しんちゃんの徒然なる映画日記

劇場で観た映画の感想を中心に綴っていきます。これからの参考になれば・・・

GODZILLA ゴジラ

2014年07月27日 20時53分07秒 | 作品名(か行)
第353回「原点回帰・・・という意味では良かったけど。」
更新が滞ってしまっています。たまに訪れる「倦怠期」とでもいいましょうか。これといって観たい映画がなかったのもあるのですが、ブログに対する意欲が減退していました。で、久しぶりに観た映画だったので、それこそブログが書きたくて書きたくてしょうがない位の素晴らしい映画に出会えたら良かったのですが・・・今回の作品は「GODZILLA ゴジラ」です。

1999年 フィリピンで採掘工事中に見つかった巨大な洞穴。そこには何か巨大な生物の死骸とともに未知の生物が海に入っていった形跡が見つかる。数日後の日本。原子力発電所で異様な振動を感知する。その振動は定期的に起こり、徐々に近づきつつあった。そこで働くジョー・ブロディとサンドラ・ブロディはその異様な状況に原子炉の停止を試みるが、間に合わずメルトダウンを引き起こしてしまう。その中でサンドラは命を落としてしまう。それから15年が経ち、アメリカ軍爆発物処理班の隊員である、ジョーの息子フォードはいまだに事故の原因を調べ続ける父親が侵入禁止区域に入って警察に逮捕されたと連絡を受け、日本へとやって来た。15年前の事故がメルトダウンではなく、別に隠匿されたものがあると信じて疑わないジョーは再び禁止区域に向かうのだった。仕方なく同行することにしたフォードだったが、そこで驚愕の事実を目にする。そしてさらに事態は驚くべき方向へと歩み出すのだった。

日本が生み出した世界に誇る「怪獣映画」であるゴジラ。個人的には昭和シリーズは子供過ぎて、平成シリーズは大人過ぎて、まともに最初から最後まできちんと観た作品は1つもありません。(邦画を好んで観ないというのが一番大きいのですが。)それなのにハリウッド版を観てしまうのは、決して怪獣映画が嫌いなのではないからでしょうか?

「怪獣」という存在がどのように劇中で描かれるのかが個人的にはとても重要で、平成シリーズで多く描かれたように、モスラやメカゴジラなどを登場させゴジラと対決というのは子供向け過ぎて、あまり好きではありません。人知を超越してしまい、ゴジラのことを人間はどうすることも出来ない、という設定が個人的な好みなので、今作を含めたハリウッド版の2作はとても面白く鑑賞することが出来ます。

今回の作品は日本のゴジラ映画に対するリスペクトはとても良く伝わってきます。が、ストーリーとしては盛り上がりに欠けてしまっています。生物学の権威として芹沢博士を演じた渡辺謙さんを起用したり、序盤の舞台を日本にしたりと日本に対して好意的に描いてくれたのですが、脚本がとても薄っぺらく感じてしまい、とても残念な作品になってしまいました。

俳優陣も渡辺謙さんを除けば、有名な俳優はほとんど登場していないという状況がハリウッド側の力の入れ方を物語っているのでしょうか?

登場する怪獣たちのデザインなどに関していえば、今作のゴジラは日本版に限りなく近いもので好感が持てます。(個人的にはそれほど重要ではないのですが。)対するムートーと呼ばれるクリーチャーはどこかで観たことあるようなデザインで迫力に欠けてしまいます。

と色々言いましたが、点数としては★★★☆☆です。ゴジラ映画としての一定のクオリティーは保っていましたが、それ以上でもそれ以下でもありませんでした。「スターシップ・トゥルーパーズ」「クローバーフィールド」「パシフィック・リム」など多くの映画で多くのクリーチャーを観てしまった今となっては、新鮮さを求めるのは酷なのかもしれません。が、それは脚本次第でどうにでもなると思っています。この作品が歴史に名を残す映画になれなかったのは残念です。

