ちいさな幸せ

幸せの基準ってある?
それは自分の心の中にあると思う。
私は何時も陽だまりのような幸せの中に居た。

決別の森

2009年03月03日 | 読みました

            木製のおひなさま (ウッディのフロント)
    
      トールペイントの壁掛けおひなさま (インド家庭料理教室)
    
        ちぎりえ 「灯かりをつけましょ…」って歌ってる? 
              (唱歌の学校玄関 09-2-20)



雛祭りの日ですね。親子何代もの雛を飾っているお家もあるのでしょうか。今年は、お雛様を見に行く予定に、風邪を引いてしまって行けませんでした。

今日の写真のお雛様は、どちらも関東風ですね。昭和天皇がご成婚後、外国風に皇后様の右手に立たれてから、お内裏様とお雛様の立ち位置も、それに習ったと言われていますね。

私のお雛様も、当然向かって左に(京風)いらしたのでしょうね。覚えていないのです。覚えているのは小さなお道具類ばかりです。一番下の段にありましたし、触っても叱られなかったからでしょうか。

雛壇は西洋には無い飾り方でしょうから、外国の人はどんな感想を持つのでしょうか? 聞いてみたいですね。

東洋と言っても、中国や韓国にはありませんよね? 日本独自のものなのでしょうか…。

5月人形も、鯉のぼりも皆みんな日本独特なんでしょうか? 何と感性豊な国民なんでしょう、と言うか子供を大切にする国だったのですね。「だった」って過去形にしたくなる今の日本です。 寂しいですね。


            ☆  ☆  ☆  ☆  ☆

          決別の森       末浦 広海

第54回江戸川乱歩賞 受賞作品です。我兵庫県生まれの方で、江戸川乱歩賞に挑戦し続けて7回目で今年受賞されたそうです。諦めずに良く頑張られたと思います。

推理小説も随分変わってきましたね。トリックとかおどろおどろしい仕掛けなんて無くて、近年の推理小説は自然の生活の中から生み出されてくるのですね。

この小説の中には自衛隊の訓練の描写が少し出てきますね。主役が元自衛隊のパイロットで現在はヘリコプターの操縦士と言う設定ですからね。

北海道の知床が世界遺産に登録されてから、観光客が増え、自然が破壊されるのを阻止し、元の人間の入り込まない自然に戻したいという事が、この小説の犯罪の元になっているのです。

本文にこんな言葉がありました。「…知床なんて、ここ10年で見る影もなくなってますから。特に世界遺産に登録されてからは、シャトルバスなんかも運行するようになったでしょう。土地は踏み固められて植物も生育しなくなっている。それに野生動物に平気で近づき、餌を与えるような人たちばかり…」

20年ほど前主人が退職して、次に転職する間に1ヶ月の北海道旅行をマイカーでしたときに、知床まで行きましたが、ほんの入り口で通行止めでした。半島を見るのは海から船で見るだけでした。そんなに変わってしまっているのですね。

同じことが屋久島にも言えますね。私が始めて行った40年前は信号機も無い島でした。鹿児島から船で4時間掛かったでしょうか、今は高速艇「トッピー」もあり、2時間も掛からないです。

17年前に行った時は信号機が2つ付きましたが、まだまだ田舎でしたし、縄文杉に会いに行く人もそんなに多くはありませんでした。

所が5年前に行った時は長田浜の亀を見に行ったのですが、夏休みでもあり縄文杉を目指す若者がいっぱいでした。歩くことが苦手な孫達と一緒でしたし、紀元杉は側まで自動車でいけるので行っただけです。杉の周りは歩道が組まれていて、木に触れることは出来ません。

屋久猿も餌をやる人があるのでしょう、自動車の中のバナナが見えたらしくて、自動車によじ登ってきましたよ。ここも知床と同じ現象ではないでしょうか。

話しがそれましたが、自然遺産は世界遺産となった時点で人間を締め出さなければ、体形は崩れると言うことを教えられました。

7月22日屋久島では、天気が良ければ4分間の皆既日食のドラマが見れるそうですよ。もう一度行きたい、屋久島へ! 
コメント (4)
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