世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

5時から女

2011年04月19日 22時16分01秒 | Weblog
昨夜は眠れなかった。
零時に床に入り、恐らく入眠したのはその2時間後。
その間、ずっと暗闇でクマたちと羊を数えていた。
余談だが、有線放送に「羊の数」というチャンネルがある。
羊の数が1000匹に達すると「まだ眠れないんですか?」と言われるらしい。私は最後まで聞いたことがないのだけれども。真相はいかに。

仕事中、昼過ぎに睡魔が襲ってきて辛かった。
この眠気を貯めて夜に引き出せないものだろうか。
眠気バンク。利息は甘い夢とか。あったらいいのに。

眠気が覚めたのは夕方。
雲の切れ間からお日様が出てくるような意識の覚醒。
超元気。
元気玉を3つぐらい生産できるぐらい。
もうね、チャラヘッチャラ。
スパーキング!
グロンサンもびっくりな、5時から女魂炸裂。

他部署との交渉事2件と伝票の始末をガーッとやった。定時までの1時間、自分でも驚くぐらい、仕事が捗った。
残業後、喫茶店へ。5時から女の勢いはまだ衰えず。コーヒーと煙草をお供にして勉強開始。夏に検定試験を控えている。長い休みを経て、また最近、取りかかっている。難しい…。覚えること多すぎ。
本当は図書館に行こうとしていたのだが、閉館時間が迫っていたので今日は喫茶店。

今日は早く眠れますように。

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単細胞で乗り切ろう。

2011年04月18日 22時42分02秒 | Weblog
急に暑くなってきたからだろうか。
各店舗から制服の夏服を早めに送ってほしいという依頼をたくさん受けた。
今日から三日間、パートさんがいないので、その都度経費分析の手を止めて対応した。
その他、他部署からの物品購入の依頼を受けた。なんでこの件について、私が稟議書を書かなくてはならんのだ?と憤ったり…。
やはりあの部署とは折り合いが悪い。鬼門なのかもしれぬ。

朝から体がだるかった。
昨日、部屋を掃除したからだと思う。
張り切るんじゃなかったと後悔した。
QPコーワをオーバードーズ並みに服用して対応。
ドーピングしたら絶対に引っかかるに違いないレベルだ。
すぐにハイになるんだから不思議だぜ、あのオレンジの錠剤。


2月ぐらいから慢性的に忙しい。産休二人分の仕事を持つことになる。
これも経費削減の影響で、人件費を抑えたいお上の考えだと、魯鈍な私にも分かる。
まあ頑張るしかないよな。
そしてお金貯めて、また夏に国外に旅立つんだもんねー。
その前に、来月半ばには肉食系男子との合コンとかあるじゃないか。
あの服着て、あの口紅塗って。縮毛矯正して…!
楽しいことを考えると、どんな苦難も乗り越えられそうな気がする。
我ながら単細胞だと思う。

後輩男子タイスケくんから、本を借りた。
「面白いのでぜひ!」
とのこと。
西村賢太「二度はゆけぬ町の地図」

「最初の15頁までだけでもいいので。絶対読んでください」
とタイスケくんに言われた。
彼の真っ直ぐな瞳を見ると厭とは言えず。

他に読もうとしていた本があるんだけれどもなあ。
まあ読んでみっか。

…面白い。
面白いじゃないか!
しかも文章が上手いのな。
芥川賞作家だもんな。

ちなみに西村賢太氏を検索してみたら、なんか、もう、脱力してしまった。

芥川賞作家の西村賢太さん



片付けの神様、降臨

2011年04月17日 23時16分15秒 | Weblog
片付けをした。不要な物をなかなか捨てられない私。洋服でも、「多分もう二度と着ないんだろうな」と分かっていても「いや、今まで仕舞っていたから着なかっただけ。いつか着るかも」と思ってしまい、なかなか捨てられない。本を捨てるなんて言語道断。「いつか読みたくなるかも」と、洋服より執着してしまい捨てられない。

