しんちゃんの徒然なる映画日記

劇場で観た映画の感想を中心に綴っていきます。これからの参考になれば・・・

ジャスティス・リーグ

2017年12月04日 23時09分02秒 | 作品名(さ行)
第442回「なぜこんなにも書けなかったのか?」
実際には公開日(11月23日)に観たのです。そう、大好きなアメコミ映画「ジャスティス・リーグ」です。評価は限りなく満点に近い★★★★☆です。個人的にはとても楽しめた作品でした。ではなぜブログが今頃になったのか?仕事が忙しかった?身体的にキツかった?それももちろんあります。でも一番の理由はこの作品の内容そのものよりも、それ以外のところでの要因が大きいような気がしています。今回のブログはちょっと書き方が変わっています。

ドゥームズデイとの死闘の末、自らの命をもって地球を救ったスーパーマン。世界中が悲しみに包まれると同時に世界各地での犯罪も急増していく。スーパーマンの遺志を継ぎ、戦うことを決めたバットマンとワンダーウーマンだったが、彼らの力をはるかに上回る強大な力をもった敵が地球へと侵攻しようとしていた。かつて地球は滅亡の危機にあった。その時は人類、アマゾン族、アトランティス人が協力し、さらにはランタンの協力も得て危機を回避した。その時に地球を手に入れようとしたステッペンウルフが再び地球に現れたのだ。彼はかつて自身の所有していた3つの「マザーボックス」を集め、再び地球を手に入れようと行動を開始する。アマゾン族とアトランティス人が厳重に保管していたマザーボックスはステッペンウルフに奪われてしまう。残る一つは人間が持つ物だけとなってしまう。危機を回避するためにスーパーパワーを持つ仲間を集めるバットマンとワンダーウーマン。超加速能力を持つフラッシュ、水中を自由に泳ぐアクアマン、あらゆるコンピューターを操るサイボーグ。しかし、彼らはまだ寄せ集めの烏合の衆。それぞれの能力を生かし切れずにいた。それでも彼らは立ち向かうことを決意し、ある禁断の一手を打つことになる。果たして彼らはチームとなり、地球の危機を救うことができるのか?

ヒット作を連発し、順風満帆のマーベル作品群に比べて、こちらのDC群はあくまで個人的な印象ですが、まだまだ手探り感が否めません。クリストファー・ノーランが監督した「ダークナイト」3部作はもはや別作品となってしまい、「マン・オブ・スティール」「バットマンVSスーパーマン」を作り上げたザック・スナイダー監督はその度に作風が暗いと揶揄され、さらに悪いことは続き、家族の不幸により完成前にザック・スナイダー監督が降板するというトラブル。(撮影は終わっていたようで、今作のクレジットは変更なし)さらにこの後に予定されているバットマン単独作品はベン・アフレックの監督降板(主演は継続だが)とまあ、色々と穏やかにはいかない要因を含んだ状態だ。

そんな風に不安要素をいくつも抱えている中で、ようやく実現した「ジャスティス・リーグ」だったので、個人的にはとても楽しめた作品でした。今作できちんと登場した新キャラクターの3人もそれぞれの見せ場があり、多人数が登場したにも関わらず、脚本は最後までとても魅力的に描かれていました。特にフラッシュは、ヒーローになったばかりの若者として描かれたことで、暗いと言われた作風の中で緩衝材のような役目を見事に果たしていました。この後に単独作品も予定されているので、とても楽しみになりました。

では減点は何かというと、一番大事な悪役です。今作の悪役は地球を滅ぼすほどの力を秘めているはずなのに、現れたのはたった1人。あとは感情も統率もない雑魚キャラクターだけという設定。持っている力についても詳しい説明はなし。もっと魅力的なキャラクターが何人も存在する大軍団だと思っていたので、ちょっとガッカリでした。さらには解決の仕方もアッサリとしていて、「え?これで終わり?」というくらいの描き方でした。

正直、フェーズ4までの計画があり、着々と進み続けるマーベルに比べて、前途多難なDC群という印象でした。スタッフロール後のおまけでは、さらに今後を予期させるようなボーナス映像もありますが、大丈夫なのでしょうか?アメコミ映画ファンとして期待をしつつも、リブートを繰り返し、キャラクターを演じる俳優がコロコロ変わってしまうようなことが無い事を祈っています。

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ベン・アフレック,ガル・ガドット,エズラ・ミラー,ジェイソン・モモア,レイ・フィッシャー
ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント


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