この土曜日、７日に迫った重岡兄弟ダブル世界戦ですが、ＷＢＣミニマム級正規王者のパンヤ・プラダスブリ御一行様、やっぱり日曜に来日していたとのことで、早速昨日、公開練習も。
無事来てくれはった、これで安心、というところ。
正直、タイでやっている試合をYouTubeで見る限り、一見してわかりやすい強さを感じる王者では無いですが、実際直に見てみると、または画質の良い試合映像で見ると、ちょっと違ってくるのかもしれません。
暫定王者の重岡優大は、体格の優位性がある反面、減量はちょっと心配ですし、力で押さえ込めるものかどうか。
この日のカードの中では、一番際どく勝敗が争われる試合になりそうです。
ＩＢＦの方は、あれでも一応王者のダニエル・バラダレスが、パンヤの一日前、先月３０日に来日。
こちらの方はまあ、来ることは来るだろうけど、肝心の試合で何をしよるやら．．．と思っていたら、それ以前に「計量も不安」との意見もあり、言われてみればそれも心配です。
まあ、見た感じ小柄ですから、そんなことしても、暫定王者の重岡銀次朗相手に、さほど得なことはない．．．と思いたいところです。
とりあえず、両方とも相手が来てくれたんで、あとは土曜日の試合に向けて、重岡兄弟がしっかり仕上げて、良い試合をしてくれればＯＫです。
年末に向けてあれこれと大きな試合が続きますが、まずは兄弟揃って「暫定」の二文字を取っ払う、といってもらいたいものですね。
そんな中で幸い井上尚弥様という高潔な、そしてどこまでも高みを目指す方がトップランナーであるのは幸福ですが、後に続くボクサーもこうあって欲しいです
ひとつひとつのタイトルの重みが、昔日とはだいぶ違いますから、つまらない話がどんどん増えるばかりですね。まあさすがに、あの小柄な選手が何をしようと、あまり足しにはならなさそう、という感じもしますが。
井上のようなレベルの選手は、そこいくと時代をどこまで遡っても充分通る存在ですね。有り難いものを見ているなあ、と思います。