さうぽんの拳闘見物日記

ボクシング生観戦、テレビ観戦、ビデオ鑑賞
その他つれづれなる(そんなたいそうなもんかえ)
拳闘見聞の日々。

白紙もまた良し/未来は赤毛の彼に/復帰決定/MVPは古都の彼/米国開催?/未定だけど内定

2015-05-12 02:00:12 | 長谷川穂積



怒濤の観戦ラッシュの最後を、見事な勝利で飾ってくれた長谷川、今後は白紙とのこと。

前の記事やコメントでも書きましたが、今回の試合が最後であってもOK、というのが私の思いです。
単にもう一度、世界タイトルを獲りたいという、わかりやすい話ではなく、それ以前の問題としての「納得」を、
闘えるうちに闘うことで手にしたい、そのための再起だった、というのが私なりの理解です。

その「納得」が何を指すものなのか、土曜日の試合でそれが得られたのかは、本人の心中に、
遠からず生まれる答えを待つしかない、のでしょうね。

とりあえず、試合当日午前に放送あった、恒例トミーズ雅さんのインタビュー動画を紹介します。
数日で消すか、消されるかですので、お早めに。
会場に出かける前に紹介出来れば良かったのですが、さすがに無理でした。



インタビューは試合のひと月前くらいだったそうで、まだリラックスしていて、けっこう笑わせてくれます。

ウソやん。2回KOとかしても、勝って辞める?
たぶんやりますね(笑)



何ともかとも...長谷川ならでは、ですかね、こういうの(^^;)







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翌日、二週連続でのWOWOW生中継は、のんびりと見ておりました。
前座試合がひとつ、また誰ぞの計量失敗で飛んだとかで、早々にいきなりメインから放送でしたが。

サウル「カネロ」アルバレスは、闘牛のように突進してくる強打のジェームス・カークランドを迎え撃ち、
見事なコンビネーションで打ち倒して、3回KO勝ち。
普通の選手だったら、あっという間になぎ倒されていて不思議の無い猛攻を受けても揺るがず、
正確かつ強烈なパンチを、防ぎようのない巧みな組み合わせで繋いで打ち込み、倒す。見事なKOでした。

先日の、金持ち喧嘩せず、みたいな選手の勝利にげんなりしていましたが、決意と決意の激突から逃げず、
己の拳で全てを切り拓き、打ち倒し、手にするために闘う二人の姿は、実に眩しく映りました。
王国メキシコの若きヒーロー、赤毛の強打サウル・アルバレスの双肩にこそ、ボクシングの未来を託したい気持ちです。

ひょっとしたら、あのお金持ちさんとの再戦に望みを持って、ミドル級への進出を宣言しないでいるのかな、と思っていましたが、
試合後のインタビューでは、ミドル級タイトルへの展望を語っていました。

出来ることならミゲル・コット、ゲンナジー・ゴロフキンらとの激突が見てみたいもの、ですね。
先の試合で、ボクシングそのものへの期待、信頼がかなり損なわれたかもしれない、と危惧しますが、
彼らの試合こそが、それを取り戻す第一歩になるのかもしれない、という期待も込めて。


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長谷川の見事な復活がありましたが、東のリングでは下田昭文の再起が決定

マカオのリングにおける、世界戦線への復帰を賭けた一戦で、痛恨の敗北を喫した下田が、
地味ながら、楽では無い日本ランカーとの対戦から、どこまで這い上がれるか。
目先の試合ひとつで全てを語れようはずもないですし、ひょっとしたら苦戦もあるかもしれません。

しかし、そういう相手との試合だからこそ、簡単に、鮮やかに勝つ以上の意味が見える場合だってあると思います。
長谷川の勝利が、KOで終わらずフルラウンドの判定だったからこそ、その質の維持に価値が見えたように。
カード的には地味な印象ですが、注目の一戦ですね。


この日は帝拳勢が勢揃いの興行で、五十嵐、尾川の他、スーパーフライ級新人王トーナメントの試合で
2勝2KOの注目新人、梶颯(かじ はやて)も出る予定だそうです。
西の平野拳生(風間)にとって、この選手は全日本決勝戦における脅威となるか、と、
気が早く的外れの可能性も大きい予見をしている私です(^^)

しかし、残念ながら多分見に行くという馬鹿は出来ず、後日G+の録画放送を見るとします...。


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今年のカーニバルは、飛んだ試合もありましたが全日程終了。
MVPは古都の逸材、大森将平。そらそうですよね。
でも岡田博喜の可能性もあるかな、と思っていましたが。内藤律樹はやや及ばずかな、という感じです。

しかし、久々に、絵に描いたような「西に大器現る」の雛形にぴったりな、衝撃の王座奪取劇でした。
今から初防衛戦が楽しみでしょうがないです。相手は誰かな。どなたか、遠慮無く教えてください。
当ブログはタレコミ大歓迎です(^^)...あかんて、それ。


...と、あほなことを書いていたら、もう決まってました(汗)

六島ジムの向井寛史と、南京都対決、なんだそうで。
9月16日、京都府立体育館、島津アリーナにて。徳永幸大vs鈴木悠平とダブル!

出し惜しみ無し、ですね。これは観戦せねば!KBS京都で生中継とかはないかな-。



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内山、田口防衛の影で、もうひとりの王者、河野公平は渡米して練習と。

ひょっとしたら、本当にPBCの興行にでも出る方向で話が進んでいるんでしょうかね。
はっきり言って、あちらのTVがいい顔するようなカードかなと思いますが。
もし挑戦者が、本来こちらに指名挑戦権があるべき、1位で暫定王者のダビド・サンチェスであるならば、
話は全然違ってくるんですけども。

どういう成り行きになるか、まだはっきり発表はないわけですが、周到に準備をするのは良いことですね。


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さっそく再戦が内定、と、国内の報道機関に向けて発表、とのこと。
日時も場所も未定なれど内定!とは、また勇ましいんだか何だか。必死やな、ってことだけははっきりしてますけど。

しかし、判定に不服だから再戦、なんてことをいちいちやってたら、あなた方三人のキャリアは
それこそ再戦だらけになってしまうやないですか、と思わず突っ込んでしまいますね。
自分たちは受けないが、人には受けさせる。これも「決意と決意の激突から逃げない」と書くべきでしょうか。

この人達がやる試合には、正直何の関心もなく、どうせ見る価値のある試合もほとんどないでしょうが、
こういう「オモシロ」なところは、これからも大事にして、せいぜい頑張っていただきたいところです。
さすれば当ブログでも、オチ要員として、重宝しますので(笑)


コメント (3)
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