今日は珍しく、片付けの神様が降臨したもよう。
「いつか着るかも」レベルのグレーゾーンにある服やら何やらを捨てることができた。
今流行りのノーカラーのスーツが出てきた。学生時代、背伸びしたくて購入したものだ。あの時代、まだまだコンサバな洋服が世間に受け入れられていた。金ボタンが華やかすぎるが、これを取り替えたらまだまだいけるかも?と希望的観測のもと、またクローゼットに返り咲き。洋品店でボタンを探して縫い付ける行為ができるかどうかは謎。
6時間ぐらいを片付けに費やしたのだが、あまり綺麗になった印象はない。でも、やったことに意義があるんだと、前向きに考えた。とりあえず、目についていたビデオテープの山などは収納できたし。満足。

こんなものを発見した。「隔週刊トレジャー・ストーン」(創刊号)
デアゴスティーニから刊行されていた。
デアゴスティーニったら、付録が豪華で、収集癖をごにょごにょくすぐるアレである。
10年前の私は、何を思ってこれを購入したんだろう。
付録である宝石の原石や鉱物を毎週集める気満々だったのだろうか。
でも読み始めたらけっこう面白い。…これはとっておくか。


他部署のIさんからいただいたクマたちのコーナーもできた。
左からココアちゃん(最初ロッキーという名前だったのだが諸般の事情で改名)、リンちゃん(輪番停電の時にもらったから)、フローラルちゃん。



夜、化粧とブローをし、買い物に行く。一日中家にいてスッピンだと自分の中で何かが腐敗していきそうなので、予定のない休日も極力そうしている。
勿論、吉熊と一緒に。夜の散歩。
クラシックがばんばんかかっている喫茶店で一服。夜だというのに人多すぎ。
各テーブルから立ち上る囁きの中、ひたすらぼんやりする私と吉熊。片付けってけっこう頭使う。なんだか疲れてしまった。脳内スクリーンセーバー状態でコーヒーと煙草を交互に口にした。



明日からまた仕事。
忙しくなりそうな予感。
乗りきってみせませう。


クマの結婚式

2011年04月17日 20時24分56秒 | Weblog
こんな動画を見たら、結婚したくなるだろうが。

ロシアで一風変わった結婚式が行われたもよう。
クマの着ぐるみ婚!

Медвежья свадьба в Оренбурге. ШОК!


式終了後、華麗なダンスを披露。

嗚呼、素敵。
素敵過ぎる!!!!
もうね、これ見ている時の自分、花嫁になりきってから。


東日本大震災に伴う日本の電力不足対策として、ロシアは日本に液化天然ガスを供給してくれた。
ありがたい。


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YELLOW YELLOW HAPPY

2011年04月16日 23時57分15秒 | Weblog
起きようか起きまいか、布団でうとうとと考えていた。
「カタ…カタカタカタカタッ」
部屋が不吉な音に包まれた。
あ、地震ね。もう慣れた。揺れの大きさで震度を言い当てられるぐらいに。
背中で大地の揺れを体感。揺れるわ、揺れるわ。意識はすっかり覚醒し、起きる気になった。

昨日見た天気予報では、この週末は雨ということであった。引きこもる為に、昨夜、インスタント食品をたくさん買ったのだが。窓からは日差しが燦々と降り注いでいるではないか。
「そうだ。桜を見に行こう」
そう思い立った。恐らく、今年の見納めになるであろう桜。
幸手にある権現堂桜堤の桜を今年も見たくなった。


もう大半の桜は散ってしまい、堤の下の菜の花が主役の座を射止めていた。
一面に広がる黄色の群れは風が吹くと笑うように揺れる。そして甘い香りを漂わせていた。
一生分の黄色を見たという感じ。




今日の一枚★

天に向かって誇らしげに咲いている菜の花。






吉熊もご満悦。



土手に腰かけ、持参してきたお茶と煎餅でソロ花見。
妹・芋子からメールが来た。ロンドンにいるはずなのに、どうしてメールが送れるのか。機械音痴の私には分からぬ。イギリスには行ってなくて、本当は熱海辺りに潜伏してるんじゃね?疑惑を持ちながら返信。








