柴田典子の終活ブログ「エンディングノート知恵袋」

エンディングデザインコンサルタント柴田典子のブログ。
葬儀に関わらず「賢い老い支度」として終活全般のお話もしています。

葬儀社の経営に葬儀理念を!

2011年07月20日 | 葬祭スタッフ
葬儀社のスタッフには、いい人が沢山います
優しいし、仕事になると一生懸命です

「どんな葬儀がしたいの?」
「どうしてお葬式をするの?」
「ご遺族は何が必要で、何をしてあげられるの?」


こういう質問に正解はありません
この答えを即答できる人は少ないです
スタッフのいる環境によってそれぞれの葬儀意識が違ってきます

葬儀社の中、というより
経営者の口から、常に自社の葬儀の考え方や将来の展望が伝えられていると
スタッフは、自分がどんな考えで、葬儀を進めていくのかを知ることができます

葬儀の理念を経営者が持つかどうかです

経営者の葬儀への考え方や進む方向がわかれば
下で働く者はとても動きやすくなります

目の前に出されるものが「売上」だけなら
それが目的になり、利益を売るための手練手管に努力します
それ以外の、気配りや遺族への提案など金銭に表れないものへの
努力は、遠のいてくるでしょうね


どうしてこんな小難しい話になったかというと
葬儀スタッフの研修をするより
葬儀経営者の研修のほうが大事じゃないかと
考え始めているからです


学んだ事を活用したくてもできない実情があります

はじめは、行動を起こしても
やがて持続できまくなる・・・・

葬儀レベルの質をあげたい、と訴える経営者ですが
なかなか質は上がりそうにありません


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