さうぽんの拳闘見物日記

ボクシング生観戦、テレビ観戦、ビデオ鑑賞
その他つれづれなる(そんなたいそうなもんかえ)
拳闘見聞の日々。

内藤、見事にV4

2008-12-23 22:57:16 | 関東ボクシング
内藤大助、そして山口真吾、どちらもそれぞれに見事でした。

マッチメイク、挑戦者選びに不満も言われた内藤ですが、
変則的な動き、緩急つけたフェイントから放つ強打の組み合わせで
山口をきっちり痛めつけ、切り崩していくボクシングを
いつもどおりにしっかり見せてくれました。

前回の清水智信戦における苦戦によって、
「いかに内藤といえど、衰えて来てるのかも」という声もあったようですが、
今日の試合を見ると、まだまだ元気ですね。ちょっと安心しました。
あれだけ良いパンチを決めても反撃してくる相手を、
終盤によくぞ倒せるものですね。なかなか出来ないことだと思います。
さすが内藤、でした。

繰り返しになりますが、批判もあったこのカードにおいても、
自分のボクシングを貫き、結果こういう熱い試合をしてしまう。
内藤大助が日本随一の「スター」ボクサーであるゆえんは、
亀田一家との絡みがあったからではなく、こういうところにこそあるのでしょう。
それが改めてわかったような気がします。

来年はWBCの指名試合ふたつ、ミランダ戦、パノムルングレック戦という
試練の二試合が待っていますが、こうした世界上位選手との闘いにおいて、
内藤がいかに闘い、勝つのか。大いに期待し、楽しみに待ちたいです。


対する山口真吾は、やはり内藤との間に確実な技量の差があったと思います。
しかし、三度目の世界戦に向けての鍛錬、それに費やした膨大な労苦によって
その差を埋めようと懸命に闘う姿には、胸を打たれました。
あまりに果敢で、愚直で、見ていて心配になるくらいでしたが、
彼の闘志あればこそ、好試合となったと思います。こちらも見事でした。



今夜、大阪府立体育館では日本ミドル級タイトルマッチがあり、
なんと江口啓二が進光ジムの鈴木哲也に3-0で敗れ王座を失ったそうです。
新チャンピオンには誠に、誠に失礼ながら、驚きました。
あちらの鈴木に勝って、こっちの鈴木に負けるとは...。
スカイAによる後日の放送、予想外の意味で必見になってしまいました。

コメント (3)
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