桜の麓に水仙が咲いているのを発見。



スノーフレーク(鈴蘭水仙)も可憐に咲いていた。可愛いな、この花。コロコロと笑っているように見える。



桜はこれで見納め。
今年の桜は忘れられないものになった。色んな意味で。







桜のブーケみたい。





権現堂前の家に咲いていた八重桜。



国外に逃亡したい

2011年04月15日 23時58分03秒 | Weblog
昼前の便で、母ヨーコたんと妹・芋子はイギリスに向かった。
「搭乗!」というタイトルで、「今から搭乗!帰ったら電話します」というメールが来た。


こんな画像つきで。
嬉しすぎたのだろうか。
ぶれ過ぎ。

仕事中だったので返信できず。心の中で返信した。「いってらっしゃい」って。
今ごろ、13時間近くのフライトの終盤を迎えているんだろう。

美味しい紅茶を希望しておいた。


母と芋子はよく一緒に旅行をする。四国やアメリカなど。私はいつも仕事でお留守番。で、お盆料金の時期に一人旅をする。…あ、一人じゃない。吉熊と一緒だった。
あんなちっぽけなクマだけど、旅先ではけっこう頼りになる。


昨夜、我が家のクマたちを洗った。
特にヤニ汚れが目立つシロクマたちを中心に。
真っ白になった。
ほのかに香る洗剤の匂いも気持ちが良い。
吉熊も綺麗になりましたとさ。


今日は一日忙しかった。
経費分析をやろうと思うと、違う業務が舞い込んできた。
神様が意地悪をしているとしか思えない。
ドリフのコントみたいだった。
しかも「時間内に終わらないから」という理由でパートさんに仕事を振られた。
憤死寸前。
もう少し前に言ってくれればいいのに。
計画性なさすぎ。苛々する。

結局、残業中に経費分析を開始。
来週はパートさんが週初めから休むのでそのフォローや、産休に入る子の引き継ぎを学んだりしなければならない。
大丈夫かな…自分。

嗚呼、私も国外に逃亡したい。

まあとにかく、明日と明後日はお休み♪
限りなく、底無しに自分を甘やかせるつもり。

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春の夜の 夢ばかりなる 手枕に

2011年04月14日 23時15分40秒 | Weblog
春の夜は気持ちが良い。うきうきしてしまい、つい寄り道したくなってしまう。

会社から駅までの道のりにある自動販売機で、煙草を購入しようと思った。もうコンビニではほとんど品切だ。家や会社に置いてある在庫には手をつけたくない。煙草不足が一段落着くまで、とっておこうと考えている。

タスポと小銭を握りしめている私の前に、煙草を買おうとしている殿方が一人、いた。
彼は自動販売機の小銭投入口に小銭を入れた。しかし、タスポを翳すタイミングが遅れ、さっき入れた小銭がザバーっと出てきてしまった。彼はトロいんだろうか。2回ぐらい同じ行動を繰り返していた。うんざりしていたら、彼は振り返り、申し訳なさそうな顔をして小さな声で「すいません」と。その濡れた子犬のような弱々しさに私はつい胸キュンしてしまった。メガネ男子だったし。

「いやー、いいんですよう」
と、さっきまで仁王立ちの沢尻エリカみたいな態度で舌打ちしていた私なのに…。急変して笑顔に。

ピアニッシモが売り切れていたのでペシェを購入。
「あ、同じの吸ってるんですね」
と、さっきの彼が私の背後でそう言った。
「どこでも入手困難で大変ですよね」
「買いだめしましたか?」
という会話を展開。

喫煙者は私の知る限り、優しい人が多い。というか、結束感みたいなものが各々を結んでいる。
禁煙ブームで肩身の狭い愛煙家たちは肩を寄せ合い、この世の流れに立ち向かっている。
その意識が我々の共通項となり、仲間意識を発生させているのだと思う。
街中の喫煙所でライターが点かずにカチカチやっていると、必ず誰か、火を貸してくれる。(しかも何故か無言で)
それらを差し引いても、この子犬みたいな殿方との会話は楽しかった。

