さうぽんの拳闘見物日記

ボクシング生観戦、テレビ観戦、ビデオ鑑賞
その他つれづれなる(そんなたいそうなもんかえ)
拳闘見聞の日々。

何もかも、ものの見事に予想の正反対 バルデス、ベルチェルトに完勝

2021-02-22 01:03:46 | 海外ボクシング




ということで昨日は早朝からDAZN、お昼過ぎからWOWOWオンデマンド、それが済んだ頃にG+と、ライブ配信・中継が続く一日でした。
おいおい感想を書いていこうと思いますが、まずは一番のビッグマッチから、簡単に。



WOWOWオンデマンドのミゲル・ベルチェルトvsオスカー・バルデス戦は、ものの見事に、事前の想像と正反対のことばかりが起こりました。

左がよく出て多彩だけど、小柄なせいで距離の優位性がなく、自分から当てに行かねばならぬ展開で、その分打たれる頻度も高め。
機動力に優れてはいるが、それを安定して発揮しているかというと、倒して勝った試合でも、割と波が目に付く印象。

私のそういうオスカー・バルデス観からして、それがさらに階級上げて、しかも相手がミゲル・ベルチェルトとなれば「大丈夫か」というのが、正直な感想でした。


しかし蓋を開けて見れば、階級を上げて3試合目でしたか、積極的に左を当て、丁寧に外して、という攻防の質に乱れがない。
終始安定していて、それ故に冷静でもあり。
序盤三つを左リードで取り、そのリードを元手に試合を回していく。

4回の左フック、9回のスイッチしての右アッパー、そして10回の左フック一撃は、どれも、出て来ざるを得ないベルチェルトをカウンターで捉える構図で、お見事としか言いようがありませんでした。
スピードのある技巧派が、リーチで勝る強打者を攻略する、速さによる距離の克服、というパターンの、お手本のような試合を見せられました。

そりゃ、これが出来ればベルチェルトだろうが勝てる、しかしそれをバルデスがやれるとはまったく思っておらず...本当に、この試合ぶりはただただ見事、脱帽するしかありません。
参りました、お見それしました、という気持ちです。
そして、世界一流のボクシングを、存分に見せてもらえた感謝もまた、そこに付け加えたいなあ、と。




ところで新装なったWOWOWオンデマンド、現地の不具合?で一度、映像が途切れましたが、すぐに復旧。
事なきを得て、それ以外は概ね快調でした。
ただ、やっぱり見逃し視聴は、少なくともその日のうちには出来ないようです。
今日、夜に放送があったのち、その番組をアーカイブに置く形なのでしょう。

まあ、旧来のBS環境で視聴している我々はまだいいですけど、今後、BS環境を持たずにオンデマンドのみで視聴契約をする方々なんかは、やっぱりその日のうちに見られるようにしてほしいでしょうね。
という自分にしてから、昼過ぎに用があって見られないが、夜のうちに(結果知らずに)試合を見たい、ということも今後、あり得るでしょうし。
その辺、まだTV放送に附随してくるものに過ぎない、従来の形を引きずっているのが現状のようですね。



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ということで、一曲。
Eve「お気に召すまま」。








コメント (2)
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