長谷川穂積のV4戦のセミファイナルで
徳山vsウィラポン戦を行うという構想があるようです。
もし実現すれば、この日はメインが長谷川穂積vsシモーネ・マルドロッツ、
セミが徳山昌守vsウィラポンで次期挑戦者決定戦になるとのこと。
長谷川が1位のマルドロッツを退ければ、ウィラポンに勝った徳山が次の1位になり、
そうすれば長谷川も徳山戦を受けるということですね。
この話、徳山とウィラポンが受けるかどうかが問題ですが、
徳山にやる気があってもウィラポン陣営が断ってくるかもしれません
(その場合、例えばマルコム・ツニャカオとやればいい、なんて気もしますけど)。
かつて、WBCにおいて、ジュニアフェザー級ジェフ・フェネック、
フェザー級アズマー・ネルソン、ジュニアライト級フリオ・セサール・チャベスと
3人の王者がほぼ同時期に転級したとき、チャベスはWBAのライト級に挑み、
あとのふたりはすんなりと上のクラスで1位になり、空位決定戦に出場したことがありました。
WBCはそういう前例もありますし、案外、徳山がバンタム級で
無条件のまま世界1位にランクされるかもしれませんが、
現時点では、見込みの立たない、不確かな話です。
それを踏まえた上で、ウィラポン戦という構想が出てきたようですね。
本来、こういう流れであれば万人が納得すると思いますが、
なかなか道理の通らないこの世界。
まだまだ紆余曲折があるかもですね。あってほしくはないですが。