先日、伊藤雅雪プロモーターが、井上尚弥挑戦を目指すジョンリエル・カシメロに、再度評価を上げるキャンペーンたりうるマッチメイクを考えている、とYouTubeの動画で語っていましたが、海外での情報というか噂?も含め、その相手がルイス・ネリーではないか、という話題が出ています。
ネリvsカシメロが9月日本開催か、伊藤雅雪プロモーターも匂わす(イーファイト)#Yahooニュースhttps://t.co/risAMtzQvQ
— takeru ooba (@OobaTakeru) May 27, 2024
実現すれば、多くの興味を集めるカードだとは思います。
どちらも好悪抜きに言えば、話題性を持つキャラクターです。それ故に知名度も高いですしね。
これが日本で開催されるとなると、単独興行のメインになるのか、まさかの井上尚弥防衛戦アンダーに入るか、いずれにせよ一定以上の盛り上がりがあることでしょう。
まあ、あの初回ダウン奪取で、変にネリーの値打ちが上がってしもうたなあ、と嘆かわしい気持ちでもありますが。井上も罪なことをしたものです。
ただし、情報として語れば、錯綜しているなあ、としか言えません。
まず伊藤雅雪のYouTubeですが、ネリーと明言はもちろんしていません。
フィリピンの情報サイトも、他の情報やニュースも、話の出所がわからないものですし。
日本で噂になっているらしいぞ、という話が「情報」として国内外をぐるぐる回っている状況かな、という印象です。
そしてこの記事の中で一番信憑性があるのは、USAvsメキシコ対抗戦企画の話です。
サウジアラビアの娯楽庁長官殿、トルキ・アルシャイフ(様々な表記がされていますが、一番もっともらしい感じのコレで当分行きます)が企画した対抗戦(こういうの好きですね)、メインにカネロvsクロフォードを据えて5対5という構想があり、その中にスティーブン・フルトンとネリーの試合が上がっていました。
井上尚弥戦というビッグマッチで、心身の負荷は相当だったであろうネリーが、再起初戦でいきなり強敵フルトンと闘うのは難しそうな気もします。
さりとて、じゃあカシメロとなら楽なのか、というと、そういう話ではなくて、やはり井上尚弥と闘い終えたら、しばしの休息は必要でしょう。フルトンもまた、そうだったように。
まあ、マーロン・タパレスみたいに、ささっと再起した人もいますが。
いずれにせよ、米大陸のマーケットで知名度があり、需要がある選手を、あちらのプロモーターと取り合う、となると、伊藤雅雪、トレジャーボクシングにとっては、分が悪い勝負というか、荷が重い仕事だろうとは、容易に想像がつきます。
おそらく、残念ながら...という感じになる可能性の方が高いでしょうね。
それより、アジア地域で、カシメロの相手として成り立つような選手を探した方が良いのでは、と思います。
それこそタパレスとか(あのマネージャーが噛んでたら組めない?)。
或いはネリーより一段下のグループから、というと悪いですが、その辺の選手なら、米大陸の選手でもOKでしょう。
あと、国内で思いつく名前としては、再戦となる小國以載と決着戦を、と最初に出てきますが、カシメロ、やりたがりませんかね。
ウェイトが合うなら和氣慎吾も、知名度では負けていません。現状、勝負としては和氣にとり、厳しいかもしれませんが。
下町俊貴や中嶋一輝、村田昴らが、一気に国際的な知名度と評価アップを狙うチャレンジマッチ、というのも...やればいいのにと思わんでもないですが。はてさて。
伊藤がネリにオファーを出したという記事も出ましたが、今の段階で公に語る話でもないですよね。伊藤は交渉も進んでいない相手の名前を一方的に出すということを繰り返していますが、相手にとっていい迷惑なだけでなく、伊藤側にも何もいいことないような。小國戦の時も、発表前にネリ戦を匂わせたことでファンを落胆させ、その後も他の相手と決まらなかった話をあれこれと。小國戦を「他が駄目で仕方なく組んだ」と言ってるようなもので、それ聞いて「試合楽しみ!」とはならないでしょう。今回も同じことを繰り返すだけでは。
伊藤は「頑張ってる」とは思いますし、あまり悪く言いたくはありませんが、3150 と TBP どちらが先に倒れるか、と思ってしまうのですよね。カシメロが知名度あるのは日本とフィリピンだけで、さらには知名度だけで集客力があるわけでもない。年齢的にも先がなく、そんな選手に大枚はたくって、まともなプロモーターならまずやらない。韓国カジノホテルも大して客が呼べないイベントにどこまでお金を出し続けるか、と思いますし、どうにも先が見えないのですよね。
ネリーが変に値打ちついてしまいましたからね。「アレ」がなければ何であれ、贅沢は言えんかったかもしれませんが。
個人名の出し方は仰る通りですね。小國戦の際のネガティブな反応は、その辺に起因してもいたでしょう。
伊藤にとってカシメロという「タマ」は、早期に成果を上げないといけない条件付き物件だと言えるでしょうから、もし命運託すならば、色々急ぐ必要がありますね。しかし本人が真剣に練習せずに試合をして停滞し、なおかつ大物としての報酬を求めるというなら、もう限界が来ているというしかないでしょう。伊藤雅雪が自分でやる興行で扱うより、他所に出して何かを勝ち取ってくるしか、道が無いんでは、と思います。或いは井上のアンダーに入れてもらって、井上の有力挑戦者候補と闘って勝つ、とか。
カメダはまあ、しぶといやろうなあと基本的には思います。ABEMAとの関係が揺らいだ?現状をどうリカバリーするかでしょうが、大手大物に取り入るのは基本、得意なんで、何とかするだろうなあ、と思っています。