さうぽんの拳闘見物日記

ボクシング生観戦、テレビ観戦、ビデオ鑑賞
その他つれづれなる(そんなたいそうなもんかえ)
拳闘見聞の日々。

これも激闘!

2008-12-29 22:53:37 | 関西ボクシング
スカイAにて昨夜放送された23日の日本ミドル級タイトルマッチ、
江口啓二vs鈴木哲也戦を見ました。

先日もちょこっと書きましたけど、新チャンピオン鈴木哲也には
誠に失礼ながら、以下、試合前に持っていた私の思い込みを書きます。

まず、結果が驚きでした。そして、その驚きが勝っていて、
試合内容がどうだったのかまで気が回りませんでした。
どうせ、というとまたまた失礼ながら、
ややサウスポーが苦手な江口が、先の佐藤戦の敗戦の影響もあり
不調だったのだろう、という先入観を持っていました。

...実際に映像を見たらとんでもなかったです(^^;)
日本ミドル級トップ3、佐藤、江口、鈴木典文と比べても、
鈴木哲也のボクシングはまったく見劣りしない、切れ味鋭いものでしたね。
彼の試合は何度も見ていましたが、こんな強かったっけ?(^^ゞ
という感じで、正直驚きました...どこまでも失礼ですね、ほんまに。すいませんm(_ _)m

冗談抜きで気合いの入り方が違ったのでしょうか、
立ち上がりからサウスポー同士の右リードの差し合いでまさり、
追撃の左も鋭く、江口の強打を怖れず果敢に攻め込んでいました。

対する江口ですが、佐藤戦の影響、というのは感じませんでしたが、
淵上戦などでややサウスポーが苦手というか、
サウスポー同士で右リードを差し合ったとき、
オーソドックス相手のときより打たれる割合が高いかも、
という印象があり、この試合ではそれがはっきり出て、
そこから先手を取られて打ち込まれてしまった感じでした。

とはいえ打たれてピンチになっても、倒れずに耐えて
強打を打ち返す下半身の強さは今まで通りでした。
しかし鈴木もそれに耐えてさらに打ち返す。
一昨日尼崎で見た野中vs音田戦も激闘だと思いましたが、
それにまさる熱闘、激闘でした。
これまた両者に拍手、拍手です(^^)


しかし、日本のミドル級のレベルというのも、相当なところに来てますね。
今年最初の防衛戦で、鈴木典文という強敵を退け、
佐藤幸治とのスリリングな一戦を落としたものの、
一流のチャンピオンであることは誰もが認める江口啓二が、
王座を保持したまま年を越せない、熾烈なクラスです。
上位同士の対戦は、どれをとっても好カードですね。
来年以降も、重量級の迫力ある試合をどんどん見せてもらいたいです。

コメント
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