事前の期待以上の内容で、好評が多かった神戸の二試合ですが、その後と、その他あれこれ。
WBA「正規」王者となったカルロス・カニサレスは、8ポイント勝ちと主張。
さすがにこれはないとしても、思ったよりカニサレスにポイントが行った印象ではありました。
長谷川穂積の評によると、WBAの採点は独特である、として、村田諒太や久保隼の試合を例示しています。
この辺、総会などで採点基準の独自性を打ち出したりしているのでしょうか?よくわからないですが。
長谷川は山中竜也についても、山中の技術を称えながらも、それを超越するスピードがある選手との対戦が
今後の課題、と厳しく指摘しています。
ちょっと顔が似ている、往年の矢尾板貞雄さんのような、鋭い批評ぶりですね。
話は戻ってカニサレス、また来日したいと言っているようですが、ランキングを見ると
WBAの3位には、久田哲也が上がってきているんですね。
4月14日に、板垣幸司を退ければ、次は...なんでしょうか?
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CSフジNEXTの生中継には入らなかったですが、
ボクシングモバイルのライブ配信では見られたらしい、仲村正男の再起戦。
タイ人をKOしたそうですが、まずは無難にというところでしょう。
かつてジャッジ要らずの強打で売り、金子大樹戦では、リングマガジン最高試合に
ノミネートされたこともあるなど、スター性抜群の選手ですから、
彼の復帰は、ファンとして素直に嬉しいものです。
徐々に調子を取り戻していって、また上を目指してほしいものです。
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関西、強打者、再起というくくりでは、坂晃典の再起戦も、少し前に決まりました。
話題に取り上げるのを忘れておりました。
4月30日、場所は名古屋、国際会議場。
緑ジム主催のヘビー級、竹原虎辰vs大和藤中のアンダーで、
薬師寺ジムから緑ジムへ移籍した、力石政法と8回戦、とのこと。
6回戦デビューで2勝(1KO)のあと、3戦目で坂に当てるのですから、
ジム側も相当評価し、期待しているのでしょうね。
坂の側から見ると、キャリアでは当然上ながら、油断ならない相手かもです。
緑ジムのブログによると、ライト級8回戦、という表記があり、これも気になります。
135ポンドではなく、もう少し下の数字で契約するのかな、とも思いますが。
これはデビュー2戦目?谷本涼戦のKOラウンド動画。
サウスポーで、パンチ力は、階級のことをいう以前に、相当ありそうです。
ちなみに、この選手の兄は矢吹正道といって、デビューから3連続初回KO。
4戦目、全日本新人王フライ級決勝で、中谷潤人に敗れた選手です。
しかしその後3連勝で、次は4月8日、岡山でユーリ阿久井政悟と対戦とのこと。
これも要注目ですね。
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政治とボクサーの話。
先月ですか、パッキャオが来日し、石破茂氏と30分、短いながらも会談とのこと。
記事にもあるとおり、パッキャオ側に、日本における自身の知名度や、
政治情勢への認識が不足しているのかな、と思いますが、
それはおいて、やはり彼の現状は、かなりの部分、政治家への比重が高いものなんでしょうね。
次の試合についても、あれやこれや話が出ているようですが、果たしてどうなるものやら。
まして日本で引退イベント、と言われても...小原佳太と試合してくれるのなら
東京でも駆け付けるところではありますが。