ちいさな幸せ

幸せの基準ってある?
それは自分の心の中にあると思う。
私は何時も陽だまりのような幸せの中に居た。

集団自決の真実は何処に…

2008年11月13日 | 新聞から

 
 
 
           厚物の菊3本仕立て (尼崎市菊花展)


新しく買ったカーペットを替えたり、あすは早朝からの外出に、明日の晩のおかず「関東煮」を仕込んだりで半日がつぶれてしまった。観光バスに乗るので、渋滞に巻き込まれると気が気ではなくなる、「関東煮」を作っておくと、一安心である。全く料理の嫌いな旦那を持つたがための苦労である。

「対馬問題」が動き始めた。対馬市長も上京して一緒に会議に加わったようだ。これで私は安心している。対馬が竹島にならないための法案が通り、「めでたし目出度し」になるのを待てばいいわけです。


「真実に背向けた集団自決判決」と題して拓殖大学教授 藤岡信勝さんの記事が載っていました。
『沖縄戦で旧日本軍の隊長が集団自決を命じたとする2冊の本の文又記述によって名誉を侵害された元隊長らがノーベル賞作家の大江健三郎さんと岩波書店に出版差し止めを求めた裁判の控訴審で10月31日、大阪高裁は一審判決にさらに輪をかけた大江・岩波寄りの判決を言い渡した。

大阪地裁で一審が結審した後の今年1月に、座間味島で宮平秀幸さんの新証言が明るみに出た。当時15歳の宮平さんは日本軍の伝令役を務めていたが、昭和20年3月25日の夜、梅沢隊長の居る戦隊本部の壕に、集団自決用の武器弾薬を求めて村の幹部がやってきたとき、隊長から僅か2㍍そばで村の幹部と梅沢隊長のやり取りを聞いていた。その証言によれば、梅沢隊長は武器弾薬を渡さなかっただけではなく、逆に、村民に「自決するな」と「命令」し、しかもそれを受けて村長が集団自決の為に忠魂碑前に集まった村民を解散させていたのである。

控訴審で元隊長側は、宮平陳述書と大江・岩波側の批判に反論した私の意見書など大量の書証を提出して隊長命令説の誤りを論証(与えられた命題が真であることの理由を明らかにする)した …以下略…』

私も10月31日の判決を、きっと原告側の勝訴だろうと心待ちにしていた。しかし大江・岩波側の勝訴である。「何故?」と言う気持ちが強かった。「大江さんがノーベル賞作家だから?」とも思った。

私は「ある神話の背景」曽野綾子さんが地元に足を運び、聞き取り調査をしたうえで書かれたこの本を信じています。大江さんは現地に一度も足を運ぶ事無く、参考資料を見て信じて書かれただけなのです。どちらが正しいかは一目瞭然だと思います。

その根本には軍の命令としなければ、死者の賠償金が出ないために、賠償金欲しさに村の指導者に依ってが「軍の命令あり」と証明をしたらしい。その事を賠償金を受け取った親族が名乗り出て証明してくれれば解決することなのだが、1人としてしない。原告側もお金返せとは言っていない、只、後の世に真実を伝えたいと思うだけだと思うのです。

『判決は「ある神話の背景」の出版を例に元隊長の名誉は回復された』と言っているそうです。という事は裁判官も一応「ある神話の背景」は信じられるものと思っているのではありませんか?  

こうして虚偽を明らかにした本が出たときには、それによって既に重大な被害は無くなっているとみなされているそうです。これもおかしな言い分で、大江さんの本を読んだ人は全員、次に曽野さんの本を読んだというなら解りますが、そんなことはありえないことです。めちゃくちゃな論理だと思いますが…。

まだありますよ「真実でないことが解っても長く読み継がれた本は訂正しなくてもいい」と言うのです。藤岡さんも言われます「長く読み継がれたからこそ訂正が必要である」私もそう思います。

藤岡さんはこうも言います「裁判官はバランス感覚を持った公正な判断をすると言う幻想の間違いが白日の下にさらされた。これも一つの成果」と。私もこの度の判決に「この裁判官おかしいのとちゃう?」と思いました。本職の裁判官でもこの体たらくです、素人が陪審員になって公正な裁判が出来るのでしょうか? 疑問です。
コメント
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