ちいさな幸せ

幸せの基準ってある?
それは自分の心の中にあると思う。
私は何時も陽だまりのような幸せの中に居た。

松江城の紅葉(旅・3)

2007年12月03日 | ちっちゃな旅
             松江城と紅葉
        お城を囲んで風情のある姿の紅葉
           塀と紅葉 石垣と紅葉
         此処は手入れされた美しさです

今夜の宿は(11/29)は玉造温泉ですが、二駅先の松江まで出て、松江城を見に行きました。此処も桜の頃に来たことがあります。こんなにちっちゃいお城だったかしら?と思いましたが、音声ガイドに依れば「白鷺城」についで大きいそうです。でもその差は歴然としていますね。

天守閣に登って四方を見ていますと、音声ガイドが「東には天気がよければ「大山」が見えます」と言いました。壁に書かれた絵と見比べてみますと小さくですが、はっきりと「大山」が見えます。「大山」はお隣の鳥取県の山ですから小さく見えて当たり前です。其れくらい良いお天気だったのです。

紅葉を愛でながら、橋を渡って「小泉八雲記念館」「武家屋敷」に入りました。武家屋敷でも美しい紅葉です。表座敷の前庭に紅葉が植わっていました。屋敷に上がるのではなく表からぐる~っと見て回るようになっていました。此処も一度来ているのですが、すっかり忘れておりました。

ぐる~と回って、一日使えて、各施設では割引してもらえると言う、レイクライン・ワンディパスを買いました。2度乗りましたが、どちらも運転は女性でした。

宍道湖の観光スポットに、湖に浮かぶ「嫁ガ島に沈む夕日」と言うのがあります。以前来た時に見る事が出来なかったのが心残りで、今度は是非と思っていたのですが、予報は雨だったので諦めていました。予想に反して晴天です。期待が持てます。レイクラインの運転手さんも「今夜は見えますよ」と太鼓判の放送です。島根県が「嫁ガ島に沈む夕日」を観光スポットとしての整地が出来上がったばかりだったのです。そんな説明もありました。しかし私は今夜泊まる宿のそばに在ると信じていましたから、其れは別物だと思っていたのです。何時もなら、自分の予定を話して訊ねるのに、そのときに限って聞きませんでした。其れが失敗の元です。

その日の夕日を見る時間は4時半と調べてあります。だから4時には宿に荷物を預けて見に行く予定にしていました。玉造駅まで宿の自動車が迎えに来てくれました。車中、スポットの場所を聞いてみますと、玉造ではなく、松江だと言うのです。心が沈んでしまいました。今来た道を帰らなければならないのです。でもローカルの事ですから、電車が頻繁にあるわけがありません。といってタクシーを飛ばすと?千円掛かります。「たかが夕日を見るのに?千円、勿体無い」と主人は文句を言います。私にとっては「されど夕日」なんです。?千円掛かっても行きたいのです。でも失望で声も出ませんでした。

宿に着いて運転手(女性)がフロントの方と話しています、その女性が勤務明けで
「松江まで帰るので、スポットの前を通るから乗っていきますか?」と言って下さいました。宿の方にも、迎えの車を頼む時の電話で「夕日が見たいので、そのスポットまで先に行った方がいいか?宿についてから行った方がいいか?」と私は訊ねております。「一先ず宿に来られては」と言う答えでしたから宿に来たのです。でもその経緯を口にしますと、主人はフロントの人に文句を言うだろう、楽しい旅を続けるには私のミスにした方が良いと黙っていました。

スポットで下ろして頂きました。「オイル代に・・・」と寸志を、固辞されたのですが、気持ちだからと受け取って頂ました。人様の好意で見れた夕日、綺麗でしたよ。忘れられない思い出の夕日です。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする