さうぽんの拳闘見物日記

ボクシング生観戦、テレビ観戦、ビデオ鑑賞
その他つれづれなる(そんなたいそうなもんかえ)
拳闘見聞の日々。

短いながらも京口vs久田戦プレビュー、動画紹介

2019-09-30 04:06:22 | 関西ボクシング



ということで、毎度お馴染み「せやねん」にて、京口vs久田戦プレビューあり。
ちょっと短めですが。
ラグビーあるし世界陸上あるし、どうでもええのに阪神の話もあるしで、なかなか大きく時間を割いてはもらえなかった模様。

一応ご紹介。数日で消します。






配信開始、つまりメインイベント開始のおおよその時間ですが、少し早まり、20時30分頃になった模様。
表記が変わっていますので、改めて貼っておきます。

※今日、さらに時間変更があり、20時20分頃、となっています。これは要注意ですね。

残念ながら明日は、仕事以外の所用が入ってしまい、会場行きはかないません。残念ですが、なんとかこちらで見てみようとおもいます。







しかし、本当にTV放送は何も無しなんでしょうかね。
TBSのオンデマンド、paraviのサイトにも予定がないし、どうやら数ヶ月後、CS-TBS第二チャンネルの深夜でひっそりと、というのが関の山、なんでしょうか。それもなかったらどうしよう...まあ、どうしようもないんですけどもね。


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貴重な好機を逃さぬ攻撃の質量 スペンス、王者対決でポーターに勝利

2019-09-30 03:52:32 | 海外ボクシング




ということで、昨日はWOWOWオンデマンドで、世界ウェルター級、IBFとWBCの王者対決を見ました。

WBO王者テレンス・クロフォードとの対決が、なかなか実現しそうにないことだけが心配ですが、それ以外のタイトルホルダー、上位陣とは、プロモートの関係でいくらでも対戦出来そうな状況にある、若き強打のサウスポー、エロール・スペンスが、技巧に裏打ちされた猪突猛進が売りのショーン・ポーターと相まみえました。

本放送は明日、WOWOWライブでありますが、録画して保存したくなる、内容の濃い一戦でした。

立ち上がりはスペンスが見て、ポーターが右から入る。
2回、スペンスが打ち合いに応じ始め、その前後に左のボディアッパーを決める。
3回、スペンスはボディ攻撃続ける。ベルトラインを打ってしまっているローブローも多いが、当のポーターが少々のことはかまわん、という風で打ち返す。

4回、ポーターが食らいついて連打、身体を翻しアッパー、回り込んで右から左の返し。
5回、スペンスがジャブからプレッシャーをかけ、あえて左側へダックしてポーターの正面に立ち、そこから左カウンター狙いも。

両者、めまぐるしく動いては打ち、打っては外し、また打ち合う。
6回、スペンスが出て左ボディ。ポーター回り込んで逆襲。
7回、ポーター出るが、スペンスのボディが効いたか、手数が落ちる。
ラウンドの採点自体は微妙ながら、一進一退だった流れが変わり、ここからスペンスが優勢に。

8回、スペンス左ボディ、ポーターが左カウンター。
揉み合いつつ打ち合う。ポーター右返すが、ボディのダメージあり、という印象も。
9回、ポーターの右アッパーが出る。10回、互いにアタマで押し合い、打ち合い。

11回、スペンスがボディを攻める。
ポーター、攻防共に動きの量が落ちてきたところ、スペンスが抑え気味、水平な軌道の左フックをズバリと決め、ポーターがダウン。
最終回、ポーター粘るが逆襲とまでいかず。


採点は割れたがスペンス。正直、逆はないかなという印象でしたが、やはりリングの間近から見上げた視点で、ポーターの前進がより優勢に見える、ということもあり得るのでしょう。
さうぽん採点は迷いも含め、PSPP SSPS PSSS、11回が10-8なので、115-112、スペンスでした。
ちょっとポーターに甘いかな、と思ったくらいです。


ポーターはいつもどおり、一打必倒の決め手はないかわり、動きの質と量で相手を圧倒しよう、という闘いぶりを貫きました。
右から入って左右に回り、左フックを返し、アッパーを狙い、打たれたらすぐ相殺を試み続け、ボディ攻撃のダメージを負ってなお、なかなか流れを手渡さない。
一見荒く、凶暴に見えつつ、同時に誰より冷静で、試合の形勢に応じて発揮するべき自分の力、その出しどころを弁えている。
さすがは歴戦の技巧派ファイター、と称えるしかない、見事な試合ぶりでした。


そして、その相手に対し、若き王者スペンスも、揺るぎなき強さで、しっかりと応じていました。
2回早々から打ち始め、要所で決まり続けたボディアッパーを、終始倦むことなく打ち続け、ポーターの突進、機動力が落ちるときを辛抱強く待つ。
そして、ポーターが防御動作をしくじった(結果として)数少ない好機を、それも終盤11回にしっかり、鋭い軌道のパンチで捉えて、ダウンを奪う。

もっと明確に、鮮やかに決めたい、という風に強打を振りかざすのでなく、相手の力量をしっかり見た上で、狙いを持って闘い、その通りに相手を捉える。
若くしてこれだけの強打を持ち、センスにも恵まれたボクサーですが、それに依存せず、それを「元手」に試合の展開を作れる冷静さに、心底感嘆させられました。
こういうボクサーこそがいずれ、真の世界王者たり得るボクサーなのだろうなあ、と。

冒頭で書いたとおり、なかなか実現しにくそうな情勢のクロフォード戦という懸案事項がある以上、今の時点でスペンスを、頭文字抜きの「世界ウェルター級チャンピオン」とは言いにくいんですが、少なくとも昔日の二団体時代、それもレベルの高い時期の王者たちと比べても、何ら遜色ないレベルだ、とは充分言えます。
クロフォード戦、そりゃ色々難しいんでしょうが、何とか早く実現してほしいなあ、と、改めて思った次第です。


本当に良い試合を楽しめた日曜日のお昼過ぎでした。
生中継で見られたのも有り難かったです。やっぱりボクシングはこうでないといかんですね。



コメント (3)
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