しんちゃんの徒然なる映画日記

劇場で観た映画の感想を中心に綴っていきます。これからの参考になれば・・・

バイオハザード:ザ・ファイナル

2016年12月31日 18時06分41秒 | 作品名(は行)
第417回「ようやく終わったみたいだけど・・・」
以前からゾンビ映画好きを公言し、幾つものゾンビ映画をみてきていますが、正直このシリーズをゾンビ物と表現していいのか?は悩むところです。それでも日本のゲームが原作ですし、大ヒットシリーズとしてのファイナルですので、しっかりと見届けさせてもらおうと劇場へ向かいました。今回の作品は「バイオハザード:ザ・ファイナル」です。

Tウイルスの蔓延によって、人類滅亡が目前に迫った世界。幾多の死闘を繰り広げてきたアリスとアンブレラ社の戦いは最終局面を迎えようとしていた。ウェスカーの呼びかけによってワシントンに集まったアリスをはじめとする精鋭部隊だったが、ウェスカーの裏切りによって多くの仲間達は死んでしまった。なんとか生き残ったアリスは1人ラクーンシティを目指していた。それはこの混乱を終わらせるカギがかつてアンブレラ社のあったハイブにあると人工知能レッドクイーンが教えてくれたのだ。アンブレラ社によって作られたレッドクイーンは会社を裏切ることは出来ない。そこでアリスにアンブレラ社を潰させる為のヒントを与えたのだ。残された時間は48時間。アリスはかつて訪れたハイブのあるラクーンシティへ向けてバイクを飛ばすのだった。

この作品は今作を含めて6本作られていますが、個人的にゾンビ映画として面白かったのは最初の2本くらいで、あとは広げた大風呂敷を回収できずに、次作の冒頭でリセットを繰り返してなんとか体裁を整えてきました。今作もそれは健在です。前作のラストでホワイトハウスの上で「いよいよ最終決戦か?」みたいな煽りで終了しましたが、今作の冒頭では案の定ウェスカーに騙されて、レジスタンスは壊滅状態。挙句の果てに良くある「残り48時間」などという安易なカウントダウン設定。ゾンビは出てくるものの特にストーリーには絡まない。今まで活躍してきたキャラクターもクレアが登場するのみと、正直褒めるところが見つかりません。

それでも最後まで睡魔に襲われることなく鑑賞できたのは、一定レベル以上のストーリーとアクションを見せてくれたからだと思います。この作品はもはやゾンビ映画ではなく、アクション映画だと思ってください。そう考えれば一定のクオリティを保った面白い作品だと思います。最後に基本に戻りハイブのあの閉鎖的な空間を使ったのも、納得できます。

点数は★★★☆☆です。ずっと見てきたファンであれば観てもいいと思いますが、特に思い入れが無いのであれば、地上波を待てば十分だと思います。日本への敬意の表れなのかローラが主要キャストに起用などと騒がれていますが、かなりのチョイ役です。セリフがあっただけ幸せです。前作の中島美嘉よりもアッサリとした退場でした。派手さばかりが目立つアクション映画となってしまいましたが、地味でもゾンビ映画としてもっと面白い作品になれたような気がしてとても残念です。

これで2016年のブログは最後ですが。来年はどんな作品に出会えるのでしょう。マーベルシリーズはまだまだ広がりを見せていきそうだし、今後も期待しながら2016年のブログを終わりにしたいと思います。

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ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー

2016年12月23日 20時10分58秒 | 作品名(ら行)
第416回「後付けかと思われたパズルのピースは意外と・・・」
もはや言う間でも無く、SF映画ファンである私が今週観に行った映画が「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」であるのは明らかだろう。去年から再び始まった新たな3部作の間に作られると発表されたスピンオフ作品の第一弾である。随分と前からスピンオフの話は多くあり、小説などが発売されていたので作られること自体は何の不思議もありませんでしたが、その題材がエピソード4「新たなる希望」の前日譚であるデス・スターの設計図を反乱軍がいかにして手に入れたのかと聞けば、心が躍らないわけがありません。

帝国が銀河宇宙に侵攻の手を伸ばし、ジェダイを無力化した暗黒の時代。帝国はその力をさらに盤石にする為に、究極兵器「デス・スター」の建造を進めていた。しかしあと一歩のところで完成できずにいた。その兵器を完成させる為に帝国は設計者でもあり天才科学者のゲイレン・アーソを探していた。彼は家族と共に帝国の手を逃れ、戦いから距離を置き、静かに暮らしていた。だが静かな暮らしは長くは続かなかった。隠れ家を見つけられゲイレンはデス・スターの建造へと連れて行かれてしまう。妻は殺され、一人娘のジンは父の旧友だったソウ・ゲレラの元に身を隠すことになった。それから十数年の時が過ぎた。ジンはゲレラの元を離れ、窃盗・暴行・書類偽造などあらゆることに手を染める女戦士になっていた。ある日、彼女は反乱軍に捉えられる。反乱軍のアジトで彼女にとある任務が与えられた。それは育ての親であるソウ・ゲレラの元に帝国軍を逃げ出したパイロットがいるという。彼は重要な情報を持っているらしい。昔からの知り合いならゲレラも会ってくれるだろうとジンに白羽の矢を立てたのだった。ジンはもしかしたら父親の消息が分かるかもとその任務を引き受けることにした。彼女は反乱軍の戦士キャシアンと帝国軍のドロイドを改造したK-2SOと共に惑星ジェダへと向かうのだった。

