しんちゃんの徒然なる映画日記

劇場で観た映画の感想を中心に綴っていきます。これからの参考になれば・・・

NEXT-ネクスト-

2008年04月27日 01時40分59秒 | 作品名(な行)
第89回「結局、彼はどうなったのでしょうか?」

フィリップ・K・ディックという作家の作品は、かなりの数が映画化されており、個人的にも面白い映画が多くて、映画化されるとワクワクしながら映画館に足を運ぶのです。
今夜の作品もそんな彼の原作を映画化した、ニコラス・ケイジ主演の「NEXT-ネクスト-」でした。
公開前に主演俳優が来日したり、テレビ番組で取り上げたりといったプロモーションが不足している様な気がしていたのは、やはり作品の出来がイマイチだったせいなのでしょうか?

予知能力を持った主人公が、アメリカに持ち込まれた核の脅威をいかにして防ぐのかという物語。ところがその予知能力というのが、なんと自分に関すること、しかもわずか2分間先の出来事しか予知が出来ないという、なんとも中途半端なもの。どうやって核爆弾の脅威を防ぐのかが見物でした。
ところが、思わず映画館の中で「おいおい!○○オチかよ!」と叫んでしまいたくなる結末でした。
あんまり喋るとネタバレになるのですが、我慢ができませんでした。あの彼女の役目はなんだったのか?(なんとなくはわかりますが)結局、核爆弾はどうなったのか?
色んなことが未解決のままなのです。それもアリかと思いますが、もう少し結論が欲しかったです。テロリスト側にももう少し悪役らしい、いい味を出して欲しかった。

点数は★★☆☆☆です。あまりにも終わり方があっさりし過ぎです。
もう少し盛り上げてほしかったです。
これなら、少林少女や紀元前一万年を見ればよかった。と思ってしまいました。
原作を読んでいないので、なんとも言えませんが、映画にするにあたりストーリーを簡素にしてしまっているのでしょうか?

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ニコラス・ケイジ,ジュリアン・ムーア,ジェシカ・ビール,トーマス・クレッチマン
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ブラックサイト

2008年04月13日 23時51分21秒 | 作品名(は行)
第88回「久しぶりに直球勝負な映画でした。」

「ラスト10分の驚愕の真実」など、奇をてらったキャッチコピーで観客の興味をそそる手段が横行しているクライムサスペンス映画ですが、今夜の映画は珍しく直球勝負な映画でした。
最近、直球勝負な映画が少ない為に今夜の映画もどんな仕掛けを用意しているのかと、勝手に色々想像してしまいましたが、あまりの直球さにちょっとガッカリした感もありましたが、それなりに楽しめたと思います。今夜の映画は「ブラックサイト」です。

物語はネット上で配信される公開殺人ショー。そのサイトを見る人間が増えれば増えるほど、その人物の死が早まっていく。次々に行われる殺人ショーにFBIサイバー捜査官が追いかけていくというお話です。
インターネットが普及し、誰もが自由に映像などを公開できる社会になってきているので、こんな犯罪が起こっても不思議ではありませんよね。なかなかいいアイデアで思っていた以上に楽しめました。
犯人も最近よくある愉快犯ではなく、動機もしっかりあって安心しました。個人的には特に理由もなく殺人を犯す、快楽殺人者が1番嫌いなもので。だって安直じゃないですか。登場人物の誰でも犯人に設定する事ができて、殺しに理由がないから、誰でも被害者にすることができる。そんな設定の映画って多いですよね。
私自身もそんな人物が犯人だと思っていたので、映画の途中で犯人が現れた時には「あれ?大丈夫?こんなとこで犯人が明らかになっても?」なんて心配してしまいました。

さらに心配させたのは、主演のダイアン・レインでした。正直、どうして今頃になって彼女を主演で映画を撮るのだろうと思ってしまいました。(ファンの方には申し訳ないです。)私の中では過去の女優のイメージがあったので、先日のジャンパーで登場したときも、「あれ?珍しい人が出てるなぁ」と思ったくらいでしたので、ブラックサイトの予告編を観た時には、「あ、主演での映画もあるのか」って感じでした。
それでも作品に恵まれていないだけで、いい女優さんであるのは間違いないとではと思いました。

作品としては、★★★☆☆ですね。アイデアは良いのですが、俳優陣の不足と安直な結末が減点の要因ですかね。快楽殺人者ではなく、動機ある殺人としたのは評価できる点ではあるのですが、1年後くらいに日曜洋画劇場で観たほうが楽しめると思いますよ。

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ジョセフ・クロス,ビリー・バーク,ダイアン・レイン,コリン・ハンクス
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クローバーフィールド/HAKAISHA

2008年04月06日 01時30分10秒 | 作品名(か行)
第87回「クローバーフィールド事件で盛り上がろう」

さて今夜の映画はもちろん「クローバーフィールド/HAKAISHA」です。映画ファンとして、あれだけの予告編やWEBでの映像で観たい意欲を掻き立てられれば、観ないわけにはいかないですよね。
ただ、得てしてああいう盛り上げ方をした映画には駄作が多いのも事実です。期待半分、疑心半分って感じでの鑑賞でした。

かつて数年前に同じような作りをした映画がありました。「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」という映画です。個人的にはこの映画はとても面白くDVDも買いました。(DVDを購入するというのが、面白い映画かそうでないかのバロメータになっているんです。)しかし、私の個人的な意見とは逆に公開後の評判はそれほどでもなかったように思います。
それは、なぜなのか…。私的見解ですが、「ブレア・ウィッチ」は事前準備がとても必要な映画なのです。どんな事前準備かというと、パンフレットを買い、仮想の街の歴史やブレア・ウィッチの伝説などなど、映画を観る前に知っておかなくてはいけない情報がいくつも存在するのです。
もちろん、その事前準備を怠ったとしても楽しめる映画ではあるのですが、物語の中で何が起こったのかを理解出来ずに、単なるホラー映画として終わってしまうのです。

すっかり、話がそれてしまいましたが、この「クローバーフィールド」という映画には事前準備は決して必要ではありません。純粋にこの世界観にドップリ浸ってしまえば、とても楽しめる映画です。「単なる怪獣映画じゃん!」なんて思わずに、ニューヨークで実際に起こった事件なんだと思って鑑賞してください。思った以上に楽しめますよ。

点数は★★★★☆です。マイナス要因は(詳しくは言えませんが)もう少し謎が明らかになっても良かったかな?って思います。タグルアト社の件とかね。

あ、それからこの映画、事前準備をしておけば、もっと楽しめますよ。検索サイトなどで「タグルアト」と検索してみてください。Youtubeなどで面白い映像を見ることができますので、さらに盛り上がると思いますよ。
映画は自分でテンションを上げる作業も大事です。

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