さうぽんの拳闘見物日記

ボクシング生観戦、テレビ観戦、ビデオ鑑賞
その他つれづれなる(そんなたいそうなもんかえ)
拳闘見聞の日々。

正式発表/抜粋しました/生き残り戦/久田哲也ホールで勝つ!/スコスコ?

2016-10-24 06:39:23 | 話題あれこれ



ということで年末に向け、例年の通り、あれこれと噂話が賑やかになってくる頃です。
あんな試合があるらしいで、これは決まった、もう発表あった...
こういう話が聞こえてくると、そろそろ来年のカレンダー買うとこか、
年賀はがきの予約も始まってるなぁ...という感じで、もう一年も終わりが近いことを実感します。
こんなことを言っているのはボクシングファンだけかもしれませんが。


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ということであとは発表のみ、という話だったジェスリル・コラレスと内山高志の再戦です。

内山のコメントは、あの序盤KO負けからすると、かなりの強気ですね。
まあ弱気があっても、それを口にするわけもありませんが。

前回も書きましたが、初戦の結果を分けた真実が何であったか、その答えが否応無しに問われる、
普通以上に重く、大きな意味を持って語られるであろう一戦です。
様々な労苦を乗り越え、この一戦に臨む両者の姿からは、一瞬たりとも目が離せないことでしょうね。


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田口良一の相手は、WBA3位、16戦16勝13KO無敗のカルロス・カニサレス

陣営や本人が、自分から「あえて強豪を選んだ」的なコメントをしていますが、
レコード見ると、強いと言えそうな相手は、現WBA1位ロナルド・バレラくらいで、
後はろくな戦績の相手がいません。
とはいえ、強い選手ほど相手から敬遠されるものでもあり、どんなんかなと動画探したら
とりあえずバレラ戦がみつかりました。

こちらはフルラウンドの動画。
赤グローブ、白と黄緑のトランクスがロナルド・バレラ。
黒グローブ、白地に黒のベルトラインがカニサレス。

冒頭、6秒ほど欠けています。2ラウンドめが「1R」と誤表示されています。





小柄なカニサレス、右ロングをダイレクトで当て、距離を詰めると左フックの好打も。
この左フックはコンパクトで鋭く、要注意。小柄だが足を使ってよく動く。
大柄な相手と闘うことに慣れている?

しかし攻めの際に、ジャブで崩して入らず、右ダイレクトから入ることが多い。
けっこう当たるが、中盤以降は前にのめる場面が増える。
足を使いながらの左はけっこう出るのに、この辺はまだ「未整備」なところか。

WBAフェデラテンの11回戦で辛勝した、という試合でしたが、
全体的に雑で粗く、未成熟な段階の選手に見えました。
ただ、この試合が昨年10月、デビュー10戦目。その後6勝を積み重ねていますから、
大きく成長している可能性もあります。
小柄ながらスピード、パワーを感じますし、個々のパンチには光るものもありました。


しかしこの試合に関しては、世界上位の試合としてはどうかいな、と
見ていてがっかりした面の方が多いです。
正直、途中から飽きてしまって、辛くなってきたので、ラウンド間に流れる
リプレイ映像を勝手に抜粋して、ハイライト動画を作りました。
忙しい方のための動画です。音声が一部消えていますが、素材がそうなのでご了承ください。






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体重超過問題を経て再起した村中優と、MJヤップに連敗してキャリアの危機にある久高寛之が
ホールで対戦とのことです。生き残り戦、という表現になるのでしょうね。

村中の方はともかく、久高に関しては、そういう段階を通り過ぎているのでは、と勝手に思っていました。
まだ、なおも闘いへの意志が消えていないのだとしたら、そのこと自体には、畏れの感情しかありません。
紋切り型の表現では追いつかないような感情が沸き上がってくる試合ではありますが...。

久高寛之の闘いが、どのような形で続き、終わるのか。
会場には行けないですが、ネット配信などがあれば、何とか見届けたいという気持ちです。


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今年は見に行けなかった最強後楽園、一試合中止があった模様ですが、
あと三つはなかなかのカード揃いでした。

最大のトピックスは、なんといっても久田哲也ホールで初勝利、ですね(^^)
田口良一、堀川謙一(再戦)と、いずれも敗れていますが、三度目の正直です。
これでついにタイトル初挑戦が決定。以前から対戦を呼びかけていた拳四朗戦になるのか、
或いは...いずれにせよ、是非勝ってもらいたいと心底思う選手です。さらなる健闘を!


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最後に、長谷川穂積卓球に挑む、という動画です。





東京五輪期待の星、木原美悠選手に果敢に挑む長谷川の勇姿...と言いたいところなれど、
途中から実に大人げないというか、あの王座奪取の感動を返してくれというか。

まあ何もそこまで言わんでもいいかもしれませんが、
とりあえずエンヤの歌をそこで流すな、とだけは是非言っておきたい...(^^;)


しかし、卓球の世界では相手を寄せ付けず勝つことを「スコスコにする」と言うんですかね?
まあ、なんとなく「スコスコ」な感じ、ではあったかもしれませんが...。



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5 コメント

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ついに決定! (アーサー)
2016-10-24 12:41:54
コラレス対内山、とうとう正式に決まりましたね。恒例の大晦日の大田区体育館ということで、今から楽しみでなりませんが、またディレイ放送なのでしょうね。エキサイトマッチの放送カード数じゃないですが、録画は大体こちらも試合ラウンド数を読めてしまうので、ワガママかも知れないですがテレビ観戦者としては生中継を切望してしまいます。

ところで12月の三浦対サリド、サリドの怪我により中止との事で残念でなりません。サリドに代役を立てないのでしょうかね?なかなか好ファイト必至の興味津々なカードだっただけにサリドの怪我が治れば来年ぜひ仕切り直しで日程など組み直してほしいものですね。
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Unknown (失吹丈)
2016-10-24 19:55:51
大晦日のワタナベ興行はテレ東でゴールデンタイムに中継とありますが、19時から生中継なんてことがあるんでしょうか?ま、望み薄ですが、21時半スタートでもゴールデンタイムなんてゴリ押しなんでしょうね(苦笑)。

海外からスパーリングパートナーを呼ぶなんて書いてありましたが、フィリピンと聞いて非常に残念です。似たタイプと練習するのなら、何故マイアミあたりに出稽古に行かないのか、本気でリベンジしようと思っているのか、という気にさえなります。4月の試合だけを見ればフィリピン人で用が足りる気もしますが、あの試合での距離感は絶望的なものを感じていて、そこを克服しないと正直厳しいと思います。フットワークを使うというよりは、スタンスを広く構えて前後への重心移動と柔らかい上体の動きで完全に距離をコントロールされてました。あぁいう動きはキューバ人など、中南米カリブ海に多い印象です。
内山自身が言うように、彼は天才などではなく、努力の人だと。練習でやったことを実際に試合で出せる、或いは、試合で実践できるようになるまで練習する、というのが内山の最大の長所だと思います。裏を返せば、練習でやったことのないことを実践で出せる選手ではない、と。とにかく、この2か月ほどで、悔いの無いようきっちり仕上げて試合に臨んでほしいですね。
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Unknown (R35ファン)
2016-10-24 21:21:51
こんばんは。内山さんの再戦、相手が後半になれば落ちるから今度こそ、と楽観視する向きもありますが私はそう思えないんですよね。前の試合で全く相手の動きに対応できていなかったし、コラレスへのリベンジだけでなく、その先の目標があるのか、あったとして、ワタナベジムにそれを具現化する術があると思えないしで難しいと思います。
久高君には私も同じ思いを持っています。去年の暮れ、野中さんの前座でヤップに負けた第一戦目を見たら、正直悲しくなりました。その事はさうぽんさんのブログに書かせて頂きましたが、彼は引退すべきだと思います。村中さんの場合は、別に衰えではなくコンディションの問題であり、力自体はあると見ているので正直試合にならない差がつくのではないか、とすら思っています。
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Unknown (宇弓)
2016-10-24 22:46:45
・・・で、
大橋祭りは井上と河野なんて噂が流れてますが。
って噂というより、
WBO総会でジョーさんが実際にそういう話を持ち込んだそうですが(笑