GODZILLA ゴジラ[2014] Blu-ray2枚組
アーロン・テイラー=ジョンソン,渡辺謙,エリザベス・オルセン,ジュリエット・ビノシュ,サリー・ホーキンス
東宝


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オール・ユー・ニード・イズ・キル

2014年07月06日 23時45分13秒 | 作品名(あ行)
第352回「最近、期待し過ぎていたから・・・今日は。」
ここのところ、自分の中で勝手に盛り上がってしまい、いざ観ると思ったほどでは無くてガッカリするという作品が続いています。今回の作品「オール・ユー・ニード・イズ・キル」も数ヶ月前に観た予告編で私の大好きなSF映画、しかも原作が日本のライトノベルというのを聞いてかなり期待していました。しかし、今回はちょっと違います。というのも今回のハリウッドでの映画化を受けて「週刊ヤングジャンプ」で集中連載されたマンガ版を事前に観てしまったからです。作画を「デスノート」の小畑健が担当したこともあり、しっかり熟読してしまった私は、そのエンディングにすでにガッカリしてしまったのです。

正体不明のエイリアン「ギタイ」に襲われた地球。その驚異的な戦闘力に人類は対抗できずに絶滅寸前にまで追い込まれていた。そんなある日、軍の広報担当として働いていたウィリアム・ケイジは突然、最前線への赴任を突きつけられる。戦闘経験の無い彼は逃げ出そうとするが捕まり、脱走兵として最終作戦を明日に控えた最前線に送られてしまう。武器の使い方すら解らないまま戦場へと放り出されたケイジ、次々と仲間が死んでいく中で逃げ惑うケイジだったが、彼もアッサリと命を落としてしまう。と同時に彼の身に驚くべき事が起こる。死んだ瞬間に彼の意識は決戦前日の基地に彼が送られた時間へと戻っていた。困惑するケイジは何が起こったか解らないまま再び戦場へ。また彼は呆気なく戦死するが同時にまた前日へと時間が戻る。彼は死んだらまた前日へとタイムループを続けていく。幾度となく戦いを続ける中でケイジは歴戦の勇者として有名となった女性兵士リタ・ヴラタスキと出会う。戦闘の中でケイジの戦いぶりを見た彼女はあることに気が付く。そして彼女はケイジに「目を覚ましたら私を探して」と伝える。と同時にケイジは命を落とし次のループへと。基地で彼女を見つけたケイジがループの事を伝えると、以前リタも同じようにタイムループを経験したというのだ。彼女はその能力は消えてしまったが、ケイジの能力を使えばギタイとの戦いに勝利することが出来るという。それからケイジの過酷な戦いが始まっていく。果たしてケイジは戦いに勝利出来るのか?世界の運命は?

あらすじが長くなってしまいましたが、SFファンには見応えのある作品になっています。私がガッカリしたと書いたコミック版とはかなり違う展開・結末になっていたのでかなり安心しました。SF映画作品のたびに書いていますが、「どんな荒唐無稽な話でも、観客を納得させることが出来れば傑作となる。」この作品はそれに成功したと思います。

ケイジがタイムループに落ちる理由もしっかりと描かれていたし、それをどのように利用して戦いに生かすのかを、物語の展開の中で自然に描くことに成功していました。さらに劇中では描かれていないが、捨て駒にしたループや失敗したループをセリフの中などで描くことで物語に深みを与えていました。

設定された世界観も見事でした。彼らが戦闘で使うパワードスーツの造形も良かったし、敵側のギタイも魅力的に描かれていました。(マトリックスに登場したセンティネルにそっくりだったけど)コミック版のように洗練されたデザインではなかったのですが、個人的には映画版のような雑多で汚れていて、未完成な感じのほうが良かったです。

点数としては★★★★★です。登場人物は多くなく、魅力的なキャラクターは少ないのですが、同じ日を何度も繰り返すという設定を見事に生かし、決して難しくなく解りやすい展開で最後まで描き切ったのは評価に値すると思います。それにしてもトム・クルーズという俳優さんは自分が出演する作品を見事に選ぶものですね。

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