柴田典子の終活ブログ「エンディングノート知恵袋」

エンディングデザインコンサルタント柴田典子のブログ。
葬儀に関わらず「賢い老い支度」として終活全般のお話もしています。

相続受任に何かが足りない!

2016年01月12日 | 事前相談・アフターサポート
こんな題名で士業向けの情報誌に記事が載りました。

私が行っている葬儀社向けの事前相談セミナーからヒントを得た記事です。

葬儀の事前相談セミナーでは「いかにして相談者の信頼を勝ち取るか?」がテーマの1つと主張しています。

事前相談のお客様は、葬儀の知識は乏しいが、どうしても家族の葬式をやり遂げなければなりません。
出来れば価格が納得でき、その上に信頼できる会社を選びたいと思って事前相談で葬儀社選択を試みます。

なぜなら「葬儀の失敗はしたくない」からです。

悲しみの中、必死に故人を送り出す役目をしたのに
「なんであんな葬儀社を選んだの?」と周囲から言われたら遺族はひどく傷つきます。

反対に「いい葬儀だったわね」と言われれば、ホッと胸をなでおろし大役を果たせた、と感じます。
故人の為に役に立ったのだと感じる事で、悲嘆の軽減にもなるのです。

相談時に、「ここならきっと大丈夫!」
そこまでの信頼や安心感を感じていただければ、間違いなく葬儀の依頼はいただけるでしょう。


同様に相続の相談も家庭内の内情などがからみ
一見穏やかそうに見えても色々な問題を含んでいる場合が多くあります。

単にお客様の質問に応えただけで、本当に満足した、信頼を得た相談になるのでしょうか?

お客様の方から心の中を明かす行動は中々取られないでしょう。
普通の会話から、いかに隠れた本音を聞きだすことができるのかが
大きなポイントになるのではないでしょうか。

この記事の筆者は、私の事前相談セミナーから
士業の相談に通じるものがある、と感じてくださったようです。


高齢者への対応の基本は、業界が変ってもそう大差がないのかもしれませんね。