・・・で、
なんかTBS大晦日は京都でとんでもないことになるのではという噂が・・・
どーなるんすかね(祭笑
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コメントありがとうございます。 (さうぽん)
2016-10-25 00:55:22
>アーサーさん

たぶんディレイ放送でしょうね。TBSとのバッティングを避ける意味もありましょうし。TBSの方に、避けきる意志が無いように思えるのが残念ですが。
ラウンド数が読めてしまうディレイないしは録画放送というのは、本当に腹立たしいですね。まあ、ボクシングに限らず民放地上波のスポーツ中継では、スポーツの魅力や醍醐味よりも他に優先されるものがあり、TV局の人間はそれに忠実なだけんでしょう。所詮、広告のために存在する媒体であり、それ以上のものではありえないんでしょうね。「資本主義社会の敵は共産主義ではなく、広告だ」という言葉がありますが、実によく言ったものです。
三浦サリド戦、残念ですね。代役たりうる、例えばミゲル・ローマンなどが対戦するにも、三浦の実力が評価されている故に、日にちは当然、先延ばしにしかなりえないでしょうが、組まれることには問題ないのでは。1月にも出来たらいいですね。


>矢吹丈さん

TV東京って、年末は生放送の歌番組があって、そのあとがボクシング、という形が近年続いてるんでしたっけね。昭和の雰囲気色濃いですよね。
スパーリングパートナーを外部から呼ぶにしても、まあそのあたりになりましょうね。階級にもよりましょうが、色んなタイプがいるし、実りある練習にしてもらいたいです。実際の試合ではいまいち強みが見えないような選手でも、その場その場で「勝負」をするわけではないスパーの相手としては有用だ、という選手も、フィリピンにはけっこういたりする、とも聞きます。
米国や中南米での練習は、やるならもっと早い段階でないと難しいでしょうね。環境面もいろいろありましょうし。そもそもそんな発想が、彼の所属ジムにあるとは到底思えません。また、その環境を整備することも出来ないでしょう。その限界の中で彼はこれまで勝ち続けてきたわけですね。ただ、このジムだからこそ土居トレーナーとの出会いがあり、そのトレーニングメソッドによってこれだけ強くなれた、という面もありましょう。なかなか難しいところですね。


>R35ファンさん

後半勝負になれば、って話はボクシングを見ているとよく耳に入ってきますが、そんなレベルの相手だったら、内山クラスならばそこまで行かずに倒しますよね(笑)。そんなんで済むなら苦労ないわ、というか。
ジムの采配というか、闘い方自体は内山とトレーナーに全権委任されているのかなと思っていました。実際どうかは知りませんが。「その先」については、おそらく誰にも考えは無いんでしょうね。それは仕方ないと思う面もあります。
久高のヤップ戦は、当日は見られず、後日動画を見ましたが、再戦はさらに厳しい内容と結果でしたね。報道では本人が引退を仄めかしたとありましたんで、今回の試合決定には驚きました。とにかく見届けるのみ、という心境ですね。仰るとおり村中は、減量の問題を抜きにすれば衰えたわけではないでしょうから、予想は厳しくなって当然だと思います。持って生まれたセンス、才能は久高の方が上だ(った)と今でも思っていますが...。

>宇弓さん

井上河野は、発表はまだですが、総会で承認されたって一部で出てますね。しかしそんなに、他の王者や上位クラスに断られてしまうものなんですかねえ。まあ大晦日という日程そのものに無理があったり、負傷があったり、初防衛でいきなり統一戦はきついですわ、という判断だったり、色々あるんでしょうけど。河野は前WBA王者ですから、井上の相手としては合格ラインということなんでしょうが。
TBSの京都は、大森の世界戦がまとまればそうなるでしょうが、それが駄目なら他に行く可能性も残っているのではないかと。しかし日本に呼べる王者が残っているんでしょうかね。よくわかりません。以前の天笠みたいに、色々と無理な話を押しつけられなければいいですが。

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