春の夜の…で始まる百人一首の歌がある。


春の夜の 夢ばかりなる 手枕に
かひなく立たむ 名こそ惜しけれ

周防内侍の歌だ。

訳は、…短い春の夜の、夢のようにはかない、たわむれの手枕のせいで、つまらない浮き名が立ったりしたら、口惜しいではありませんか…。

一夜だけの戯れで噂にでもなったら困る。だから手枕、拒否るからね…という歌である。
高慢ちきな!とは思っていたが、なんとなくわかる気がする。今日のような春の夜のうきうき気分にいちいち流されていたら身が持たない。変な噂になって社会的な立場が悪くなるのも困りまんもす。(てか、手枕のようなアクションを受けることは皆無に等しい)


会社近くでこんな若い殿方と親密にしていたら何て噂が立つか解らぬ。

「では。さようなら」
と別れた。


そうは言っても…

2011年04月14日 23時15分09秒 | Weblog
昨日は心療内科デーだった。薬局を出たのが23時ちょっと前…。待ち時間は4時間半。最高記録を更新。
地震発生後、混み具合が一層酷くなった。
ということで、昨夜はブログ更新をしなかった。



「結局薬を飲んでいる自分が好きなんだよ」

先日、ある人からそう言われた。

そうなんだろうか。
ずっと考えていたんだが、よく分からない。

ただ一つ言えること。
そうは言っても、なかなか止められないものなのである。薬って。…ということだ。


もしパキシルを飲まなかったら、感情を抑えきれずに切れて人を傷つけてしまったりしないだろうか。6年前のように小さなことに躓いて、自分の心の中で何度も反芻する生活がまた始まるのだろうか。そうと思うと、怖くて断薬なんてできない。
心はだいぶ元気になった。その自覚はある。でも薬がないと不安になる。
3月11日の大震災の日。外出先の有楽町から自宅まで帰ろうと必死だったのは、パキシルを飲まなくては!という一心で、だった。

飲まなければ!という強迫観念も去ることながら、最近では飲まなくても平気な自分に戻る努力すら面倒臭く感じる。昔は減薬しようと頑張っていた。しかし、そんなことはもうどうでもよくなった。二週間に一回、通院してお金を払えば当面はあまり落ち込まなくて済む。そう体と心が学習してしまった。今まで通りに薬飲んで悩まずに生きればいいじゃん。…誰かがそう囁く。
元々、面倒なことが苦手な私は、本能的に楽な方に流されるようプログラミングされているっぽい。

そんな旨をクマ医師に報告。

クマ医師もそろそろ減薬段階に来ていると思っていたとのこと。でも、私が減薬に不安を感じているので打診できなかったっぽい。他人から言われて焦るのは一番良くないことで、今は今まで通り、減薬のことを考えずに普通に生活するように言われた。
クマ医師はいつもよりも慎重に言葉を選んでいた。

「私、甘えているんでしょうか?」
恐る恐る聞いてみる。
「生活習慣病である糖尿病の人が糖尿病の薬を飲んでるのを見て、それを甘えだと思いますか?違いますよね」
クマ医師、力説。なるほど。

何が私を薬への依存に走らせているのだろう。
もう、何が何だかわからない…。

適職?

2011年04月12日 23時02分30秒 | Weblog
部長からいただいた、とらやの最中。お昼休みに食した。上品な甘さが絶妙♪桜の雰囲気も素敵。


昼休み、会社に隣接する公園に出てみた。綺麗な状態のここの桜を見られるのも今日が最後かもしれない。昨日から意地悪な強風が唸るように吹いている。皆に愛されている桜に嫉妬しているみたいだ。

さようなら、桜さん。
吉熊もさみしそう。



後輩男子タイスケくんがスゴい仕事を発見して教えてくれた。

勤務地:福島県
職種:「原子力発電所の清掃、修復工事の補助」、「防護服や保護具などを身につけて一日3時間ほどの作業」
時給:1万円。
その他:寮完備、食事付き

ちなみに研修は無いらしい。
…笑顔の練習、できないじゃん。(当社の新卒研修は笑顔の練習をさせられる)

