ちいさな幸せ

幸せの基準ってある?
それは自分の心の中にあると思う。
私は何時も陽だまりのような幸せの中に居た。

水汲み

2007年12月24日 | 今日この頃
            ちっちゃなツリー
            リースと同じ作者

朝5時、真っ暗な朝、今年最後の水汲みに神戸に出かけました。何故朝に?昼ですと人が多くて、遠方なので一度に沢山汲んで帰る私達は気兼ねなんです。真夜中はドライバーの体内にアルコールが蓄積されています。だから早朝なんです。

玄関を出ると、お月様がまん丸・・・。今夜が満月だそうです。左上にお供のお星様一つ・・・。西に向かう私達を先導するかのように、眼前に・・・。お日様は眩しくてこんなに見つめられないけれど、お月様は大丈夫、じ~っと見つめあいます。何だか心が癒されて落ち着いてきます。

ネオン以外は闇に沈んでいて、風景が違って見えて、何時もの道を通り過ごしてしまいました。気がつくと三宮です。其れくらい周りの見えない朝でした。

先客が1人。自転車で来ています。その人の容器が見たこともないものだったのです。私達のようにポリ缶ではなく、丈夫なポリ袋なんです。珍しいので声を掛けてみました。「変わった入れ物ですね。販売していますか?」「これはね、震災のとき静岡の友人が、水を入れて送ってくれたものです」

そうでしたね。水道管破裂で、水にも不自由しました。我家でも水道管が破裂して床下に水が溢れました。家の事を考えて、元栓を止めましたので一寸不自由でした。給水車が出て水を貰うのですが、其れを運ぶので、腰を痛めた人が多く出ました。

私宅は、丁度神戸に水を汲みに来た後でしたので、ポリ缶に充分の水がありました。其れを自転車に積んで被災した西宮のお友達の家に運んだことを思い出しました。あちこちの道路に亀裂が入っていて、水が重いので怖くて、いちいち下りて亀裂を渡りました。アレから早12年経ったんですね。

神戸の水を汲みにいくようになってもう20年近くなると思います。当時はひょいと自動車に積み込めたポリ缶が今日は「それ!」とか、掛け声無しには持ち上がらないんです。何時まで汲みに来れるかな~と言う思いが頭を掠めました。昨日まで何気なく出来たことが、今日出来なくなる。其れが年を取ると言うことなんですね。

一回100円入れますと規定の分量だけ水が出るのです。ですから100円玉を15枚位用意して行きます。大概900円ぐらいです。家に帰ってから残金を調べて今日はいくらだったと計算するのです。水の出の悪い蛇口に当った時と良い時、微妙に水量も違います。

ポケットには300円残っていました。今日は良く出たほうなので使っても900円ぐらいです。主人に「残ったお金持ってきた?」「い~や」「置いてきたん?」
なにやら理屈をつけて、責任を逃れようとします。

主人が腕が痛いというので水を受ける係り、私が自動車まで運ぶ役を努めます。だから残金を確かめるのは水受け係の責任です。でも私ももう一度確かめれば良かったかな~。何はともあれ、お水が一杯あって安心・・・。

結果、次ぎ来られた人に300円プレゼントしたことになります。今日はクリスマス・イヴささやかなプレゼント。

昨日の大穴の出た競馬「有馬記念」の賞金とは「月とすっぽん」の違いですが、誰かを喜ばせたことは間違いないでしょう。そう言えば優勝の「祭だゴッホ」の馬主さん、まさか自分の馬が優勝するとは思わず、会場にお見えでなかったんですって?残念でしたね。

競馬場に一度だけ連れて行ってもらった事があります。桜が満開でした。馬も綺麗でした。ビギナーズ・ラックって言うんですか?少しだけ賞金稼ぎしましたね。

コメント
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