アロエの花(見~つけた)
マンションの外に
色鮮やかに咲いていた
別種ですが我家のアロエは花をもちません
大震災の日、一足遅く目覚めました。6時になっていました。13年前の今頃、まだ何も解っていませんでした。大きな地震があったことは解っていましたが、神戸が空前絶後の状態にあるなんて思いもしませんでした。
重いテレビが前に落ち、納戸では箪笥がお互いに支えあい、居間の熱帯魚の鉢が壊れ、絨毯が水浸しになっていた。台所の食器は不思議に無事でした。引き戸だったからでしょう。ただ開閉のドアと言うドアは全て開き中のものが落下していましたが。家の中を履物で歩いた日々・・・。
でもでも神戸があんなになっているとは・・・。幸いな事に電気は数時間の後に点きました。急いで点けたテレビに無残に生田神社の拝殿の大屋根がズド~ンと地にへばりついてるさまが映し出されています。わが目が信じられませんでした。
当時1人暮らしだったたまちゃんに電話しても通じません。数日後、関東のようちゃん(たまちゃんの無二の親友)からも「たまちゃんと連絡が取れない」と電話が来る。お互いに解れば知らせあうと約束で電話を切った。ようちゃんと話したのは其れが最後だった。ようちゃん自身は数ヶ月後にあの世に旅立ってしまった。3回忌の時は友人数人も列席して法事があり私も参列した。去年の13回忌は代表としてたまちゃんだけが参列したとの連絡があった。
今日は一日中、13年前の震災関連のお話。その一つにこんなのがありました。
何処の地方のお話だか途中から見たので解らないのですが、地震がおきたら、1人暮らしの方を連れて一緒に逃げようという事らしい。訓練と言うのでのんびりと「○○さん行きましょうか・・・」と1人暮らしの人の家の戸を開けている。次の場面では4,5台の車椅子に付き添った人が写っている。車椅子の上の人も当然と言う顔をしている。世話する方の人も「こうして慣れておけば、いざと言う時に役立つでしょう」と言うようなことを言っている。
こんな訓練を計画した人、其れがいざと言うときの役に立つと思っている人、車椅子で連れて逃げてくれるのは当然と思っている方・・・。一寸待ってください。
地震はそんなに生易しいものではありません。13年前のあの恐ろしさを経験して、この映像を見た人は、きっとそう思ったはずです。
大震災は数秒間で6434人の命を奪ったのです。年齢に関係なくです。地面が揺れているのです。亀裂が入るのです。家が傾ぎ戸は開かないかも知れません。隣に、数センチの所にいても助ける事が出来ないのが地震なのです。我が身を守る事も出来るかどうかわからないというのが、大震災なのです。
あの揺れでは立つ事もままならなかったんです。「○○さん行きましょか~」何て状態ではないのです。そして道路に亀裂が入れば1人で車椅子を押すなんて無理な事です。まして映像では老老介護の年代の人たちでした。放送局も何を思ってこの映像を流したのでしょう。経験が生かされた良い練習をしていると思ったのですか?きっと企画した人も震災を知らない人でしょう。
行政の人も考え直してください。たとえ1人暮らしでも自分の事は自分で守る。其れを指導するのが本当の親切と言うものです。あの映像を見て、経験の無い人の認識ってこんな程度かと腹立たしく情けなくなりました。あのテレビを見る限り、経験は生かされていないと思いました。
マンションの外に
色鮮やかに咲いていた
別種ですが我家のアロエは花をもちません
大震災の日、一足遅く目覚めました。6時になっていました。13年前の今頃、まだ何も解っていませんでした。大きな地震があったことは解っていましたが、神戸が空前絶後の状態にあるなんて思いもしませんでした。
重いテレビが前に落ち、納戸では箪笥がお互いに支えあい、居間の熱帯魚の鉢が壊れ、絨毯が水浸しになっていた。台所の食器は不思議に無事でした。引き戸だったからでしょう。ただ開閉のドアと言うドアは全て開き中のものが落下していましたが。家の中を履物で歩いた日々・・・。
でもでも神戸があんなになっているとは・・・。幸いな事に電気は数時間の後に点きました。急いで点けたテレビに無残に生田神社の拝殿の大屋根がズド~ンと地にへばりついてるさまが映し出されています。わが目が信じられませんでした。
当時1人暮らしだったたまちゃんに電話しても通じません。数日後、関東のようちゃん(たまちゃんの無二の親友)からも「たまちゃんと連絡が取れない」と電話が来る。お互いに解れば知らせあうと約束で電話を切った。ようちゃんと話したのは其れが最後だった。ようちゃん自身は数ヶ月後にあの世に旅立ってしまった。3回忌の時は友人数人も列席して法事があり私も参列した。去年の13回忌は代表としてたまちゃんだけが参列したとの連絡があった。
今日は一日中、13年前の震災関連のお話。その一つにこんなのがありました。
何処の地方のお話だか途中から見たので解らないのですが、地震がおきたら、1人暮らしの方を連れて一緒に逃げようという事らしい。訓練と言うのでのんびりと「○○さん行きましょうか・・・」と1人暮らしの人の家の戸を開けている。次の場面では4,5台の車椅子に付き添った人が写っている。車椅子の上の人も当然と言う顔をしている。世話する方の人も「こうして慣れておけば、いざと言う時に役立つでしょう」と言うようなことを言っている。
こんな訓練を計画した人、其れがいざと言うときの役に立つと思っている人、車椅子で連れて逃げてくれるのは当然と思っている方・・・。一寸待ってください。
地震はそんなに生易しいものではありません。13年前のあの恐ろしさを経験して、この映像を見た人は、きっとそう思ったはずです。
大震災は数秒間で6434人の命を奪ったのです。年齢に関係なくです。地面が揺れているのです。亀裂が入るのです。家が傾ぎ戸は開かないかも知れません。隣に、数センチの所にいても助ける事が出来ないのが地震なのです。我が身を守る事も出来るかどうかわからないというのが、大震災なのです。
あの揺れでは立つ事もままならなかったんです。「○○さん行きましょか~」何て状態ではないのです。そして道路に亀裂が入れば1人で車椅子を押すなんて無理な事です。まして映像では老老介護の年代の人たちでした。放送局も何を思ってこの映像を流したのでしょう。経験が生かされた良い練習をしていると思ったのですか?きっと企画した人も震災を知らない人でしょう。
行政の人も考え直してください。たとえ1人暮らしでも自分の事は自分で守る。其れを指導するのが本当の親切と言うものです。あの映像を見て、経験の無い人の認識ってこんな程度かと腹立たしく情けなくなりました。あのテレビを見る限り、経験は生かされていないと思いました。