吉熊上司「○○さん(私)、行け!いいじゃん、死んでも誰も悲しまないし(独身者だから)。(遺伝子に支障が出ても)どうせ遺伝子、残さないんだろ?」
後輩男子タイスケくん「〇〇さん(私)にぴったりです」
後輩女子Cちゃん「伝説の人になれますよ!」

もうっ!
行かないもん!
確かに、結婚する気も遺伝子を残す気も毛頭ないが。

…それにしても、時給壱萬円とはなんて甘美な響き。
ちょっこし心が揺らいだのはここだけの話。

1日3時間勤務だから一日参萬円。
10日間で参拾萬円也!すげー魅力的。
でも、私には東京の自宅にいるクマたちを守らなければならない義務がある。
だから行かない。

「原子力発電所の清掃」などの求人に申し込み殺到 勤務3時間、時給1万円
(2011.4.12 21:44 夕刊フジ)



そういえば、今日も余震が多かった。
震度4ぐらいになると課長たちの携帯電話の地震速報音が社内に響く。
揺れが起きる度に、仕事が止まる。
落ち着いたあと、「…あれ?どこまでやったんだっけ?」が多発。
もう、嫌だ。
早く大地が鎮まらないかな…。



地震、雷、…そして珍走。

2011年04月11日 23時26分11秒 | Weblog
昼休み、他部署の女子数人は会社に隣接する公園でバレーボールに興じている。窓から眺めているとひたすらとても楽しそうに見える。たかだか2歳ぐらいしか違わないのに、つい「若いなあ」と思ってしまう。

夕方、雷がやってきた。春雷とはこれまた風情な…と思っていたら、みるみる内に空が真っ暗に。1時間後、薄日が射して「虹が出るかな」とワクテカしていたところ、課長たちの携帯電話が一斉に不気味な音を発した。
「プォプォプォッ!プォプォプォッ!」
緊急地震速報メールの着信音だ。
あの恐怖心を煽る音が苦手だ。そわそわする。でもこれがパッヘルベルの「カノン」やサン・サーンスの「白鳥」だったら、緊急性は感じられないわけで。まあ妥当な音なんだろう。
音的に、日航機墜落事故の「上昇せよ」の音に似ている気がする。


私は店舗のメンバー表を部内の人に配布をしようと席を立ったところだった。
両方の足の裏に何とも言えないムズムズ感が走り、やがてそれは大きくなって、体全体に強い揺れとして走った。

役員応接室で打ち合わせ中の部長が飛び出してきて部下たちに指示を出した。
その間、真っ先に非常口に走っていった他部署の某部長の後ろ姿が忘れられない。
先月の大地震のときも自分だけ脱兎の如く逃げ、一人だけ隣の公園にいたという伝説を作った人である。また、帰宅時に、帰宅難民の部下たちが「私、歩いて帰るしかないかな」などと相談しあっている間、「俺は先に帰るよ」と車で帰った人でもある。
それはそれでかまわない。でも今回の地震で、彼を見る目が変わったと囁く社員はかなり多いのも事実だ。

私はネットで震源地を確認したり窓を開けたりしていた。
あの地震から1ヶ月。またあの日の悪夢を思い出してしまった。
会社で迎えた大きな揺れ。
前回は外出先の有楽町で一人で耐えたが、今日は同僚たちが近くにいたので心強かった。

今回の揺れも大きかったのだが、電車は通常通りに動いていて帰宅難民になることはなかった。


喫茶店で一服。
本とコーヒーと煙草の至福タイム。
ほっとできるひとときだ。こんな日常に感謝する癖ができた。前だったら当たり前のことだったのに。


地震、雷、火事、おやじ…半分を今日一日で体験した。
もういいかげんにして欲しい。


霹靂しているところに、他部署の姐さんからメールが来た。

男性ばかり出世するこの世のしくみに向けて、一言。
「たまたま、玉がついているだけじゃん!」
普段、かなり乙女な彼女が怒りに任せて暴走。
珍しい。
これぞまさしく珍走。

