さうぽんの拳闘見物日記

ボクシング生観戦、テレビ観戦、ビデオ鑑賞
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拳闘見聞の日々。

内山高志に挑む難敵・ジョムトーン近況情報

2015-05-04 05:59:00 | 関東ボクシング




他記事のコメント欄に、hiroさんからジョムトーン・チュワタナの近況についてコメントいただきました。
貴重な情報なので転載します。


ジョムトーンのマネージャーは、以前ムアンファーレク・ギャットビシアンという、ムエタイ兼業ボクサーを
「持っていた」人で、無茶苦茶なスケジュールでムアンファーレクを日本で試合させて問題になったことがあります。

タイにおけるムエタイ人気には、最近陰りが出てきている、なんて話も聞きますが、そういう状況の中、
集客のためにジョムトーンもまた、内山挑戦までに厳しいスケジュールを強いられるのでは、と思っていましたが、
実際はというと、思っていたよりは、余裕のある調整になった模様です。


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金子大樹を退けたジョムトーン、2月12日にラジャダムナンスタジアムで(タイでの)ムエタイに15ヶ月ぶりに復帰します。
ヒジ・ヒザありのムエタイルールでのライト級5R。デンパノム・ローンリアンキラコラート相手に
ムエタイでは珍しい4RのTKO。破壊力を見せます。

ジョムトーン、ボクシングの試合を多く組むようになってからバランスの変化もあり、
膝蹴りを得意とするラジャダムナンスタジアムの現王者・パゴーンに完敗を喫したように、
ラジャダムナンスタジアムの上位戦線からは退いていただけに意外でした。
3月末にそのパゴーンとの試合が組まれましたが、さすがにこれは流した模様。

一部報道で、中国での試合を3月に行ったと書かれていましたが、それは真実で「武林風」という中国の大会
(さすがに肘打ちは禁止のルールでしたが)の67kgトーナメントに出場。地元の2選手を下しています。
ちなみに、対戦相手は中国武術の選手。異種格闘技戦、どんとこいですね。

ムエタイ/キックボクシング戦績は193勝36敗4分のジョムトーンですが、
特筆すべきはアウェイでの試合でも安定した実力を示す点。
フランス、日本、中国でそれぞれ(特に中国で勝利するのは至難なのに)各国のエース級に勝利を収めています。

WBCムエタイの緑のベルトもフェザー級・ライト級でそれぞれ強豪と防衛戦をこなしており、
正直、海外での試合については内山選手より全然先を行ってますね(苦笑)。

個人的に気になるのが、67kgでの試合をこの2年間はコンスタントにこなしている点。
ボクシングとの違いはありますが、ウェルター級の欧米勢の圧力を実戦で受けてきている経験は、
内山選手の圧力を凌ぐのに通じるか楽しみです。


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こちらは公開練習の模様

いただいた情報を裏付けるようなコメントが出ています。
金子戦のときは、相当不調で、でもあれだけ手強かった選手だけに、かなり不気味です。
6日の試合は、心して見ないといけませんね。

hiroさん、貴重な情報、改めて感謝します。










コメント (7)
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