しんちゃんの徒然なる映画日記

劇場で観た映画の感想を中心に綴っていきます。これからの参考になれば・・・

ザ・ウォーカー

2010年06月28日 23時36分56秒 | 作品名(さ行)
第189回「彼が歩いた先に見つけた、たった1つの希望とは?」

土曜日には映画を鑑賞していたのですが、昨日の夜は体調不良になってしまい、早めに寝た為に珍しく月曜日での更新です。さて、今夜の作品は・・・

戦争で荒廃した近未来、世界にたった1冊だけ残ったある本を持って、1人で西を目指す主人公。かつてヒットした映画「マッドマックス」シリーズを彷彿とさせる設定。さらに個人的に好きな俳優「デンゼル・ワシントン」「ゲイリー・オールドマン」出演と聞けば見逃すわけにはいきませんよね。今夜の作品は「ザ・ウォーカー」です。

物語は戦争によって荒廃した近未来の世界。主人公のイーレイはある1冊の本を持って旅を続けていた。その目的は知らぬまま、ただ西へを向かって。ある時、辿り着いた街でその街を牛耳っているカーネギーに本を持っていることを知られてしまう。その本は世界にたった1冊だけ残ったある書物で、人々の希望とも言える本だった。その本をどうしても手に入れたいカーネギー。しかし彼はその本を渡す事を拒否した。暴力と欲望が支配する世界で彼は本を守る戦いへと進んでいく。

イーレイが守ろうとしている本が何なのかは、ちょっと想像すればわかります。そう世界最大のベストセラーと呼ばれている書物です。その事が重要なのではなく、この映画の1番の驚きは主人公であるイーレイが「○○」であったこと。映画を注意深く観ていれば、不自然な部分がいくつかありました。私も少し違和感を抱えながらも、その事には最後まで気がつくことができませんでした。
そして、映画の終盤でその事がわかった後も、「え?じゃああの場面は?」と物語を頭の中で最初から最後までを思い返してみました。すると、彼が「○○」であると考えるとどうしても辻褄が合わないところがいくつかあり、「ん?どういうこと?」と首を傾げてしまうところが幾つかありました。
それと同時に、違和感のあった行動の全てが納得できて、「ええ~そうだったのか」と驚愕している自分がいました。

作品の点数は★★★★☆です。脚本も見事でしたし、出演者も良かったです。「マッドマックス」ほどの派手さはありませんが、デンゼル・ワシントン演じるイーレイはいいキャラクターです。いまだに納得できていない場面がいくつかあるので、確認する為にもう1度観たい気持ちです。(おそらくDVDになるのでしょうが)

さて、来週からは立て続けに観たい作品が目白押しですねぇ。
まずは「踊る大捜査線3」ですね。

ザ・ウォーカー [Blu-ray]
デンゼル・ワシントン,ゲイリー・オールドマン,ミラ・クニス
角川書店


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孤高のメス

2010年06月20日 23時55分32秒 | 作品名(か行)
第188回「当麻鉄彦を語るのに2時間20分では短すぎる!」

「当麻鉄彦」その名前を聞いたのは今から約20年前、当時ビジネスジャンプで連載されていたマンガ「メスよ輝け!!」がきっかけでした。ビジネスジャンプを購読していたわけではなかったのですが、母親が看護婦という職業に就いていた影響で医療に興味のあった私は医療を扱ったドラマやマンガにも興味を持つようになっていました。
そんな関係で医療を扱った「メスよ輝け!!」を内容は確かめもせずに、迷うことなく手に取ったことがきっかけでした。そして当時、高校生だった私は「外科医・当麻鉄彦」の魅力にとりつかれていきました。
今夜の作品は「孤高のメス」です。やっと観ることができました。
マンガの連載が終了後に小説というかたちで、当麻鉄彦の物語が続いていたことも驚きましたが、それが今頃になって映画化されるとは・・・マンガの評価が低かったのでしょうか?

物語は1989年、とある地方都市にある「さざなみ総合病院」には付近にある大学病院から医師が派遣されているが、医師達はやる気はなく、難しい手術はすべて大学病院に移送するという体質が根付いた病院だった。そんな病院に赴任してきた「当麻鉄彦」という外科医はその手腕を発揮し、あらゆる患者を救っていく。当麻の存在を疎ましく思う大学病院から派遣されている野本達からは反感を買うが、その人柄の良さからスタッフや患者から慕われていく。
ある日、彼の腕を買ってくれていた市長が肝臓癌で運ばれてきた。肝移植を行なうしか方法は残されていないがドナーが見つからずに時間ばかりが過ぎていく。
時を同じくして、看護婦の中村浪子の隣に住む教師の武井静。彼女の息子が交通事故で運ばれてくる。彼は脳挫傷の為、「脳死」状態となっていた。武井は息子の遺志を思い、臓器移植を申し出る。しかし、現在(1989年当時)の日本では脳死患者からの移植は認められていない。当麻は日本初の脳死患者からの肝移植を強行しようとする。果たして・・・

ブログのタイトルにも書きましたが、外科医・当麻鉄彦を語るのに2時間20分という上映時間では短すぎると感じました。大学病院側のやる気のない医師達との軋轢や、野本の狡猾さ、青木医師の心の葛藤などなど、「メスよ輝け!!」の中ではかなりの時間をかけて描かれたのでドラマ性も盛り上がったのに、映画の中ではそれなりの時間は経過しているようですが、観ている観客側にとっては数十分しか経過していない。セリフや日記などで時間の経過はわかるのですが、あえて季節の経過などがわかるカットを挿入すべきだったような気がします。
そもそもマンガでは約4年間の連載、全12巻のお話ですから、連続ドラマなどで半年位をかけてゆっくり描いたほうがもっとより感情移入できて、より良い作品になったような気がしています。

