38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

JA青壮年、高知でしょうが!

2013年07月12日 | 農と暮らしの日記
生姜の畑。
もちろん、うちのではなく。

JA西条市の青壮年部会、夏の恒例行事で今年は本日、高知県に視察に行ってきた。
高知といえば生姜の大産地であり、なかでも県内最大の産地という四万十町の圃場や関連施設をJA四万十の方や県の普及員の方に案内していただいた。

生姜の圃場はどこもだいたいこんな様子。
水田に畝を立てて3条植え、梅雨明け頃までに管理機で土寄せしたところへトウモロコシの茎を粉砕したものでマルチをする。条間に灌水チューブを通して、梅雨明け以降はしっかりと灌水。「生姜はほとんどが水分だから、水はたっぷり必要」とのこと。ただし、里芋のように畝間に流し込むようなやり方は根を傷めるからだめで、こんなふうに上からやるのがいいそうだ。

ほとんどは4月に植えて11月頃に一斉に収穫する。
それを土つきのまま袋に入れてコンテナ収納、農協の14℃の倉庫で保管する。これを通年で少しずつ出してきては洗い、選別したり大きさを揃えたりして箱詰めし、出荷する。現在、同JAでは約70人の生産者が約30haで栽培しており、約1,000トンの収穫があるという。平均的なところで1反あたり約4トンだそうだ。



金曜、晴れ。
午前:5時から収穫、6時半に戻ってごはん。
セット荷造り・配達は薫に任せて、終日、JA青壮年部会の視察研修へ。

7時半過ぎに家を出て、8時前に近くの待ち合わせ場所でマイクロバスに乗り込む。
市内各所で順次参加者が乗り込んでおり、僕は昨年と同じく利用ICの最寄りなので最後。そのまま高速に乗り、何度か休憩しながら松山道~高知道経由で四万十町へ。10時頃に到着。

午前中は上記の生姜の視察。
先に出荷場を見てから圃場へ。さらに、JA四万十の事務所にも行き、挨拶。ここへはたぶん、20数年前に来たことがある。従兄弟の結婚式がここであり、僕は新幹線から土讃線を乗り継いで、途中何かの事故もあったりして遅刻して大汗かいたのがつい昨日のことのようだ。帰路は西条からの参列者と一緒にマイクロバスに乗り、テレビで「釣りバカ日誌」を見ながら帰ってきた。

午後:近くの「うなきち」で、豪華に鰻重の昼ごはん。
その後、高知市まで走り、「ひろめ市場」散策。高知市内に来るのは20数年ぶり。小学校の修学旅行が高知方面だったので。西条に住んでいる僕ら世代で高知が修学旅行以来という人は珍しいだろう。高速道路も通じて便利になり、いまは普通に日帰り(または半日)のお出かけである。

さらに、南国市の西島園芸団地でスイカとメロンの温室見学と試食。
帰路には大豊町で「日本一の大杉」も見学。旅周りをしていた幼少期の美空ひばりがこの杉に出会い、自分もいつかは「日本一」にとその後もたびたび訪れたといわれる。今回一緒にいた、たまたま中学校同級生のK君は、小学校の修学旅行でここにも来たと言っていたが、ぼくは違う小学校で、この大杉の記憶はない。
忘れているだけかもしれない。

そんなこんなで、17時半頃に帰宅。
野菜セットの内容は薫任せだったので(調べればわかるけど)省略。

今年の参加者は11名。
涼しいバスの中は極楽でした。

視察先のみなさま、お忙しいなかありがとうございました。
今回学んだことを明日からの営農に活かしていきたいと思います。



渚も2日間の職場体験が終わった。
想像していた以上にいろんなことを体験し、学ぶことができたようす。
受け入れ先のみなさま、お世話になりました。ありがとうございました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする