ということで改めて、昨日は村田諒太次戦正式決定の報がありましたが、
DAZN独占生中継というのには、驚かされました。
会見では、DAZNの日本社長さんは、ボクシングというコンテンツの展開に対し、
けっこう前向きというか、意欲的な姿勢のコメントをしていました。
記者からも、その辺について質問が出ていました。ひとつ残念だったのは、
今後、世界戦以外の、日本国内の試合について取り扱う意志があるかどうかを
具体的に訊いて欲しかった、という点ですね。
それはともかく、Jリーグやプロ野球から、ダーツやスカッシュまで、
幅広いジャンルのスポーツを取り扱うプラットフォームの上に、
ボクシングが今まで以上に数多く配信されるのなら、ファンとしては大歓迎です。
Jリーグのように、主体的に映像を作成し、管理した上で、というレベルの話には程遠いとしても、
今回の村田の試合中継を機に、新たな展開に繋がってほしいものです。
また、それに応じて、国内のボクシングが抱える、様々に歪な部分が、少しずつでも正常なものに
変わって行ってくれたら、とも願います。
その意味でも、村田は今回、良い試合をして、その上で結果も出してもらいたい、と思います。
指名試合ということで、まあ本来なら5月に済ましておくべきものだったでしょうが、
現状、闘えそうな(この現状については、むろん、様々に思うこともありますが)最上位の相手、でもありますし。
ロブ・ブラントは、ぱっと見ただけでは、迫力はさほどないですが、遠くから当てるのが巧いし、
自分の型を持っていて、やりにくい感じですが、どこかで捉えて、パワー勝ち、と行って欲しいですね。
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成松大介、アジア大会準々決勝に勝つも、負傷で次戦出場の見込みが厳しい、という話です。
映像などは見ていないんですが、写真で見る限り、これで次の試合が出来るとは思えないですね。
残念ですが、メダル確定というのが救いでしょうか。
あの一連の喧騒の中、調整して、減量して、試合して、というのは、
普通に考えても、簡単なことじゃないだろう、と思うのですが、
こうして堂々と闘い、結果を残すのだから、大したものです。脱帽ものですね。
もし本人が希望するなら、東京五輪後にプロ転向も期待したいですが、これは無いですか。
詳しいことは何も知らないんですが...。
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先週金曜日、BoxingRaiseで、ホールのダブルタイトルのライブ配信を見ていました。
渡部あきのりの試合は、いかにも渡部、というしかない内容と結果で(笑)
もう若くもないのに、相変わらず凄いなぁ、と言うに尽きます。
丸木凌介も何発かいいの当て返してましたが、お構いなし、という風情でした。
で、セミの日本ミニマム級タイトルマッチは、小野心が加納陸を8回TKOしました。
どこの記事見ても、けっこう快勝ぽい書き方ばかりですが、そんな試合だったかなぁと。
まあ、非力で、闘い方に幅がない、若い加納を、小野が巧みに攻め落とした、と言えば言えますが、
あれだけ頻繁に頭や肩をぶつけまくって、何のお咎めもないまま試合が進んでしまうのは、
今時、如何なものか、と思わずにはいられません。
KOラウンドとなった8回は、一度バッティングで倒れた加納に、ほとんど休憩も与えず再開。
小野がまたボディを連打しながら頭を当てて、加納が座り込んだところでストップでした。
レフェリーは相変わらず何もしないし、メディアも「結果ありき」の記事ばかりで、
内容について、論評しようという意志が、ほとんど伝わってきません。
こういう空気感の元、この内容の試合が、まるで「老獪でタフな王者の快勝」として
片付けられてしまう「流れ作業」には、強い違和感を持った次第、です。
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山中慎介、WBSSについて語る、という記事。
表題のコメントについては、本当にそうだなぁと思います。
山中の切なる想い、そのものなんだろうなと。
もっとも、アンセルモ・モレノとの二試合は、WBSSの決勝戦であっても
充分通るグレードのものだった、と改めて思いもしますが。
あれこそ「世界バンタム級タイトルマッチ」そのもの、という試合だった、と。
井上尚弥も、バンタム級として、これからいよいよ、あの高みに辿り着くための
闘いに挑むのですね。改めて楽しみです。