柴田典子の終活ブログ「エンディングノート知恵袋」

エンディングデザインコンサルタント柴田典子のブログ。
葬儀に関わらず「賢い老い支度」として終活全般のお話もしています。

段ボール屋の箱入り娘

2010年03月02日 | 昔むかし
段ボール屋さんの典子ちゃんは箱入り娘でした。
そういえば、小さい頃段ボール箱の中に座らされて撮った写真が有ります。

父方のほうでは初孫で、可愛がってもらいました。
この写真は7歳の時で日本舞踊の初舞台の写真です。

父は子供にとても大きな夢を抱いている人で自分の思い通りに育てたかったようです。

私のうろ覚えの記憶では、ある日突然家に着物を着た男の人が来て
部屋に呼ばれました。
その人は踊りの先生で、父の知人の家に出稽古に来ていた方です
そこのお嬢さんがとても踊りが上手だそうで
父の頭の中にはすでに私が踊っている姿があったのです。

その部屋で、凄いことが起きました。
いきなりレコードが流れて先生に習って父が踊りだしたのです。
確か洋服のまま、なよなよと踊っていたと思います。
踊りなどしたこと無い人がです。
そして私に
「とても楽しいからお前も一緒に日本舞踊をやってごらん」と言ったのです。

見ていて父より私のほうがきっと上手に踊れると思い、まんまとその罠に
かかってしまいました。
私はてっきり、父と一緒にお稽古をするものと思い込んでいましたが
翌週から先生が来ても私1人がお稽古をさせられて
騙された!とわかりました。

でも2年くらいで踊りはやめてしまいます。
そうです。
典子ちゃんはとても飽きっぽい子だったのです。

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1 コメント

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かわいい!! (ポンポンダリア)
2010-03-02 21:43:25
すごい、貴重なお写真ですね。
お父様が踊って見せて、そして、踊りを始めるなんて、とても可愛がられていらしたんですね。
なんか、柴田さんの一端を垣間見たような、(*^_^*)
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