お約束」のようなプロットがきちんと描かれているか、「スパイ大作戦らしさ」を失っていないかが、映画の良し悪しに関わってきます。今までの1作目、2作目ともに演出した監督らしさも無くさずに、「スパイ大作戦」らしさも見事に描ききっていました。
今回の監督は前2作の監督に比べると、映画界での実績という意味では、ほとんど無名に近い人を抜擢しているので、心配がかなりありました。映画を観終わったからこそ言えることなのですが、ミッション:インポッシブルシリーズの中で1番スパイ大作戦らしい作品に仕上がっていました。

個人的に大事なプロットである、「変装」もしっかり使われていたし、大好きなキャラであるルーサーもしっかり登場していたので、点数は限りなく5点に近い★★★★☆です。
どうして、満点じゃないのかは、劇中に登場する「ラビットフット」が何なのかが詳しく描かれていなかった事と、リンジーが伝えた情報は正しかったのか?そんな疑問が残ったので。
それ以外のストーリー、アクション、テンポの良さと、どれを取っても見事でした。

それにしても、ああいう仕事してる人が本名を使って仕事しちゃダメですよねぇ。イーサン・ハントが本名なのを知って、心からそう思いました。だから、すぐに人質に取られちゃうんですよねぇ。天下のIMFのずぼらな面を見た気がします。
ずぼらと言えば、必ずIMF内部から裏切り者が発生するのは、なぜでしょう?お給料安いんですかね?(笑)

M:i:III [Blu-ray]
トム・クルーズ
パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン


【ランキングに参加しています。クリックにご協力を】
人気ブログランキングへ
コメント   トラックバック (1)

カーズ

2006年07月06日 22時15分30秒 | 作品名(か行)
第52回「○○らしさを無くさないで・・・」

今日は、ピクサー制作の「カーズ」を観て来ました。日本語吹替版しか上映してないのは、ちょっと寂しいですけど、しょうがないですかね。最近は、吹替もかなりお客さんを呼べるみたいですからねぇ。

このブログで、何度も言ってきましたが、私はピクサーの作品が好きです。しかし、今回の「カーズ」の制作を知った時は、「なんで車なのよ~?」とちょっとガッカリしたんです。今までの作品は、おもちゃ、虫、モンスター、魚と、どれも擬人化して、キャラクターが喋り出しても違和感がなさそうなものばかりでした。だからこそ、伝えたい事がダイレクトに伝わって、映画を観終わった後には心が暖かくなったみたいな気分になれるのです。
それが、今回はなんと車ですよ。車に目がついて、口がついて、タイヤが手のように動いて、「ピクサーらしさが失われてしまうじゃないですか~。」と思っていました。

今回も私の老婆心でした。本当に余計な心配でした。ピクサーらしさは、まったく失われてはいませんでした。むしろ、車という題材を使ってあそこまで見事に描ききったピクサーに拍手です。心配しながらの鑑賞だったのですが、いつの間にか「車」ではなく、すっかり「人間」に見えて、ストーリーにのめり込んでいる自分がいることに気がつきました。
「ああ、そっか。ピクサーの作品が好きなのは、どんな題材を扱っているかじゃなくて、ストーリーそのものが、心に響いているからなんだ。」と再認識する結果となりました。

点数は文句無く★★★★★です。ピクサーの作品を観た後の心が暖かくなる感覚をこの「カーズ」という作品でも感じることができました。それと同時になぜ自分がピクサーの作品が好きなのかがわかった大事な作品になりました。

題名に使った、○○にはピクサーという言葉が入ります。それはどうしてかと言うと、ピクサーがディズニーに買収されたからです。今後はディズニーのアニメ部門として作品を発表していくことになるのでしょう。かつて、両者の軋轢が伝えられている時から、ピクサーの作品が観られなくなるのでは?と心配していたのですが、ディズニーの1部門となったことで、その心配はなくなりましたが、今までの「ピクサーらしさ」が失われてしまうのではないかと、心配してしまいます。

どうか、ピクサーらしさを失わないでください。

カーズ [Blu-ray]
ディズニー
ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社


【ランキングに参加しています。クリックにご協力を】
人気ブログランキングへ
コメント

【ドラマ】HERO 特別編

2006年07月04日 10時22分17秒 | 作品名(は行)
「思いを伝える事の大切さ」

映画やドラマを見る時に私は、作り手が「何を伝えたいのか?」を考えることにしている。ある人に「そんな観方をしていて楽しい?」と尋ねられたことがある。その時、私はこう答えた…「それを考えるのが楽しいんだよ。」と

昨日、テレビで「HERO」を観た。かつて連続ドラマで、すべての回で視聴率30%を超えたドラマである。なぜそんな事が起こったのか?それは恋愛ドラマでもなく、単純な犯罪ドラマでもない、「人間ドラマ」がそこに描かれていたからだと自分は思う。5年ぶりの復活に対して心配事があった。以前のテイストが失われていたら…と

事件は犯罪が起こらない平和な村で起こる。11年ぶりの殺人事件、容疑者として逮捕されたのは町では人望の厚い地元企業の専務。決して殺人なんて犯す人物ではない。ドラマを観ていた私は「どうせ、二代目社長がやったのを、庇っているんだろう。」と思っていました。それを決死の覚悟で罪を被ろうとしている人から、どうやって引き出すのだろうかと。
ところが、そんなに単純な動機じゃありませんでした。結論として、犯人は当初の通りなのですが、決して殺人などを犯すはずもない人物が殺人を犯してしまう。その理由が「町のため」だとしたら、私は「偽善」だと思います。そんな理由だったら、このドラマは一気に駄作になっていたでしょう。
どんなに町のことを思っていても、殺人を犯す理由には弱すぎる。本当の理由を聞いて納得できました。「海にタバコを捨てたんです。あの海は妻の墓なんです。」その理由はものすごく個人的な理由なのですが、納得できました。
人には他人には入られたくない領域みたいなものがあります。それを土足で踏み躙られたとき、あるいは「殺意」を持つのかも知れません。もちろん、だからと言って、人を殺していいことにはなりません。だからこそ、起訴されて裁判で罪を償ってもらいたいと思うのです。きっと町の人達も納得してくれたことでしょう。
当初、心配していたことは、私の老婆心でした。期待以上の出来にますますファンになったのでした。

同時にドラマの最中に速報が流れました。「中田英寿、現役引退」と。先ほど、彼のサイトで、彼の想いを読んできました。思わず涙が出そうになりました。それは、何故かと言うと、私自身も「自分探しの旅」に出ようと決意したからです。彼とはなんの縁もないのですが、彼の言葉が心に響きました。奇しくも同じ時期に「自分探しの旅」に出ることになった事に、勝手に運命的なものを感じています。

「HERO」と「中田英寿、引退」。この二つの事が、別々の出来事ではなく、どちらも私を勇気付けてくれました。どちらも、自分らしくいること、自分の信念を貫くことの大切さを教えてくれているような気がします。
だからこそ、映画やドラマで作り手が伝えたかった事は何なのかを考えるんです。私が出した答えが、本当に伝えたかった事じゃないかもしれません。でもそれを何かと考える事が大事なんじゃないかと思うんです。

映画とは、何の関係もない話になってしまったのですが、こうして自分の思いを形にしておきたかった。今回はそんなブログでした。
コメント