38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

トンネル次々、春の陽気。

2016年03月05日 | 農と暮らしの日記
前回に続いて、写真はトンネル。
隣り合わせの2列を一度に植え、トンネルも一緒に掛けた。

うちの畑はどこも南北がほぼ20m強と揃っているので、トンネルや寒冷紗などの資材が使いまわせる。
以前は40mほどの畑もあり、そのとき使っていたものは余った部分を束ねたままでこちらも使える。トンネルのフィルムは就農後2~3年のうちに買ったものが現役で、その後は買い足していない。1巻200mのを2本買ったのか、100mとかいう単位のもあったのだたか、とにかく総延長は300mほどだから、現在の畑に同時に張れるのは12本か13本。
増やせば作物はもっとできるけど、日々の換気の開け閉めや暴風時の管理などの手間を考えればこのくらいが限界か。

山なりに曲げて使う細い支柱(ダンポール)もそれに応じた本数しかない。
右の列のように、まず約60cm間隔でトンネル型の骨を組み、両端に打った木杭でフィルムを引っ張り合うように被せたところに、同じ支柱を今度は上から押さえつけるように指し込んでいく。この、上から押さえるのに支柱を使うのは一般的ではないかもしれない。田んぼ1枚全面にトンネル栽培をしている圃場なんかを見ると、支柱ではなく紐をじぐざぐに渡して引っ張っているやり方が多い。僕もこれをやったことがあるのだけれど、やり方が下手で風にあおられると紐を押さえている杭が抜けてしまい、1カ所が抜けると1列のトンネル全体が緩んで飛んでしまうのでこれはやめ、1本抜けてもしばらくは他が踏ん張って押さえてくれる独立の支柱式にしている。
不器用なりのリスク回避ということで。

この2列を仕上げるのに、4時間ほどもかかる。
トラクタで仕上げの耕耘をして管理機で畝立て、レーキで整地までに30分、苗を植えるのに1時間×2列で2時間(レタスなど株間が広く本数が少ないものなら1時間くらいか)、トンネルを張るのに1列30分では終わらず2列で1時間半ほど。2人で作業すればトンネルを張るときの行ったり来たりが多少効率よくできるから、半分よりもう少し速いかもしれない。



日記は2日分まとめて。

金曜、曇りのち晴れ。朝の冷え込みなく、日中の気温も高め。
朝ごはんは、昨晩のコロッケ、白菜のすまし汁、焼き豚ふう鶏ハム。

午前:育苗の管理など、上記の2列の定植、収穫。
昼ごはんは、牛筋スープの雑炊。

午後:臨時の出荷、上記の2列のトンネル掛け、あちこち耕耘。
夜は図書館、渚の塾の迎え。
晩ごはんは、セロリと豚ばらの炒めたの、牛筋大根、ひじき炊いたの。



土曜、晴れ。20度近い高温。
朝ごはんは、白菜と葱の味噌汁、ひじき煮、キャベツとツナとえのきの和え物。

午前:育苗の管理、人参の播種と不織布べた掛け。
昼ごはんは、炒飯と焼き豚ふう鶏ハム。

午後:大根の播種とトンネル掛け、あちこち耕耘。
晩ごはんは、牛筋大根、小松菜と揚げの炊いたの、豚まん。



土日は群馬県で日本有機農業研究会の大会だけど、不参加。
就農前の福島県二本松市と、数年前の広島県神石高原町の2回しか行っていない。こんど西日本でやるときは参加したいと思ってはいるけれど、この時期なかなか2日続きで畑を離れるのは難しい(どの時期でも、誰でもだとは思いますが……)。
コメント (2)
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