ちいさな幸せ

幸せの基準ってある?
それは自分の心の中にあると思う。
私は何時も陽だまりのような幸せの中に居た。

仏具

2007年12月06日 | 気にかかる
          松江武家屋敷のもみじ
            前栽の紅葉
         段だら模様が素的でした

祥月命日で若いお坊さんが来られました。とても太った方だったのですが、少々痩せて・・・。お伺いすると「小学生1人分ぐらい、努力して痩せた」と言うお答え。自分で「太りすぎだな~、これではいけないな~」と思って減量したそうです。初めは食べるのを我慢したのだそうですが、今では胃が小さくなったのか、我慢するのではなく以前のようには食べられないそうです。

いいな~。我慢をする事無く、どこも悪くなく食が細くなりたい。でも駄目ですね。この度も「仏様が故郷のお菓子が食べたいだろうから・・・」なんて殊勝なことを言いつつ、生き仏さんの自分達の為に鹿児島からお菓子を取り寄せたんです。どのお菓子も、しっかりしていて、脂肪の蓄積に貢献ありそうなんです。でも家族みんなの好物なんです。素朴な味なんですが、まざりっけなしの正真正銘って感じです。唯、賞味期限が余りないんです。古いからではありませんよ。生ものですから当たり前なのに、防腐剤使用で、長期保存可能に慣らされてるんですね。だから「太るな~」と思いつつも、一生懸命食べなくてはならないのです。チビチビ食べられたらどんなに良いだろうと何時も思います。

「鹿児島から取り寄せたんですよ。美味しいから食べてみて」「甘いものは食べないんですよ」とにべもない言葉・・・。そのくせ、カバンに仕舞ったよ。誰に食べさせるの?食べないなら置いていってくれてもいいんだよ。

お経を読みながら(木魚とは違う)四角い枕の様な物(中央が少しくぼんでいる)をマリンバのたたき棒(名前があるんでしょうね)の様な、先にま~るい玉が付いている棒で、手早く打つんですね。物には名があるからと聞いてみたんです。

「其れは何ていう名ですか?」「もくしょう」「字は?」「木鉦」「その棒は?」「バイ」「字は?」「う~ん、解らないです。仏具店で『バイください』と言ったら出てくるので・・・」「疑問にも感じたことないですよ。知らない事一杯だな~」何言ってるのよ、私の1/3しか生きていなくて知らない事一杯で当たり前でしょう。私なんて70年も生きていても知らない事一杯・・・。知らないことを知る喜びで、その興味で生きているようなもんなんだ。

調べてみました。木鉦:日蓮宗のみで用いられる音の出る道具。バチで叩いて使う楽器。仏具の伏鉦(ふせがね・金属)を木で作ることが出来ないかと考えられたのが木鉦。江戸時代頃までは孟宗竹で作っていた。日蓮宗の早打ちの読経用にあう音や形を考案して、今は楓や桜で出来ていて完成するまで半年かかる。

調べている内に出てきました。ばい=倍と書くそうです。又疑問?何故棒を倍って呼ぶの?子供の「何で、何で」ではないけれど興味が尽きない。

倍音=振動数が基音の整数の倍であるような上音。上音って?この辺で止めとこう。今夜寝られなくなりそう。

本当の形は円形のようです。お坊さんが持ち歩いているのは、携帯用で矩形です。
倍は手になじんだものが良いようですし、先の玉(まん丸や楕円形)の形によっても音が違うそうです。自分の好みのようだ。

今度、音に気をつけてみよう。4人のお坊さんが回って来られるのだから、夫々に音は違うはず。来年の今頃には聞き分けられるかな~。年の所為でしょうか、少しずつ宗教に興味?が出てきました。命日と春秋の彼岸、お盆と年15回×48年=720回以上、お経を聞いているのに唱えられないのです。
コメント (2)
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