あらすじが長くなってしまいましたが、これでもかなり序盤だけです。この作品だけを見たのではあまり楽しめないかもしれません。最低でもエピソード4は観て、スター・ウォーズの世界観を知っておく必要があります。なにせエピソード4の10分前までを描いているのですから。ファンとしてはどのように繋がっていくのか楽しみにしていました。

結論から言ってしまうと、とても素晴らしい作品でした。スピンオフといいながらメインストーリーに密接に関係しているエピソードだったので、ダース・ベーダーは登場するし、あのコンビの姿も確認できます。さらに重要キャラの彼女もしっかりと登場しています。いつ撮影されたんだとツッコミをしてしまいそうですが、今やCGでどうにでもなりますからね。

個人的には楽しみにしていましたが、期待はあまりしていませんでした。結末が決まっているお話(エピソード4へ繋げる為)は無理があるのでは?と思っていました。ところが出来上がった作品は今までのスター・ウォーズの世界観を守りながらも、登場人物は全員が普通の人。しっかりと戦争映画となっており、文句無くスター・ウォーズでした。このお話みたいな、「寄せ集めの荒くれ者集団」っていう設定が大好きな私としては、とても満足いく作品でした。

点数としては★★★★★です。ローグ・ワンのメンバーとなるチアルートやベイズなど脇役に魅力的なキャラクターが多く、ストーリーも見事に出来ていて、スター・ウォーズとしての新たな1ページを築きました。多くの部分で日本をリスペクトしており、今作でもチアルートがまるで座頭市のようだったりと、日本を意識させる部分が多くあるので、是非とも日本人俳優を出演させてほしいと思いました。

今後もスピンオフ作品が予定されていますが、この作品を観て今後がますます楽しみになりました。

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ミュージアム

2016年12月12日 20時53分26秒 | 作品名(ま行)
第415回「最悪の後味を期待していましたが・・・」
すっかりご無沙汰しています。今年はそんな状況がたびたび訪れる年だったなぁ・・・と年末に来てブログを書きながら思っています。どんな映画でも良ければ毎週でも行くのですが、ブログの執筆を考えると中途半端な作品だと書くのに苦労するからなぁ・・と色々と言っていますが、単に私の筆不精が発揮されているということです。今日の映画はそんな状況がこのままだと来週の「ローグ・ワン」まで続いてしまいそうだったので、都合よく割引デーだったこともあり、土曜日の昼間に「ミュージアム」を観てきました。

とある雨の日に惨殺された女性の死体が見つかる。その女性は磔にされ、腹をすかせた獰猛な大型犬を放たれ、生きたまま犬に喰い殺されたのだった。捜査を始めた沢村久志刑事はその事件の異様さに何かを感じていた。すると被害者を喰い殺した犬の胃の中から「ドッグフードの刑」と書かれた紙きれが見つかる。犯人は被害者に対し私刑を行っていると沢村は考えるが上司は耳を貸さない。しかし、事件はまた雨の日に起こる。今度は引きこもりの青年が「母の痛みを知りましょうの刑」と称し、出生体重分の身体を刃物で切り裂かれて殺された。その2人にはある共通点があった。2年前に起こった幼女誘拐殺人事件の裁判員を務めていたのだ。沢村に戦慄が走る。それは2週間前に家を出た妻の遥もその事件の裁判員だったからだ。遥に連絡を取ろうとするが電話は繋がらない。さらに事件は起こっていく。その事件の裁判官が「均等の愛の刑」と称し、自宅と愛人の元へ身体を2つに切られて送り付けられた。妻と息子を心配する沢村だったが、犯人の魔の手は確実に忍び寄るのだった。

原作がマンガのようなのですが、全く知りませんでした。さらにネットの記事で「後味の悪い映画」紹介みたいな記事で、この映画の公開に合わせて昔の後味の悪い映画を紹介していたので、この映画も後味が悪いのだろうなぁ・・と思っていました。個人的に後味の悪い映画といえば、「セブン」や「殺人の追憶」「チェイサー」などが思い浮かびますが・・・この作品も思いっきり心の準備をして劇場へ足を運びました。

とある部分までは本当に後味の悪い映画でした。もしかしたら、原作はその後味の悪さのまま終わっているのかもしれませんが、この映画の製作陣は救いを残しました。個人的にはその良心を評価しますが、それをダメだと評価する人もいるかもしれません。わざとそれを連想させる演出だったのであそこで終わっていたら、それはそれは夢見が悪かったことでしょう。

逆に犯人の動機について。猟奇的殺人鬼を描いているのですが、最初の動機は納得できるものだったのですが、映画が進むにつれて一貫性が無くなっていきます。完璧主義なわりには前の事件で失敗しているし、自己顕示欲が強いわりには、わざわざ失敗しそうな手段を取ったりと、物語が進み犯人の動機や人物像が明確になるにつれて、破綻が目立っていきます。

それでも観客をスクリーンにくぎ付けにし、エンディングまでの流れは見事でした。テンポがいいので最後までダレることなく鑑賞できました。主人公の沢村を演じた小栗旬も、犯人役を演じた妻夫木聡も緊迫したスゴイ演技でした。

ネタバレが怖くてはっきりしない書き方をしましたが、点数としては★★★★☆といったところでしょうか。もう少し犯人の性格と行動に一貫性を持たせると、犯人側の行動にも納得ができたと思います。

ミュージアム [Blu-ray]
小栗旬,尾野真千子,野村周平,丸山智己,田畑智子
ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント


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