柴田典子の終活ブログ「エンディングノート知恵袋」

エンディングデザインコンサルタント柴田典子のブログ。
葬儀に関わらず「賢い老い支度」として終活全般のお話もしています。

身動き取れない時はどうしますか?

2023年05月13日 | エンディングノート

年齢に関係なく急な体調不良は誰にでも起きうることです。

思いがけず、長丁場になる場合もあります。

特にお一人住まいの方や、高齢の家族と二人住まいであるなら困ることが沢山あると思います。

その場になって頼れる人を探すのは難しいので、元気なうちに考えておきましょう。

もし、自宅で寝込んでしまったら「誰に家への出入りや日常の家事を頼めるか」を考えてみてください。

同居していなくても家族や親族に頼めるようなら、まず一安心ですね。

それができないようなら、周囲の友人を考えてみましょう。

信頼できる人がいるなら、その方に「困ったときのサポートをお願いできるか」打診してみましょう。

自分勝手に思い込むことは危険ですし今後の付き合いも左右しかねません。

 

考えられるサポートは食事、買い物、ゴミ出し、洗濯などでしょうか。

時には病院や薬局への付添や、入院の準備も必要になります。

もし、頼りたくないのであれば家事代行会社を利用することもできます。

できれば、元気な時にサービス内容や費用を調べてパンフレットなどを入手しておきましょう。

具合が悪くなってから探すのはキツイ作業ですし、いい会社に巡り合えないこともあります。

お金の引き出しも必要になるかもしれません。これは友人でも頼みにくいですね。

ATMまでの付添でしょうか。

 

私が経験した「身動きできない10カ月」の場合は

お金、役所関係はまとめておいて、別居の子供に。

急な買い物や郵便物、ゴミ出しなどは、ご近所にお願いしました。

どんなに小さな依頼でも「お礼」が頭をよぎりがちですが、律儀に構えると厚意があだになることもあるので、素直に甘えることにしています。そして前向きな姿勢と感謝の言葉がけを忘れないようにし、回復したら今度は私がお役に立てるような対応でお返しをしようと考えています。

 

時間がかかったり、面倒なことは有料の家事代行会社に依頼しました。

度重なるサポートなら、思い切って友人にアルバイトとしてお願いした経験もあります。

厚意に甘えすぎて一方的に負担を強いてしまうと、今後のお付き合いに悪影響を残すことを考えてのことです。

 

頼れる関係を考えてみると、日ごろからのお付き合いが大事になることがわかりますね。

 

緊急事態に備えることは思いつくだけではなく、きちんとエンディングノートなどに文章で残すことです。

時間の経過と共に、お互いの関係も変化をしますし思い違いもあり得ます。時々確認しあうようにしましょう。

 

私の作成したアクティブノートには自分が頼れる人を項目別に記載できるようになっています。

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