38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

3月9日、高浜3号機。

2016年03月10日 | 農と暮らしの日記
庭先のトンネルで育つ苗たち。
例年、春の育苗床はパイプハウスの温室だけで収まるのだけど、今年は害虫対策のため畑で冬越しさせるアブラナ科の野菜が少ないから、早春の野菜セットに入れる葉ものがまだ苗の状態で家のほうにあふれている。それで、温室からはみ出した(先に仕上がりに近づいてきた)苗はいわゆる馴化の意味も込めて、ハウスほどは夜温が保たれないトンネルを仮の宿に、巣立ち前のひとときを過ごす。
BGMは、これか



2日分まとめて。

3月9日、水曜、未明からほぼ終日の本降り。夕方は強風。夜は曇り。
朝ごはんは、大根と葱のスープ、ほうれん草と人参のソテー。

午前:雨なのでずっと机仕事。
昼ごはんは、鶏ももとキャベツの味噌酒粕豆板醤丼Ver.2。

午後:引き続き机仕事、税務署で確定申告提出、買い物。
晩ごはんは、お好み焼き、焼きそば。



3月10日、木曜、曇り一時晴れ。
朝ごはんはスコーンで、チーズ、ツナマヨ。

午前:雨と強風の後の畑の見回り、温室内でレタスなど育苗の種播き。
昼ごはんは、昨晩のお好み焼き、弁当残りの炒飯など。

午後:畑が乾かないので机仕事。
晩ごはんは、鶏カレー、サラダ(チマサンチュ、新玉葱、チーズ、生ハム)。



大津地裁が関西電力・高浜原発3・4号機の運転差し止めの仮処分決定。
立地する福井県ではなく滋賀県の住民が訴えていたもので、稼働中の原発の運転を差し止める決定は初めてだという。今回の決定に従い、1月に再稼働していた3号機は運転を停止した。再稼働したばかりの4号機はトラブルで緊急停止中。

地元からは「翻弄されている」という嘆きが多く報道されている。
国の政策に協力している「のに」、と。そのとおりだろう。「のに」ではあるが、「から」でもある。原発の存続については国民の賛否が分かれる。むしろ、特に震災後は存続反対の声が大きくなっている。その中で存続の道を進めば逆風が大きいのは当然で、むろん存続の立場といっても多くは苦渋の選択だから、「翻弄されている」という声には共感できる。

翻弄されても翻弄されても逆風の中を進む覚悟があるかどうか。
愛媛県の四国電力・伊方原発3号機は今夏にも再稼働と言われているが、住民らによる運転差し止めの訴訟は裁判が続いている。
コメント
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