さうぽんの拳闘見物日記

ボクシング生観戦、テレビ観戦、ビデオ鑑賞
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拳闘見聞の日々。

こちらはそんなでも ウォーリントンが王座奪還

2022-03-27 18:24:53 | 海外ボクシング


先週は期待せずに見ていたDAZNライブ配信、WBAフェザー級タイトルマッチが凄まじい内容と結果で、感動的ですらありましたが、今朝のIBF戦は「そんなでも」という感じ、でした。


ジョシュ・ウォーリントンが、一度破った(判定勝ち)スペインの不屈、キコ・マルチネスと再戦、7回TKO勝ち。
王座奪回なったわけで、ウォーリントンの地元というリーズの大会場は盛り上がってましたが、リー・ウッドvsマイケル・コンラン戦と違い、部外者たるこちらには、あまり訴えかけてくるものはありませんでした。

序盤からウォーリントンが出て、ヒット取るが、前後して頭もヒット。
初回、キコ早々に出血。その後ウォーリントンがダウンを奪う。
ウォーリントン優勢、キコ粘り盛り返そうとするがかなわず、という流れの中、ウォーリントンは頭と肩で押す、という以上の「狙い」を見せて、地元の試合ながらもレフェリーがかなり厳重に注意。
都合、それが三度ありましたが、減点するかというと、そこまではしない。ん?という感じ。

ウォーリントンは注意されると思い直しはするのか、しばらく離れての攻防をするが、また頭下げて出て、肩も当てて、という具合。
悪い奴ではないが、癖が悪い、と見るべきなのでしょうか。

後楽園ホールでも時々、この手の選手がチャンピオンだったり上位だったりして、レフェリーの黙認の元、メインイベンタークラスやタイトルホルダーとしては不細工やなあ、と思う試合を見せられることがありますが、その英国版、アルファベットタイトル版、というところ、なのでしょう。

試合は、ウォーリントンのヒットが重なり、7回、キコが打ち込まれて妥当なストップでしたが、初回早々のバッティングによる出血とダメージについては、キコには少し気の毒な試合でもありました。


試合後はリー・ウッドとの英国タイトルホルダー対決に向けて盛り上げようということか、両者が顔を合わせて、両者にインタビューもありました。
まあしかし、米大陸で活動するマーク・マグサヨやエマヌエル・ナバレッテといった王者たちとはまた別の「リーグ」の話やなあ、という印象でもあり。
それでもウッドは先の試合で好印象を持てましたが、ウォーリントンはここ数年、DAZNであれこれ見ていて、実力的にというか、内容結果ともに、世界、という言葉を持ち出すと大いに不足あり、という印象は変わりませんでした。



さてDAZN、2月3月と怒濤のライブ配信ラッシュでしたが、4月は今のところ2試合予定が出ています。
昨年マイキー・ガルシアをクリアに下す殊勲で名を上げた、スペインのサンドール・マルティン「凱旋」試合が来週、2日。
17日にコナー・ベンvsクリス・バン・ホールデン戦。
好カード連続、という勢いは、さすがに続かず。この辺は当然波があります。無理もないところ。
日本でもFODやひかりTVの配信で、似た傾向が出てくるでしょうが、少しずつカードのセット、その苦労が色々と、目に見えつつありますね。



※両者の戦績など、一部間違って書いていました。キコが王座を奪った相手は別の選手でした。
お詫びして訂正します。


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