「二人でレディースを結成しましょう~。公園でバレーボールをするのと同じノリで」
と、私がチーム名を考案。

その名も、
「玉走団(ぎょくそうだん)」
…生々しいかも。

チーム紹介の文言も私が考えた。
「狂い咲く玉に、今、一喝!
 闇夜に輝く女魂!
 紅薔薇一輪、ここにあり!
 今宵も華麗に散ります!
 喧嘩上等!夜露死苦ぅ~」

真面目に考えてしまった。しかも30分もかけて。

明日も仕事だ。
頑張ろう!


ゲゲゲの花見

2011年04月10日 22時51分50秒 | Weblog
実家から両親が上京。妹・芋子の家の近くの多摩川沿いでお花見をした。川を縁取るように咲き乱れる桜。夢のような景色であった。天気にも恵まれ、絶好の花見日和だった。
駅から続く桜並木にまず感動。

多摩川に到着。





芋子が朝、ちゃんと席取りをしてくれていたのでベストポジションで花見をすることができた。そして団子まで買って買っておいてくれた。何もしない私みたいな姉を彼女はどう思っているのだろう。
母ヨーコたんの手作り料理を頬張る。サラダ、手巻き寿司、ウインナー。どれも美味しかった。



クマパパは酔っぱらって横に…。


終いには、家族全員で横になって青空を背後に咲き乱れる桜を見た。
たららん。

桜の天井!
何とも優雅。




吉熊もご満悦。
君はその瞳に、また一年分の桜を宿すんだね。



風が吹くと花吹雪が舞う。その度にどこからともなく、歓声が上がった。
花弁が団子に貼り付く様子も、いとおかし。



ぼちぼち行こうか、と片付けをして駅に向かう。
桜並木…桜が煙って見える。


芋子は夕方から飲み会があるので、彼女とは狛江駅前でバイバイした。来週から芋子は母とイギリスへ旅に出る。次回会うのは帰国後か。自転車をこぐ芋子をバスで追い抜きながら、なんだか急に寂しくなった。

私と両親はバスで調布駅経由で深大寺へ。両親と観光バス以外のバスに乗るのは初めてかもしれない。気分は原節子である(東京物語)。昨年、私たち母子を魅了したドラマ「ゲゲゲの女房」で度々出てきた深大寺。ちょっこし気になっていたのだがなかなか来る機会がなかった。念願が叶った。乗り過ごしてしまい、三鷹市役所の停留所まで行ってしまうというハプニングがあったが、なんとか深大寺に到着。
脳内BGMは「ありがとう」(いきものがかり)。




「亮ちゃんは本厄なんだからしっかりお参りしなね」
と、ヨーコたん。毎年厄っぽいんだけどな。
甘茶をかける。



テントで僧侶が甘茶を配布していた。これがまた美味しかった!奥深くて高貴な甘さは砂糖不使用とのこと。

深大寺はそばが有名。「ゲゲゲの女房」でも出てきた。そば屋が大変多い。お土産屋さんの軒先にもそば粉を使用したお菓子などがたくさん置かれていた。

(↑背中はクマパパのもの)

深大寺のふもとの池。
古都みたいな風情がたまらん。


信楽焼のタヌキさん。
ぽんぽこぽーん♪


そば屋「湧水」へ。
とろろそばを注文。
こしがあって風味豊かで美味しかった。


そば粉のスイーツもほんのりとした甘さでグー。


バスで吉祥寺駅へ。せっかく来たのだからと井の頭公園へ。相変わらずスゴい人混みであった。ナウなヤングが闊歩する様子に両親、びっくり。





電車に乗り、両親と別れる。
「早く寝なね」
と、母ヨーコたん。
若干お疲れ気味のクマパパは
「じゃあ」
と。

別れがたいが仕方がない。
ホームに立ち、電車が見えなくなるまで手を振った。

あと何回ぐらい、こうやって家族と桜を眺めることができるのだろうか。
考えると胸が苦しくなる。
だから一緒に見られるときは目に焼き付ける勢いで、全身で桜を感じることにしている。