それでもこの作品は私が予想していたよりもかなり良くできていました。点数は★★★★★です。この映画を当麻鉄彦という人物を知らない多くの人に観て欲しいと思いました。
そして、改めて「メスよ輝け!!」が素晴らしい作品だったと再認識することができました。

映画版の当麻鉄彦は、マンガ版に比べるとかなり人間臭いキャラクター設定になっています。個人的にはマンガ版のちょっと人間離れしたキャラクター設定もよかったのですが、映画版のちょっととぼけた設定も好感が持てました。

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アイアンマン2

2010年06月13日 23時55分05秒 | 作品名(あ行)
第187回「今後がますます楽しみな作品でした。」

さて、今夜の作品はこのブログを読んでくださっている方なら、もうわかっていることでしょう。そう「アイアンマン2」です。アメコミ映画ファンを公言している私ですから、この作品を見逃すわけはありません。

前作で自らがアイアンマンである事を告白したトニー・スターク。今作では彼の深い苦悩が描かれていきます。
アメリカ政府からアイアンマンスーツは兵器であるので、個人に所有させるわけにはいかないとスーツの提出を求められる。彼はスーツを作るには自分以外では後5年から10年かかると豪語する。が、彼が参加したモナコグランプリに突如現れたウィップ・ラッシュことアントン・ヴァンコは、彼の胸には小型アーク・リアクターを付けて現れた。
さらには、彼の胸のアーク・リアクターの影響で血中に毒素が蔓延し、彼の命を削り続けていた。その解決策を探していたが未だに見つけられずにいた。彼を生かすはずのリアクターに逆に命を奪われつつあった。

前作の後からずっと待ちに待っていた作品だけにワクワクして劇場に足を運びました。もちろん細かい事を言えば色々ありますが、それでも私を満足させてくれる作品でした。

残念だった点を2つ。1つはウィップ・ラッシュがとても魅力的な悪役だったのに、出ていた時間があまりにも短かったこと。最初と最後に登場するのですが、強敵という設定なわりには、意外とあっさりと片付けられてしまったのはとても残念でした。
もう1つは、ローズ中佐を演じたドン・チードルについて。前作ではテレンス・ハワードが演じていたキャラクターなのですが、極めて個人的な感想ですが、前作のテレンス版があまりにもイメージとピッタリ過ぎて、ドン版ローズ中佐に最後まで馴染めませんでした。ドン・チードルのイメージが「オーシャンズ」シリーズのキャラクターがピッタリだったので、どうしてもエリート軍人という設定が似合わなかったのです。おそらく色んな事情があったのでしょうが、前作以上に出番が多かっただけに残念でした。

そんな点があっても、点数は★★★★★です。もう完全に個人的な意見になってしまっていると思います。思い入れの大きさで満点になっていますが、冷静に考えればマイナス面あります。

劇中に何度も今後公開予定のマーベル製映画の前フリが登場します。「ソー」「キャプテン・アメリカ」「アベンジャーズ」かなり楽しみな反面、アイアンマンほど成功するのか心配です。それから、今回も席は明るくなるまで立たないでください。

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告白

2010年06月06日 23時55分23秒 | 作品名(か行)
第186回「巡り合わせとでも言えばいいのでしょうか?」

今週は珍しく邦画で悩むことになった週でした。その作品とは「孤高のメス」と「告白」です。その2本から私が選んだのは「孤高のメス」のはずでした。
すっかり「孤高のメス」を観るつもりで劇場に足を運んだ私はチケット売り場で耳を疑いました。
「もう始まってますよ。」そう、私が時間を1時間間違えたのです。レイトショーだから午後9時以降に始まるものだと思い込んでしまっていました。午後8時10分からの上映を午後9時10分だと思い込んでいたのでした。
気持ちはすっかり「孤高のメス」になっていたのですが、急遽「告白」を観ることとなりました。1度切れてしまった気持ちを私は「これも何かの縁なのかも」と自分を納得させたのでした。
というわけで今夜は「告白」です。

物語はタイトル通り「告白」から始まります。とある中学校の教壇に立つ教師の森口悠子はシングルマザー。1人娘を育てながら教師として1年B組の担任をしていた。ある日、娘が学校のプールで遺体となって見つかった。彼女は「わたしの娘が死にました。警察は事故死と判断しましたが、娘は事故で死んだのではなくこのクラスの生徒に殺されたのです。」と、彼女の復讐劇はここから始まるのです。

途切れた気持ちは映画が始まるまでには切り替えることができていたと思います。
それでもなんだか釈然としない気持ちで劇場を去ることになったのには、いくつかの理由がありました。
原作である小説を読んでいないので、あくまで映画を観ての感想です。

当初、私が心配していたのはこの作品の監督が中島哲也であること。「下妻物語」や「嫌われ松子の一生」などちょっと異彩を放つ作品を世に送り出してきた監督が、この少年犯罪や復讐劇などのテーマをどう描くのか?興味半分、心配半分というところでした。
結論としては★★★☆☆といったところでしょうか。

正直、このテーマを扱った映画を「面白い」と評価するのはどうかと思います。観終わった私の心にはなんだかモヤモヤしたものが残りました。出演している役者さんの演技も悪くなかったし、監督のあの平面的な演出も見事だったと思いますが、扱うテーマが重た過ぎました。
しかもエンディングがああいう中途半端というか、どうとでも取れる終わり方では、なんだか釈然としないのもしょうがないでしょう。

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