柴田典子の終活ブログ「エンディングノート知恵袋」

エンディングデザインコンサルタント柴田典子のブログ。
葬儀に関わらず「賢い老い支度」として終活全般のお話もしています。

寒いのにコートを着ない葬儀社?

2012年01月29日 | 葬儀の世界
寒いですねー
来る日も、来る日も、冷たい風に冷え冷えです

こんな時にお葬式に行くのは大変ですね
お通夜は日が落ちてからなので寒さが身に沁みます

最近は会館の中での葬儀が多いので助かりますが
たまに外の葬儀だったりすると待つ時間が辛いですね

冬場の外での葬儀は、暖房を用意してもその近くだけの対応です
お焼香時に皆さん、コートを脱ぐでしょう?
礼儀を表しているのでしょうが、寒気の中ではそのままでいいと思います

でも参列した方は列に並び始めた途端にコートを脱ぎだすんです
まだ、大分お待ちいただくのに・・・・

そこでいつもご案内をしてました
「大変冷え込んでおりますので、どうぞお焼香の直前まで
コートはお召しになっていて下さい」と、

まだ数列あるのにお一人でも脱ぎ掛けると
一斉に全員が脱ぎだすんですよ、
これって本当に不思議

だから一人目が脱ぎそうになると
「まだ、お召しになっていて下さい
直前にお預かりいたします」

そう言って止めました

ご遺族の方達にも
読経の間に寒くないように
足元への暖房やひざ掛けを十分に用意しました
ドアが開けっぱなしの時は
肩にコートを途中でお掛けしたり・・・


ところで、葬儀の時に外で動いている
葬儀社の社員もコートを着ずに働いています

どうしてコートを着ないのでしょう
コートを着ると「失礼にあたる」と勝手に思い込んでいます

はた目に見たって
スーツ姿が寒そうに見えるし、決して「かっこいい」姿ではないはずで

葬儀の2時間前くらいからその格好で動いているのですから
手足はかじかんで、肩に力は入るし
顔もこわばってきます

ホカロンなんて、全然ききません!

きちんとコートを着て、働いてほしいものです

ホテルのドアマンだって
分厚いコートを着てお客様を丁重にお迎えしてるでしょう

葬儀社は服装の選択が下手すぎます
スーツが一番と思っている(汚れていても、です)

冬の外現場ではオーバーコートを着るべきです

ジャンパーはいけません≪作業着ですから≫

女性はロングのコート
男性はピーコートを、私は着せて仕事をしてもらいました

一度も「コートなんか来て葬儀していいのか!」なんて
言われたことはありません

要は、どんなお客様対応をしているかが、大事なのですから、

皆さん、どう思いますか?