また来年。
笑顔で桜を見られますように。


お花見~♪

2011年04月10日 14時09分08秒 | Weblog
多摩川沿いで、お花見なう。
風がそよぐと花弁が可憐に舞う。
綺麗。

「第30回 宇宙科学講演と映画の会」

2011年04月09日 23時07分23秒 | Weblog
昨年6月に、はやぶさが地球に帰還してから宇宙に目覚めた私。それまでは天動説を信じていた。コペルニクスの言っていることは嘘だと思っていた。そんな宇宙とはかけ離れた場所にいた私が、はやぶさの帰還で突然変異した。「何この感動は?」と。
はやぶさの奇跡の軌跡を知るにつれ、宇宙を思うことが多くなった。気付いたら、はやぶさの虜になっていた。

今日は新宿明治安田生命ホールで開催された「第30回 宇宙科学講演と映画の会」に行ってきた。




生憎、整理券は捌けてしまったらしく、ロビーに設置された大型テレビでの視聴になったのだが、大満足。
今回の講演会のもようはネット中継もされていたらしい。


開演前、ロビーでイケメンの人を目撃!どこかで見たことがあるなあと思ってよく見てみたら宇宙航空研究開発機構(JAXA) 宇宙科学研究所の阪本成一さんであった。前、テレビで観たことがある(2010年09月23日 「部屋とハンカチと…はやぶさ」)。あのときも「かっこいいなあ」と思っていたのだが、実物は遥かに素敵であった。今回の講演会の司会をもされていた。


「金星への帰還」(中村正人(宇宙科学研究所 教授))
金星の概要、あかつきのこと。あかつきに搭載されてある5台のカメラが撮影した写真など非常に興味深く拝見した。



「「はやぶさ」が挑んだ人類初の往復の宇宙飛行、その7年間の歩み」(川口淳一郎(宇宙科学研究所 教授))
柔らかい声が耳に心地よかった。
「はやぶさの川口です。本物です」
という自己紹介で会場、爆笑。
はやぶさの出発からイトカワへの着地、地球帰還、カプセル回収までを分かりやすく説明してくださった。所々、ユーモアを取り入れて笑いを取っていた。
「2位じゃダメなんです!」
とか(会場、拍手)。
「隼」っていう漢字が、はやぶさに似ていると力説、とか。(この部分がソーラーで…と、はやぶさの部位と比較していた)

言葉の端々にはやぶさへの愛がこもっていた。
彼は紛れもなく、はやぶさの父親なのだと改めて思った。
著書「はやぶさ、そうまでして君は」に書いてあったことと同じようなことを話していたのだが、生の声で聞くと余計にグッとくる。ちょっと涙目になってしまった。

最後に川口先生が言っていた、
「高い塔を立ててみなければ新しい水平線は見えてこない」
という名言は強く心に響いた。



映画:The ROVER 今、宇宙は、探査ロボットの時代へ!
ローバーとは探査車のこと。地を這ってその星の探査をするのである。
はやぶさプロジェクトは小型ローバーが搭載されていた。ミネルバだ。
遠く離れた過酷な環境で誰にも頼らずにフィールドワークをするなんて、私の精神力では耐えられない。すげー、ローバー。
映像が綺麗だった。


はやぶさオフ会開催中とおぼしき青年たちが「隼」と書かれたTシャツを召している姿を見るのもいとおかし。
「非常食にしようかしら」と、宇宙食のアイスを買いだめするオバチャンも微笑ましい。
私の隣に座っていた母子。知っている単語が出てくると娘は母親を見上げる。母親はそっと見つめ返す。いいな、こういう親子関係。親子で宇宙の話ができるなんて凄く素敵だと思う。

