柴田典子の終活ブログ「エンディングノート知恵袋」

エンディングデザインコンサルタント柴田典子のブログ。
葬儀に関わらず「賢い老い支度」として終活全般のお話もしています。

高齢の親なら銀行の代理人カードは必要

2022年05月07日 | 終活セミナー
義母と同居を始めた時、母の銀行口座と郵便口座の代理人になったことがあります。
80代後半になると銀行に自分で行くことが大変になり、窓口で書類を書くのも苦手になります。
代理人カードがあることを知り申し込むと銀行は自宅まで来て手続きをしてくれました。
これには母の署名が必要になりますし、ここで母の判断力があるのかも確認をされます。
認知症の程度が重ければ口座は凍結され、私達ではお金が下せなくなります。
幸いにも質問に受け答えができる状態だったので問題なくカードは作られました。

郵貯では自宅に来てはもらえず、母を車に乗せて出向き同じように手続きをしました。
お陰で母が介護施設に入っても必要なお金はいつでも出す事ができ何も困らずにすみました。
この代理人カードを知らない人が意外と多くいます。

代理人カードは本来、体が不自由になり銀行やATMに行けなくなった本人に代わって家族が口座を利用できるためのものです。認知症になったら口座は凍結され代理人カードの使用も本人自身の使用もできなくなります。

高齢になったら将来のために代理人カードを作っておくと便利ですね、認知症状がなければカードの作成後でも本人が口座を使うことは問題なくできます。
要は代理人カードはご本人が理解力のあるうちでないと作れないので
気になる方は早いうちに銀行に問い合わせをしてみましょう。



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