刈谷市の日本ライトフライ級タイトルマッチ、矢吹正道が佐藤剛との決定戦に初回KO勝ち。
残念ながらライブ配信などはありませんでしたが、ツイッターに動画あり。
BoxingRaiseでも見られます。
芝力人戦でも見せた、体格とリーチを生かし、なおかつ、次のパンチを巧く隠して当てる連打、そして強打で締め括る攻撃が、今回も見事に決まりました。
日本の軽量級、この近辺のクラスには、世界を目指す中谷潤人がフライ級にいて、その中谷に敗れたものの、共に日本王座を獲得して「猛追」するユーリ阿久井政悟と矢吹正道がいて、そして土曜日、OPBF王者となった歴戦の雄、堀川謙一がいる。
WBC1位の元日本王者、久田哲也を加えると、どの組み合わせも面白い。充実してきたなあ、という印象です。
矢吹は堀川の名前を挙げた他、ライバル達に対しても強気の発言をしているようです。
大柄で、攻撃的で、パワーを秘めたサウスポー。フライ級でも十分やれるでしょうし、この選手を実力以外の理由で「隅に置く」ことなく、どんどんと「使って」いって、新型コロナに苦しむ日本ボクシング界の新たなスターとする、というくらいの勢いが欲しいものです。
ここまで、新人王戦、国内若手対決、ランカー、そして海外の強豪(マテヨン等)との闘いを重ねてきての日本王座獲得だけでも千金の価値あり、ですが、今後も色々と期待できそうですね。
しかし、有観客興行だったんですね、これは。うっかりしていました。
もっとも、刈谷遠征は元々無理でしたが...。