天気が悪くてがっかりな土曜日。
でも最高に素敵な一日だった。

お土産にクリアファイルとはやぶさのパンフレットをいただいた。
嬉しい。


はやぶさ関連の本を2冊購入。
どちらも写真がたくさん載っている。
グラビア誌に食い入るように見る男子中学生のように見てしまう…。
やっぱり大好き。はやぶさ君。



ぷらぷらお買いもの

2011年04月09日 21時51分36秒 | Weblog
新宿を散策。お買いもの。
非実用的なものばかりを売っている雑貨店などに入り、ぷらぷらした。


デパートで春らしいワンピースを購入。
シフォン素材でできた花柄全開のものである。
試着の際、鏡に映った首より上をあえて見ないようにした…。
買う気満々の気持ちに自ら水を差すことはない。

来月半ば、肉食系男子との合コンが予定されている。
そのことが無意識に働き、私をこのワンピースへの購入にいたらしめたのだろう。
(って、なんでいちいち言い訳がましくなってしまうんだ?素直に「花柄大好き♪三十路だけれども、まだまだ大丈夫DAYONE~♪」と言えばいいのに)

初夏の夜。
このワンピを着用した私は、楽しい夜を過ごすのだ!
でも千鳥足で帰宅したあとは、ラクな普段着に着替え、パソコンを立ち上げて合コンの様子をこのブログにコソコソと書きこむんだろう。きっと。
こんなんだからロマンスの神様は「こいつはこれで幸せなんだな」と殿方をあてがわないんだろう。


新しいパンプスも購入。
ヒールの高さのちょうど良さ、シンプルっぷり、Pittyは私好みの靴が多い。


疲れたので喫茶店で一服。
無性に甘いものが食べたくなったので、モンブランを注文。
美味しい。
コーヒー飲んでダバダ~♪




地震以降、塞ぎこんでいた気持ちが少し寛解した。
ぷらぷらお買いもの、良い気分転換になった。


春の嵐

2011年04月08日 23時53分01秒 | Weblog
やっとこさ金曜日。
今週は気候がようやく春らしくなり、過ごしやすかった。
しかし、今日は一日中風が強くて、湿気と埃がウザかった。

そういえば、昨夜も大きな地震があった。洗髪中だったのだが、「ああ、またかー」といった感じで割と落ち着いていた。それよりも、翌朝の電車の運行状況が心配だった。地震による電車の遅延や運行停止で出勤できないと、勝手に有給休暇を使用されるんである。困ってしまう…。余震は怖くなかったが、電車のことが気になり、早朝に何度か起きてしまった。この件を含め、震災後、会社の文化も少し変わった。今後、更なる文化革命が予想される。私はちゃんと順応できるのだろうか。


朝、
「ちょっとイイデスカ」
と、●●●ィ~(部長)に呼び出された。手帳持参で彼に付いていく。社長室に40分間の監禁。半期に一度の面談である。

部内で産休を取得する予定の人がいる。彼女の分の仕事が回ってくるけれど、よろしく~とのこと。
「もう忙しくて手が回らないっていう程じゃないんでしょ?手を抜くとこは抜いちゃっていいからさー」
とも言われた。

それって難しい…。
「全力で取り組んで完璧にしろ」と言われるのよりも遥かに困難だ。
手を抜きつつミスを出さないようにする…これはどうやったらいいんだろう。

次に、3月11日の地震発生から帰宅までのことを報告。
あと喫煙時代の彼の煙草ヒストリーについてを聞いた。ニューヨークに留学をしていた頃、彼は20階に住んでいたそうだ。煙草を買いに態々下へ降りていくのが面倒だったらしく、灰皿を漁り、しけもくを吸っていた。気持ちは分かるけれども、私だったら買いに降りていくなあ…。そんな彼も禁煙を経て、今では数年に1本しか吸わない。

他にも矢継ぎ早に質問されて、頭をフル回転。

しおしおのパァ~で席に帰還。朝から一日分のパワーを使いきった感じ。
そんな私に
「~の数も調べてまとめておいてクダサイ」
と指示する●●●ィ~。
残業して、なんとか形にした。


明日から2連休。
疲れた体をゆっくり休ませよう。