柴田典子の終活ブログ「エンディングノート知恵袋」

エンディングデザインコンサルタント柴田典子のブログ。
葬儀に関わらず「賢い老い支度」として終活全般のお話もしています。

「人付き合いの術」も相続のうち

2022年02月14日 | エンディングノート
私の生家は商売をしていて人の出入りの多い家でした。
付き合いが多い分、慶弔のお付き合いや
普段のちょっとしたいただき物も日常茶飯事でした。
両親は小まめにお返しやおすそ分けをしていて
それを見て育った私も、お付き合いとはそういうものだと思い込んでいました。

結婚をして環境が変わると
私にとって当り前のことが通用しないとわかり始めます。

先日も友人達から「お祝いをあげてもお返しがない」
とか「気軽な気持ちでおすそ分けをすると、翌日にはお返しが届くの・・・」
等の戸惑いというか、非難というか、そんな声が聞こえてきます。

地域による習慣の違い
親戚間の価値観の違いもあって
簡単に常識、非常識とは決め難いものですね。

昔、ママ友との間で
「お祝い事などはお互いにお返しは無しにしようね」の話を信用して
頂いたままにしておいたら
私から差し上げたお祝いに熨斗付きでお返しがきた!
なんてこともありました。

年と共に、相手の付き合い方がわかってくると
自分流ではなくその都合に合わせて対応するようになるものです。
でもそれが解るまで時間がかかりますね。

私は自分の経験をエンディングノートの親戚や友人欄に備考として書き留めています。

Aさん、どんな物でも頂いたらすぐにお礼を入れないと機嫌が悪い
Bさん、お1人なのでおすそ分けは良品を少量が好ましい
Cさん、親戚の中で一番信頼できる人

こんな風に子供達に伝えておくと無難に付き合いができそうです。

エンディングノートは物事や意思を伝えるだけではありません。
親から子どもに遺すものはお金だけではありません。
あなたの家の習わしや人付き合いも子供には大切な相続です。


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